ジウ 3 (中公文庫 ほ 17-3)

著者 :
  • 中央公論新社
3.76
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感想 : 408
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  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051188

作品紹介・あらすじ

新宿東口で街頭演説中の総理大臣を標的としたテロが発生。大混乱の中、伊崎基子らSAT隊員が総理の身柄を確保し、警察上層部は安堵する。だがそれは、さらなる悪夢の始まりに過ぎなかった。"新世界秩序"を唱えるミヤジと象徴の如く佇むジウ。彼らの狙いは何なのか?そして美咲と基子は-!?シリーズ完結篇。

感想・レビュー・書評

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  • まるで「ニューヨーク1997」やん!
    (続編というかリメイク作品「エスケープ・フロム・L.A」が、Netflixで配信中!)
    それのリトル版みたい!

    しかし、歌舞伎町をそんな事しても、そんな事ずっとは続けられんし…
    現状で、一部の人らだけ、ええ思いをして…の世界を今まで虐げられた人らの世界にする為、全てをリセットか…
    確かに賛同する人らもおるかもしれんけど…
    なかなか、非現実な感じ…
    こんな街のど真ん中でやらんと、どっかの秘境でやったらええんちゃうの?とは思う。

    ジウの動機的なものは、悲しいけど…ここまで、してしまうと、もう、同情レベルではないしね。
    ミヤジも狂ってるけど、まだまだ、同じ思いの人が…

    このシリーズ、まだ続くし、既に手元に何冊かあるけど、こんな人らが、増加中なんかな…
    まだまだ楽しもう〜!

    血ドバドバでした〜(^_^)v

  • 舞台が歌舞伎町なのが臨場感沸きます。色んな愛がありますよね。→国境事変へ

  • シリーズ最終話。前作で出てきた新世界思想だが、最後まで読んでも良く理解出来ない。歌舞伎町を封鎖して別世界ができるだろうか。ジウは破綻を最初から望んで話しを進めたようにも思う。
    ただ歌舞伎町戦争とでも呼ぶようなスケールの闘いの臨場感が凄かった。どのように解決するのかと思っていたら、地味な門倉が意外な行動。それと伏線回収となる警察内部の汚染による協力者の追求と逮捕。ジウが伊崎を殺さなかったのも、伊崎と雨宮の関係だったかも、とか色々考えてしまう。
    このシリーズは殺しやレイプなど読むに堪えない表現も散見されるが、最後はどのような結末を迎えるのだろうか、との期待感であっという間に読み切ってしまった。

  • 北風と太陽。

    被疑者に向き合う姿勢・行動が正反対の2人の女性警察官を巧みに描いたハードボイルド。全三巻。

    斃すか斃されるかしか考えない伊崎基子と、自分にケガをさせた被疑者の気持ち、経緯さえ共感しようとする門倉美咲。

    この2人の心の中の対比が、本編の展開とともに非常に読み応えがあり、楽しかった。

    ただ、〝闘争願望”と上司に恋心を抱く〝お花畑”のような相容れない心理が交互に描写されるため、
    読んでいて、取り残されそうな気持ちになることもあった。

    【冒頭・プロローグのみ】
    ①第一巻
    誘拐事件が発生。何度も身代金の受け渡し場所を変更する犯人。その度に密かに追尾する刑事の人数は減っていく。何度目かの場所で、受け渡し役の母親が見つけたものは••••。

    ②第二巻
    (プロローグ1)
    誘拐拉致され、男たちに襲われる少女。そこにもう一人の仲間が入ってきて••••。
    (プロローグ2)
    社会から隔絶され、同居する数人としか交流がない少年時代。そんな男の手記が唐突に綴られる。

    ③第三巻
    数日前に起きた信用金庫の大爆発。中にいた立てこもり犯人も人質も職員も、近くにいた警察関係者も即死だった。同僚を喪ったその光景をホゾを噛む思いで何度も頭に浮かべる警部補の東。

    見どころ、記憶に残る場面はたくさんあるが、〝ハードボイルド”なので、小説として割り切って楽しめる方でないと、オススメできないかな。

    実は僕も、第二巻では阪神大震災の後のあの団体を思い出し、
    第三巻では「そこまで行ってしまうんかい!」とツッコんでしまったクチ。

    でも、構成がしっかりしていたので、読んで良かった。

    紹介してくれたツッチー、ありがとう。

  • H30.3.2 読了。

    ・歌舞伎町を舞台としたスケールの大きな事件。政治家も警察も巻き込まれていく。アクションシーン、潜入などもあり、とても面白い。
    ・他の方も感想に書かれていたが、第六章、終章は感動的で目が離せない描写が多く、面白かった。
    ・『ジウ』の続編も読んでみたい。

    • hs19501112さん
      誉田哲也好き の予備軍な方を見つけるとうれしくなって・・・ついついコメントしてしまいます。

      続編あるなら読みたい!という気になりますよ...
      誉田哲也好き の予備軍な方を見つけるとうれしくなって・・・ついついコメントしてしまいます。

      続編あるなら読みたい!という気になりますよね、たしかに。

      「歌舞伎町セブン」、ぜひ読んでみてください。

      それと・・・、誉田さんのもう一つの人気シリーズ
      「ストロベリーナイト」も、全力でおすすめします。
      2018/03/09
  • ジウ2を読み終えた後に時間が経ったので、Book-off捜査を諦め購入。悪い意味でどえりゃ~展開⤵️歌舞伎町の事件が想定を超えるド派手さにしては犯人の準備不足・短絡的な犯行(新世界を造るために総理大臣を拉致)。基子のパーソナリティに統一性がなく混乱。また、中途半端な警察官僚の悪役の登場で残念な幕引き。物語の落としどころは、利憲君に「ジウは壮絶な境遇だったんだよ~♡」と伝えたこと?結局、ジウの目的は何で、基子はどうしたかったのかメッセージが全く伝わらず。この寂寥感、どうすればいいんだ!誉田さん。。。

  • ジウの最期がどうなるのか見届けるため読みましたが

    やっぱり2人共好きになれなかった(*´-`)
    美咲の東への心の声が多すぎる笑
    あれでハラハラドキドキが半減してしまうじゃないか

    歌舞伎町封鎖の総理拉致の殺し合い…
    ストーリー面白いに決まってます_φ(・_・

    主人公に感情移入できないのに既に3冊既読
    そして次も読む…こんな事初めてです(°_°)

    ある意味まんまとジウシリーズにハマったのですね笑

  • なんか、風呂敷広くて
    こんなのおさまるのか?ってハラハラ



  • シリーズ完結。
    1km四方の歌舞伎町を隔離し、その上空を含め治外法権を要求。新世界秩序という独立国家樹立を企て、総理大臣を標的としたテロが発生。
    シリーズ一作目からの伏線が全て回収される。

    なんというか、やるせない。読了感は一応すっきりはするっちゃするが。
    ジウが...中国からの密入国者として日本に来るものの、両親は強制送還され、小学生にも未たず、言葉も分からず、一人孤独に歌舞伎町で生き抜き、歪んだ人間が出来上がる。
    ただ一つの言葉を忘れずに「我在這里」
    愛を知らず、愛を求め続け、その最期。

    そういえば、かつて、合法的な麻薬経済特区ってのを作ると凄まじい経済効果が得られるなんて論文を書いたアメリカの学生がいたな。

    日本国内に治外法権の独立国家というのは些か突飛かとも思ったが、危機管理意識の低い日本人にはこれくらいが想像しやすいかもしれんな。
    日本ってクーデターっておきないよな。従順なのか、和をもって尊しと成してるのか。

  • I、II に続いて読んだ。だんだんと私が飽きてきたのか読み進めるペースが低下。話も何か展開が悪い感じが。この巻はじめの戦闘部分は、よかったんだけどなぁ。でも、シリーズを通して全体的に満足のいく小説でした。

  • 4.5
    いやー面白かった。
    結構ボリュームありましたが、飽きずに読めました。
    エンディングもまぁ好きな感じです。
    恋愛ネタをあまり前面に出しすぎず、軽く使っているあたり好きですね。

  • 2019/1/30読了。
    もはや警察小説ではなく、エンターテイメント、と言った方が良いかも。
    目まぐるしく、賑やかに、ストーリーが展開されていき、ページを繰る手が止まらない。
    いろいろな点で、???と思うところはあるけれど、それを補って余りある楽しさと読み応え。
    素子がこれからどこへ行くのか…それが気になる。

  • 今ひとつ突き抜け切れていない印象。ハリウッド映画ばりの派手なストーリーや裏で蠢く陰謀などのベタな展開は自分好みのはずなんですが、色んなところが中途半端な気がしてなりません。特に気になるのは“ジウ”が描き切れていないこと。魅力的な人物造詣だとは思うんですが、もっと深く掘り下げるのも有りだったんじゃないでしょうか。主役の基子だけが浮き上がってしまって、物語全体の奥行きが足りない感じ。話しの流れや場面場面の状況を描写するディテールはリアルで面白いだけに、ちょっと残念ですが、今後の楽しみな作家さんです。ひょっとしたら稀代のエンターティナーになるかも知れません。

    • よつばさん
      も~!すごい同感です!!私もジウの描き方が物足りなかった。評判が良かっただけに残念ですね。
      も~!すごい同感です!!私もジウの描き方が物足りなかった。評判が良かっただけに残念ですね。
      2010/01/28
  • Ⅰ・Ⅱが面白かったので期待していたが、グダクダどうでも良い事の連続で、
    期待ハズレ。残念!

  • 終わったようで終わらない話が続き、文庫で3冊……。
    長かった……。

    最後には基子が正気に戻ってくれて良かった。
    間に姫川玲子を1冊挟んだけど、ジウの方が圧倒的に読みにくい。
    (そもそも、光文社文庫は中公文庫に比べて文字のQ数が1.5倍くらいあった。)
    主人公の女性2人、どっちにも共感できないのも辛い。

  • 「ジウ」3巻、読了。「西大井信金立てこもり事件」の後、東と門倉の前に現れた男。新宿東口で街頭演説者の警備にあたる伊崎。徐々に迫り来る闇の力。テロを境に混沌する歌舞伎町でジウが動き出す。。シリーズ完結編。途中、新世界秩序を象徴するような無茶苦茶な展開だったが、後半になって一気に物語が動き出す。ミヤジとジウ、東と門倉、そして伊崎の言動に惹き付けられ、あっという間に終章でした。

  • いやー面白かった!我慢できずに読み切ってしまいましたが、最後まで展開が読めずハラハラしました。しかし、ますます歌舞伎町が嫌いになりそー。

  • ほう。そう来ましたか。

    伊崎がミヤジに心酔してしまったのかの理由は微妙に弱い気もしますが、門倉・東コンビと同様、根底には『愛』があったのかなとも思います。

    警察小説ではあるのですが、ジウサーガの中で特にこのジウ3は、その世界観が警察小説の範疇を超えているような気もします。特に、姫川玲子シリーズにも出てくる和田一課長などの存在が、その違和感を強めているのかも。姫川玲子シリーズも正統派とは言い難いかもしれませんが、比較的には正統派に近い系列の警察小説。それが、こんなド派手な話には結びつかないんですよね。

    描かれているのは、中々怖い話でもあるんですが、その事件を追う門倉・東コンビがなんともコミカル。一服の清涼剤?になりました(笑)


  • 1〜3まで一気読み。
    最後までジウ1人が圧倒的な悪かと思いきやミヤジが出てきて警察の中にも悪い奴がいて面白かった。
    歌舞伎町がぐちゃぐちゃになった時はかなりグロい場面もあってドキドキした。
    美咲と東の関係も面白かったし、基子と美咲の最後はとてもいい結末だった。

    警察小説の中ではかなり読みやすい印象。

  • どうしてこんなことに…という思いが止まらないまま読み続けた。爽やかに終わっても、素直によかったねとは思えなかった。

  • 姫川玲子シリーズとジウシリーズがコラボした小説が出版されてはや数年…
    ジウシリーズ一欠片も読んだことないよ…でもどうせ読むならそっちの世界観も知っておきたい…ルージュノワール早く読みたい…でも先にジウシリーズ読まなきゃ…と思い続け…
    この度、重い腰を上げてようやくジウシリーズを読み始めました…ふぅ…姫川主任のためだとはいえ、しんどいわ…と、思っていたのは1巻までで、2巻からめちゃめちゃ面白くなって一気読みしました。

    特にミヤジの存在がじわじわと、闇の中から少しずつ輪郭がはっきりしてくるような構成がとても面白かったし、わくわくしました。
    美咲の立ち位置や立ち回り方は、登場から最後まで意外性は特になく、安定感がありましたが、基子の変遷には少し驚きました。何だかんだと正義を貫くキャラクターなのだと思っていたら、まさかの闇落ち。
    一見か弱い美咲と、一見逞しい基子ですが、突き詰めていけば脆くて弱いのは基子で、雑草魂のあるのが美咲だったんだなと思います。美咲はすごいよ、あんなに大変な事件の最中で、仕事の話してるときに東主任に恋愛モードバリバリだからね…
    やっぱり私には姫川主任が至高だ…

    このシリーズがこれからどう展開していくのか、すごく楽しみ、早くコラボシリーズに追いつきたい。
    こんなに先を読むのが楽しみな読書は久しぶりです。

  • 怒涛の展開すぎて自分の中で消化しきれていない部分がありますが、面白かったです。最後のほうの、東主任が美咲を助けるところの名前云々のくだりが、私はちょっと気持ち悪いと思ってしまいました。そんなに無理に男女の関係に持っていかなくていいのに…

  • *Ⅰ~Ⅲ、まとめての感想。

    ドラマ化をきっかけに職場のひとに借りて読む。
    私にしてはなかなか速いスピードで一気に読むことができた。
    思っていたよりもライトな読み心地。
    心配していた痛い描写については多々出過ぎて途中から慣れてしまうというか…良くも悪くも効果?が半減されてしまった感がある。
    『ストロベリーナイト』はドラマしか知らないけれど、『ジウ』と似た雰囲気を感じる。
    物語の流れや設定?に。

    しばらく痛い描写のある小説はいいかも…1~3巻までみっちりだったので、読み終えて3日ほど過ぎた現在、怖い夢なんぞ見てしまう…読んでいる間は慣れたけれど、やっぱり無いにこしたことはない、苦手は苦手。

    *****

    さて、物語。
    警視庁特殊犯捜査係、通称SITに属する、門倉美咲と伊崎基子。
    歳もひとつしか変わらないが、好対照な2人の女刑事。
    武闘派な基子と女性らしさあふれる美咲。
    美咲はなんだかんだと基子が気になって仕方が無い様子だけれど、基子は突き飛ばしこそしないものの態度で無関心を示している感じ。

    ある日起きた1件の事件、それが未解決の児童誘拐事件とつながりを持っていることが発覚。
    事件の裏にいる中国人少年、ジウを捜すのだが…。
    お話が進むにつれ、どんどんスケールも大きくなり、駆け抜けていく。

    美咲や基子の2人がメインなんだけれど、その2人が一番現実離れしていたような。
    不思議な2人。
    基子に関しては、弱者をいたぶるような真似をする奴を成敗!ならスカッとするはずが、やり過ぎ!も目立ち、部署が変わってすぐの事件については本当なら同性として、やった!となるはずが、ギャー!とびびる。

    物語の中盤に出てくる<新世界秩序>とは何なのか??
    基子と美咲、2人が事件に、そして、ジウへと迫っていく過程、結末。
    <新世界秩序>、不気味でした。
    潜在意識のように眠っているのか、そういった奥底から目覚めてしまうものは本当に恐ろしい。

    美咲もラスト、頑張りました。
    基子は一体どうなってしまうのか??
    うーん。
    そして、もう1人の主人公でもある、ジウ。
    彼の壮絶な生い立ち、そして、彼が事件を起こす理由…けして彼のやり方を肯定しないけれど、美咲同様、少し切なかった。

    警察小説、というよりはアクション小説、が私の中ではぴったりくるかな。
    勿論、本庁と所轄の確執なども描かれているので、警察小説としても十分楽しい。

  • 面白かった 2人の女性がそれぞれ違う道を進み最後分かり合えたと思う ただ、ジウには少しは同情してしまうところがあった 素子のお腹の中の子供とか東との恋愛とか話が続くのかな?

  • 圧巻の3部作。読み終えちゃいました。クライマックスは手に汗握って読み進めました。基子に美咲の言葉が届いて良かった。ジウを思い涙し、利憲くんに、その思いを伝える美咲も素晴らしかった。美咲を助けにいく東刑事もかっこよかったな。基子率いる、SATのメンバーがミヤジと通じているとわかった場面鳥肌だったな。血なまぐさいシーンも多いけど、日常のふとした瞬間を、ときに、ふいっと入れてくるあたりが物語にきらりと光りを与えてくれました。美咲が東と一緒に食事をするシーンとか(同じものを食べるというのは良いものだ)美咲が東に付き添わせて(勤務中に)パンプスを買い換えるシーン、そして事件の終わり、終盤で美咲を救った東がそのパンプスを見て一緒に買いに行ったことを、想い出すシーン。数え切れない程細かに記憶に残る場面が多く、しばらく余韻に浸っちゃいそうです。

  • 1〜3通してのレビューです。
    ていうかこれはミステリ?なのか?

    黒木メイサと多部未華子を思い浮かべながら読みました。
    姫川玲子シリーズと比べてかなりハードな印象。
    あっちもそれなりにグロいけど、こっちの方が更にグロい。性的描写も多い。

    基子にはあまり感情移入できなかったけど、かといって美咲になら出来るかというとそうでもなく。
    姫川玲子には結構出来るんだけどなぁ。
    まぁ二つのシリーズは性質が違うということでしょう。

    ストーリーはかなりハラハラした。
    「新世界秩序」はなんだかマユツバだなぁと思った(概念的にも難しかった)。ジウとの関連もなんとも言えない感じだし…
    でも基子が新世界秩序に引っ張られていくところはすごく自然に読めました。

    シリーズものによくあるように、一巻が一番面白かった。
    ハードな話なので、東と美咲の恋愛っぽい話が箸休め的に入ってるのもかもしれないけど、私的には冗長に感じました。無くてよかったと思う。

  • 【三部作のレビュー】
    日本で革命は起こせるのか?

    この日本に新世界を作り出すことは出来るのか?もはや警察小説の枠を超えている。楡周平の「クーデター」と異なるクーデターのアプローチ。突飛な印象もあるが、きちんとした状況説明とスピード感がそれを補ってリアリティを与えている。主要人物の背景が凄まじい。欲を言えば、ラストはもう少し丁寧に書いても良かったかな。

    当時まだブラックボックスだったSATに触れているあたり、筆者の取材力に驚きを隠しえない。

  • シリーズ最終話。
    今回は街頭演説に来た総理大臣を拉致するというテロが発生。
    その事件には、伊崎とSATが関わっていた。
    そして、その後はどんどんと悪い事態に陥っていく。
    新世界とは?…あまりにも酷く恐ろしいものだった。
    美咲も伊崎を救えるのか?

    2018.10.4

  • 黒幕、特に警察側を各々が調べていくところは良かったのに、テロ?の規模・内容が非現実すぎて なんだかなぁ。 基子の目覚めの早さと、ジウってこんなだった?な、急展開。「尻尾切り」は分かるけど利用される方も馬鹿じゃ無いんだから・・。

  • はちゃめちゃ。で、面白かったし、
    素直に感動もした。ちょっと臭いけど。
    ジウの動機に関しては、
    なるほどと頷けなかった。

    でも、とある人物に抱いた悪感情が消えたのは良かった。笑

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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