蝕罪 (中公文庫 と 25-15 警視庁失踪課・高城賢吾)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051164

感想・レビュー・書評

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  • 警視庁失踪課という表向きのコミュニケーションのために作られた部署に過去の出来事からアルコール依存症になり一線から離れた刑事が配属される。婚約者が行方不明になったという疾走事件?案件?を追いかけるうちに…。これはシリーズを読まねば。

  • 行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課ー実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが…。

  • 結婚を控えた男性が忽然と姿を消した。彼は就職に失敗した後、空白の一年間があった…。
    長く続いているシリーズの一作目。酒浸りで髭すら剃らない主人公は自堕落に感じられますが 諸々の事情を知れば、そうなるのも仕方ないとしか言えません。
    心の奥底にあるものは枯れていない、仕事と向き合う事で立ち直っていくのだろう。完結しているようなので、最後まで読めば一番の懸念が解決されるのかな。本筋よりむしろそちらが気になる。

  • すげー地味だけど、話の店舗がよくて面白い。
    意外とあとを引いて、ズルズルと読み続けてしまう。
    そんでもって、続きが気になって止められない。
    話の運びがうまいなぁ。

    TV放映されたみたいだからTV版も見てみたいと思た。

  • 高城賢吾。鳴沢了とはまた違った刑事だ。鳴沢了には、読み始めて早い段階で惚れてしまいそうになったけど、果たして高城は??まぁ、まだシリーズ一作目ですから、今後に期待します。
    失踪課室長の阿比留真弓、この女性のイメージは 天海祐希さんっぽくて好きです。

  • また新たなシリーズに手を出してしまったが面白かったね。設定も人物造形もいい。

  • 4.0 初めての堂場瞬一。期待通りの面白さ。新たな読みたいシリーズが見つかりました。

  • 失踪者を探すだけの花の無い部署に配属された、アル中刑事。失踪者を探すはずが、物語は想定外の流れになり、事件を追う事に。

  • 面白かった。主人公の引きずる影がだんだん明らかになるのも良かったし、ツンデレかなと思えばいつまで経ってもデレない相棒女性刑事も良かった。それと対比すると失踪課の同僚がその他大勢すぎるほどに。失踪から始まって事件に繋がるのはなかなかおもしろかったけど、ちょっと都合いいなって思った。特にお金落としたお婆さん。でも全体的には満足で、続編読みます。

  • 失踪人を探す警察官のハナシ。シリーズ一作目。
    主人公は娘が失踪し、離婚もして酒に溺れていた刑事。失踪人課に異動してきたところから物語ははじまる。
    ストーリー展開は早くはないけど、捜査の進む感じも見事で読んでいて面白かった。
    福助の部署にまたがる事件の真相が明らかになっていくところなど、いいです。
    続きも読みたい。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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