世界の歴史 3 古代インドの文明と社会 (中公文庫 S 22-3)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 78
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051706

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    中公文庫世界の歴史シリーズ3巻目は古代インド。インドは古代の文書が中国と比較するとほぼ残っていないと言われ、ハッキリと分かっていることは少ない。結果としてキングダムのような作品化するほどハッキリしたエピソードは乏しいが、それでも文明が発達していたのは間違いないし、興味深いポイントも多々ある。
    十六大国時代が中国で言う春秋戦国時代にあたる、なんてのはよく言われるが、六十二見が諸子百家、秦・漢がナンダ朝・マウリヤ朝にあたるってのは知らなかったので個人的に発見だった。古代インドも深い…。
    本の後半にはインド周辺史も扱っており、それぞれでは結構近代まで駆け巡るのも本書の一つの特徴だと言及しておく。

  • NDC209
    「多様性のなかに一貫性を育み、ヒンドゥー教とカースト制度を重要な要素とするインド文化圏。その起源をインダス文明にたどり、史書無き歴史を鮮やかに活写する。スリランカなど周辺地域についても詳説。

    目次
    インド亜大陸
    インダス文明の謎
    アーリヤ人と先住民
    農耕社会の成立
    古代王国の成立
    非正統派思想の興起
    古代インドの統一帝国
    外来民族と土着勢力
    流動期の亜大陸
    古典文化の繁栄
    有力国家の分立と抗争
    転換期の社会と宗教
    インド文化の伝播―スリランカ、中央アジア、チベット

    著者等紹介
    山崎元一[ヤマザキゲンイチ]
    1935年、東京生まれ。59年、東京大学文学部卒業。同大学大学院、東洋文庫付置ユネスコ東アジア文化センター研究員、国学院大学文学部助教授、教授を経て、国学院大学名誉教授、東洋文庫研究員、博士(文学)。専攻は古代インド史であるが、近現代のカースト制度にも関心をもつ

  • インドの歴史。古代です。インドがどのように作られたか勉強になります。わりかし読みやすいです。

    難易度 中
    感動☆☆☆☆☆
    涙線☆☆☆☆☆
    興奮★☆☆☆☆
    感心★★★☆☆
    伏線☆☆☆☆☆

  • YG1a

  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    インドと言えばカースト制、ヒンドゥー教である事は知っているが具体的にどのような制度でどのように誕生したのかはほとんど知らなかったが、この本を読むことである程度を理解できるようになった気がする。
    理解できたのはカースト制とインドの諸宗教が密接に関係して生まれたのだという事、カースト制はインドの生活とも密接に関係している事などだろう。また、インドは文明が初期に誕生した場所なのに歴史に大きな出来事が残っていないのが不思議だったけど、この本をよむ限りは何度かは統一国家が誕生していたようだ。ただ、余り知られていないだけだった。

  • 新書文庫

  • 多様性のなかに一貫性を育み、ヒンドゥー教とカースト制度を重要な要素とするインド文化圏。その起源をインダス文明にたどり、史書無き歴史を鮮やかに活写する。スリランカなど周辺地域についても詳説。

  • 素人がまず最初に知りたいと思う様な歴史の流れが奇麗に纏められた、インド史のド素人が読んでも楽しいと思える良い入門書でした。
    カースト制度の成り立ちを柱の一つにしているので、現代までの繋がりを知る事も出来る良書。

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