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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
猫好きには堪らない一冊です。今まで敬遠しがちだった作家の方の愛猫家ぶりに(自分の中で)身近になった気がします。坂西志保さんがお気に入りです。
有馬頼義、猪熊弦一郎、井伏鱒二、大佛次郎、尾高京子、坂西志保、瀧井孝作。壺井栄、寺田寅彦、柳田國男による猫の随筆、短編集。昭和29年に発行された本の文庫化。本文は旧仮名遣い。寺田寅彦の文章が良かった。最初は猫を飼う事を肯んじなかったが、飼ったところ段々と猫に愛情が湧いていく描写、猫の行動を注意深く描いている描写が、実際に猫を飼っている人なら「そうそう!」と思わず膝を打ってしまう文。残念だったのは、作品社から発行されている『日本の名随筆(3)猫』とかなり収録作品が重なっていたところ。
にゃんにゃんにゃんと猫の日だそうです。「犬は人間に飼われているが、猫は人間に飼わせてやっている」どこで聞いたか何で読んだのかは忘れたが、まさにそのとおり。
入院初日、寝付けないので、夜中に読んでいた。
昔の感じ、いいねえ。しかし相手が猫になると、みんななんで素になっちゃうんだろうね。
ねこという生き物を本当にわかって可愛がるひとは少ないとおもう。 小説を読んだり映画を観たりして流す涙はほんとうの涙ではない。涙でどれだけ心がキレイになったように感じられても、あなたはまだ優しくはない。ねこの眼差しはそういうことを言っている。 にゃんこ。 ねこと暮らす人間はすでに自然のうちに身を置く義務がある。 たとえば可愛がっていた野良のメスねこが忽然と来なくなってしまった、とおもったら数日後... 続きを読む »
クラフト・エヴィング商會の編集・装丁なので手に取る。
小説家・洋画家など文化人たちの猫エッセイ。ううーむ、昔も今も、猫にまつわる話は尽きないね。
人間と猫の関係は切っても切れないのだな。
正直にいえば、やはり古い文体なため読みづらく、何の変哲のない話もあるためぐいぐい引き込まれるというところまではいかない。
犬か猫かと訊かれたら猫派の私。作家の猫愛はとっても伝わってくるのだが、現代の猫好きさんには辛くなるような猫描写もあり。よくぞ集めに集めたり、ってかんじ。
ここで坂西志保の文章に出くわすとは、アンソロジーは意外性があって面白い。
同シリーズの『犬』に比べると、「猫ラブ!」の直球系が多い。特によかったのは寺田寅彦。『柿の種』を読んだ時も感じたけれど、科学者の目と詩人の心を併せ持つ、希有な書き手だ。
ヴィレッジヴァンガードで見つけて即購入。
猫好きにはすごく楽しめる本だった。谷崎潤一郎の「ねこ 猫―マイペット 客ぎらひ」での泉鏡花が面白い。泉鏡花って犬嫌いだったのかぁ。
なんか、昔の猫はのどかな感じがしていいですな。
普通に子を産み、家に居つく。余計な世話も主人はしない。
こんくらいの距離感で猫を飼いたいものですな。
猫にまつわるお話ばかりを集めた1冊。
最後の、柳田國男さんの作品だけがこの本の他の編の中で異色な感じでした。
当たり前だけど、今も昔も猫は猫なのだなぁと思いながら読み終わりました。
50年ほど前、昭和29年に出された本が、少しアレンジされて文庫化されたもの。
こういう古いものは、内田百閒と大佛次郎は持っていて読んでいて、好きなのだけど・・・・・・。
この本は、ちょっと好きになれない。
文体が古いので読みにくさもあるけれど、猫への接し方や何かが、裏表紙にあるような「猫を愛した作家たち」って感じが、現代の感覚では、そうとは感じられないものが結構ある。
昔はそれが普通だったんだろうけど、仔猫を‘始末した’とかいうことがもう凄く嫌で(死んじゃった子はともかく、飼えないからという理由)、そういう嫌な部分の印象が残ってしまって、また読みたいとは感じない。
大佛次郎のや、文庫化に際し追加された最後の詩は好き。
部屋の隅で縮こまって、この本を読んでいると、猫になりたい、と思えた。
どんな猫も例外なく気分屋で、身軽で、甘え上手だという事を、この本で知ったから。
それにしても、いくら驚いたからって、猫が「南無三宝!」と叫ぶのかどうか。
MVP:お軽
13人からなる「猫」に関するエッセイ(や、物語)。猫好きにはたまりませんが、昔と今では猫に関する考え方や接し方もまた、社会的ありようも変わったなと考えさせられたりもします。
●私は猫に対して感ずるような純粋な温かい感情を人間に対して懐く事の出来ないのを残念に思ふ。さういう事が可能になる為には私は人間より一段高い存在になる必要があるかも知れない。それはとても出来さうもないし、仮りにそれが出来たとした時に私は恐らく超人の孤独と悲哀を感じなければなるまい。凡人の私は矢張子猫でも可愛がって、そして人間は人間として尊敬し親しみ恐れ憚り或は憎むより外はないかも知れない。(「子猫」寺田寅彦より)






