- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122051461
感想・レビュー・書評
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自己正当化と承認欲求が非常に高い主人公を取り巻く、家族とのドタバタ劇。主人公に共感できなくなっていれば、もう若くは無いという事だ。
後半に行くに連れて話が尻すぼみになった感は否めない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
平凡だけど個人レベルではドラマチックな出来事もたまに起こる日々。次女が作中で書く小説が、入れ子のように家族の平凡な日々を記録する。外から眺めた時に、あれが懐かしいとかあれが転機だったとかもう戻れないとか初めて分かるものなんだろう。一歩離れたクールな視点で、誰にも感情移入させず、作品、作風自体の価値を作者が問いかけているようでもある不思議な小説だった。
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中原中也じゃないけれど、
お休みの日、一人昼まで寝坊して、おきたらだ~~れもいなかった。何だか、そんな日のせつなさを思い出す。
昭和の縁側やら、ガラス戸やら、そんなものが妙に懐かしいのだ。 -
商店街の酒屋家族が、四女 里々子目線で書かれている。
思春期にある新しい生活と別れ。
当時自分もこのまま家族が続くと思っていた。いつかみんな大人になりバラバラになる。読んでいて懐かしい気持ちにさせられる一冊。 -
家族に対してこういう見方をするのは、末っ子ならではないかなと思う。
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女姉妹の物語。変わらない家族と変わっていく家族。男兄弟しかいない自分だが、なんとなくそんな感じかなのかな〜と思いながら読み進めました。普通ってなんなんだろか。
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ほっこりする家族のお話。
最初から最後まで特に大きな波もなく進んでいく。
慌ただしい谷島家の日常が微笑ましかった。 -
家族のちょっした賑やかな日常生活。テンポがあって面白い!
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図書館で借りて。角田光代さんは何となく合わないようなイメージがあって敬遠してたけど、結構良かった。四姉妹の関係とか、微妙な異性関係とか。
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普通の家族の普通の生活が、少しのことで、変化していったり、
あるいは そのままだったり。
お父さんの言動が妙に泣かせた。
ほんとうに一つの家族の日常を見ているよう。