儒教三千年 (中公文庫 ち 3-52)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051485

感想・レビュー・書評

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  • 儒教のことを学びたかったので読んだ。
    わかったようなわからなかったような……。

    天と地、祖先を祀り、恥じぬ生き方
    わりと漠然とした心のあり方?
    だけど受験科目になったり、礼を重視したりして人を縛ってる

    日本はいいとこ取りしたっぽい

  • 儒教=論語=孔子と、単純に捉えていたが、そんなものじゃないんですね。

  • 儒教という言葉は嫌いだ。儒学、儒が宗教的になり、封建制度を支えるバックボーンとなって(日本でも徳川時代の武士の学問)、本来の孔子の教えとは違ってきている。この本に書かれている儒の歴史は儒の中にもそういった体制に取り込まれた儒を批判する動きもある事が詳しく書かれている。最後にプリンストン大学の余英時教授の言葉が印象的だった。現代儒学を「遊魂」と表現している。「西方の勢力に解体され儒学は死体から解放された。」今自由になった儒は本来の姿に戻って今の時代によみがえってきているのではないかと思う。

著者プロフィール

1924年-2015年。神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語部を卒業し、終戦まで同校西南亜細亜語研究所助手を務める。61年、『枯草の根』によって江戸川乱歩賞を受賞し、作家活動に入る。その後、93年、朝日賞、95年には日本芸術院賞を受賞する。主な著書に『青玉獅子香炉』(直木賞)、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』(日本推理作家協会賞)、『実録アヘン戦争』(毎日出版文化賞)、『敦煌の旅』(大佛次郎賞)、『茶事遍路』(読売文学賞)、『諸葛孔明』(吉川英治文学賞)、『中国の歴史』(全15巻)などがある。

「2018年 『方壺園 ミステリ短篇傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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