ジウ 2 (中公文庫 ほ 17-2)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 4808
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051065

作品紹介・あらすじ

連続児童誘拐事件の黒幕・ジウを威信にかけて追う警視庁。実行犯の取り調べを続ける東警部補と門倉巡査は、"新世界秩序"という巨大な闇の存在に気づき、更なる事件の予兆に戦慄する。一方、特進を果たした伊崎巡査部長は特殊急襲部隊を離れ、所轄に異動したが、そこにも不気味な影が迫っていた。

感想・レビュー・書評

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  • 「ジウ」シリーズ第2弾!
    グロいっす!
    エグいっす!
    何か、その辺の石ころ蹴るみたいに、簡単に人を殺す…
    怖い!こんな考えで、新世界作られたら困る…
    こっち側の人になるのは嫌や〜
    ジウが、どんな生き方をしてきたか知らんし、パトロンになるんかな…宮地って人も何という凄い生き方しとんねん。
    確かに、こんなコトしてたら、命は軽いって思う。
    頑張って、警察は、捜査し、SATも任務を遂行するけど…
    あっさり、ドカーンやもんな。
    こんなのに、警察だけでどうにかなるん?って感じ。

    更に、こっち側に基子もなってしまうのか…
    何か、主人公2人の分かり合える日が来るような気がせんけど、やはり、Ⅲは読んでしまうやろな。
    読まざるを得んな…(^_^)v

  • 早速、次を読みたくなった。伊崎基子、門倉美咲、東ととてもキャラが立っていて面白い。大体Ⅱは盛り下がるパターンが多いが、本作品はそんな事はない。
    ジウのキャラも少し見えてきたとこで、Ⅱはおしまい。
    星3.5と言ったところかな。

  • H30.2.26 読了。

    ・面白い。
     3巻目に続くと思われる伏線。ジウの正体。ミヤジと呼ばれる男の過去から現在に至るまでなどなど。1巻に比べればやや退屈な感じはしたが、3巻への期待を膨らませつつ。

  • 4.5
    読みやすいですね、
    武士道の時も思いましたが、女性視点のセリフとか言い回し、考え方がすんなり入ってきます。
    どのキャラも個性があって面白いですね、登場人物が多いですが何故か覚えやすい。



  • シリーズ二作目。
    一作目を読んでから、大分間を開けてしまったが、読み進めるうちに、すぐに前作の情景を思い出した。
    連続児童誘拐事件の黒幕ジウを警察の威信にかけ追う警視庁。ジウを除く実行犯の取り調べをする中、〈新世界秩序〉という巨大な闇の存在に気付き、更なる事件の予兆に戦慄する。
    人は何故、人を殺してはならないのか?社会秩序を保つためだから。果たしてそうなのか?
    何故、サラリーマンはネクタイをしめるのか?皆がそうしてるから?しめている方が、身嗜みが整っているように見えるから?何の機能性もない布切れを首にまいて。実はそれはもっと違う大きな力を持つ者達のバイアスがかかっているのでは。そうすることで一部の者のみが利益を享受し、自らの位置を安全に堅固としているのでは。
    そう、当たり前だと思っている事象が、実は見えざる者によってコントロールされている世界。
    その事実に目覚め始めたジウチルドレンが増殖し...

    次作へ。
    速度感が落ちずに走り続ける誉田氏の筆力は凄まじいな。

  • 新たな価値観を共有する者達が現れた。どう動く?

  • おいおいどーなってるんだ‼︎異常事態多発

    ジウがジウになっていく過程 それを育てる?援助する者の生い立ち
    基子が破滅に向かって行きそうな序調
    まだまだこれからのお話のイントロに過ぎないのかもしれないのに、この迫力。
    怖いほど面白いです。

  • まぁ次から次へと死んでいく(°_°)
    ミヤジに洗脳された人がどこにどんな形で関わってくるか…誰も信じられない。

    ジウの最後が気になるので次行ってみよう!

  • Ⅰと比較すると、かなりおどろおどろしい描写が盛り込まれており、読者を選びそうな一冊かなと思いました。
    また、事前にⅢまでシリーズが続いていることは知っていたので、最後まで読み切りたいと思います。

  • ジウシリーズの続編

    前作、
    東と美咲が捜査中のアジトで偶然遭遇した葛西の少女誘拐事件は、少女の救出には成功したものの、基子が身も心も通わせたSAT隊員・雨宮崇史を喪うという余りにも大きな代償を支払うことに…

    さらに、雨宮の殉職から目を逸らしたい上層部の思惑で、写真入りの実名報道が世に出た基子は警視監・太田への談判で特進し、巡査部長となり上野署へ移動となる。

    一転…
    物語は一人の少年が新潟県の貧しい集落で、シャブとセックスに塗れた極めて歪な環境の中で育って行く回想へとシフトする。
    その少年は、やがて想像を絶するモンスターへと成長して行くのだった。


    上野署で交通捜査係に配属になった基子は、マスコミの取材攻勢に遭い轢き逃げ事件の捜査から外れる。
    すると、基子の記事を書いたライター・木原毅が強引な接触を図り、一連の事件の繋がりとジウという少年の存在を教え、その捜索への協力を要請する。

    一方、葛西の事件で雨宮を射殺した犯人、元・自衛隊員の竹内の取り調べにあたる美咲は、その動機の片鱗さえ掴めずにいたが、ケガから復帰した東の尋問で、竹内とジウとの遭遇に、やはり元自衛隊員でシャブの売人でもあった西尾克彦という男が絡んでいることを聞き出し、さらにその根底にある「新世界秩序」という思想の存在が明らかになるのだった。
    そして竹内は、宇多川という大学教授を当たれと言い残し留置場の便器で自殺してしまう。

    すると数日後、西大井駅前の信金で人質篭城が発生し、犯人は竹内が語っていた元自衛官・西尾克彦である事が判明する。

    篭城事件に並行し宇多川を訪ねた美咲らは、宇多川の娘・舞がジウ一味に誘拐されていた事実を突き止める。
    さらに…開放以来、舞が別人のようになっている事も…

    同じ頃…
    木原と共に歌舞伎町でジウを捜索していた基子は、ついに捕捉し追跡、念願とも言える対戦を果たすが、ジウのナイフによる変則攻撃の前に敗北…囚われの身となり、繋がれた状態の自分を襲う三人の人間を殺してしまう。
    そして、ミヤジと名乗る男から新世界秩序という組織の存在と、雨宮崇史がその一員であった事を告げられ、さらに雨宮にしか話した事のない自分の秘密を知られている事に愕然とする。

    突然、覚えのない人物から電話で基子の身柄引き取りを告げられた美咲は、単身新宿へと向かうがそこには意識朦朧とし、人格の変貌した基子が…

    一方、西大井の現場では、
    一切の反応を示さない犯人に対し、強硬突入を決行したのだが、その刹那…

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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