変わる家族 変わる食卓 - 真実に破壊されるマーケティング常識 (中公文庫)

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著者 : 岩村暢子
  • 中央公論新社 (2009年10月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122052192

変わる家族 変わる食卓 - 真実に破壊されるマーケティング常識 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 498.5
    図書室だよりNO.22で紹介

  • アサツー・ディ・ケイ勤務の著者が中心となって実施した「食DRIVE」調査結果から見られる現代の家庭の食卓・食生活の傾向が記述されたもの。食の重要性・優先順位が下がってきて、利便性が優先されている。家族の生活・健康・栄養を下支えするもの、という考えは希薄になってきているのだろう。子どもとすべて平等に取扱うのはおかしなことになるんだろう。少子化とあいまってそれがかえって食を崩壊させている。家族のエンターテイメントという要素はあるのだろうが、非日常なことなんだろう。さらには調査結果から見られる性向なども興味深い。調査当時30代だから、現在だと40代の女性たちが新たな食生活をつくっているんだろう。もっとも、その世代だけの問題ではなく、その上の世代から受け継いできて今があるのだろうが。

  • この本は本当に衝撃的でした。と同時に、自分たちも同じこと…いやそれに近いことをやっている。そのことに対しても愕然とさせられました。
    ここに書いてあることが確かに今の家庭、特に若い世代の食卓であるのであれば…お米の販売は一から見直さないと…そう考えさせれた内容でした。

  •  1960年以降生まれの主婦が作る食卓を精密に調査し、まとめたものです。浮かび上がる実像はそこらの怖い話より怖い…のですが、それ以上に、正直に回答している(つもりの)アンケートと、実態の乖離という現象を興味深く思います。
     本人には嘘をついたり見栄をはっているつもりはそれほどなくて、アンケートに出てくるものは自分の思う「自分」なのでは?と。
     それと、「ものごとには正解があって、それを回答するべきである」という著者の言うところの正解主義って、食事に限らず色々な局面に蔓延している気がします。

     他の著作もいくつか読みましたが、ここまでくると安易なアンケートというものがどれだけ信用できないかが身にしみます。

  • 現代の家庭の食卓事情を知ることができる点では面白く、本当か?という実例も当てさらさら読める。

    しかし、結局この人は何が言いたいの?で、これからどうしていけばよいの?といった疑問だらけの本である。私の週間では昔を懐かしむ叔母さんのたわごとにしか見えない。

  • 著者が行った「普通の主婦」を対象として行った食卓に関する調査から分かった数々の衝撃の事実が書かれている。ケーキやたこ焼きを朝食にしたり、食にこだわっていると答えた人がカップ麺や冷凍食品を多様していたりといった過程における食の崩壊が延々と例示されており、問題提起のような形となっているが、どちらかというと文体は批判的である。こいつらどうしょうもないでしょ、ホント昔はこうじゃなかったのに、いったい何考えてんでしょう、というような著者の主観と偏見がが文の間に終止満ちあふれ、正直うっとうしい。<br /><br />定性調査であるため定量的な数値データは無いが、そもそもその調査の対象となった人達は都市居住者なのか世帯年収はどうなのかというプロファイリングが無く、また特にどのような人達にその傾向が強いかというようなセグメンテーションもないため、マーケティングのデータとしての価値はない。参考程度。<br /><br />但し、定性調査としての踏み込みはそれなりに深いので、例示されている主婦達の声は、現代の主婦のインサイトであろう。特に、第二章で挙げられてる「私指向の主婦達」で語られている対象者達は、最近脚光を浴びている「Mart」の読者達と重なるであろう。彼女達は、創造的なトレンドリーダーとして認識されているが、意外にそのインサイトはこの本の主役となっているこまった主婦の一派であるのかもしれない。唯一この点だけが、本書で役に立ったといえるところである。

  • 面白かった。

    主婦の食卓状況(約2000食卓)の定性調査結果をまとめた内容になっている。驚くべきは結果の中身より、2000年当時には異常と見られたであろう食卓状況が、今読んでみると殆ど違和感がない点だと思う。

    個人的に共感する点も多い。『処理する快感、ゼロリセットの喜び』の辺りなど。

    確かに、こういったものは定量調査では見えにくい。今のメーカーはネットでアンケートを取れば殆どのことが解決すると思ってるかもしれないし、価格面やスピードや手間から調査会社もネット調査を勧めがちだが、たとえば、若年層の本音などはこういった定性調査で汲み取るべきなのかもしれない。

  • 怖い物見たさというか

  • 最近は、食の乱れと言われているが、なるほどデータ調査に基づく本書は、それを浮き彫りにしている点で、怖いを超えて笑っちゃう感じもするほど怖い感じもします。しかしながら、食の文化も変化があっていいものと個人的には思っています。

    作者は文庫本のあとがきでも「この本は誤解されやすいようだ」と書いているが、確かに誤解と言うか、本書にニュアンスには、現代主婦への嘆きが表れていると感じてしまいます。誤解ではなく本書のテイストの問題で、作者の言いたいことが違った形で受け取られやすいですね。

    非常に多くのアンケートから引用がありますが、調査自体は111人であり、1人の様々なコメントがいろいろな方面から引用しているのかもしれません。食の乱れと現代の食あり方を仕分けする必要があるでしょう。毎朝、温泉の朝食のような朝食は、、、もともと無理があると言うのが現在の社会情勢でしょう。国が違えば食事も違ってくるのは当然で、その意味でグローバル化は食にも影響を与えているのでしょう。

    次の本も買ってあるので、そちらに期待。

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変わる家族 変わる食卓 - 真実に破壊されるマーケティング常識 (中公文庫)の作品紹介

首都圏に在住する一九六〇年以降に生まれた"子どもを持つ"主婦を対象として、五年間にわたって実施された食卓の実態調査"食ドライブ"によって明らかにされた驚くべき現代日本の食卓の実態。食卓写真付きアンケートの徹底分析によって、日本の家庭で起きている人間関係、価値観、教育観等の変化にも迫る。

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