犬 (中公文庫 く 20-2)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122052444

感想・レビュー・書評

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  • 9人の文豪たちの11編の随筆集です。

    1954年の本を底本にしているということで、中身はかなり古いものですが、それでも今に通じる犬との接し方をされている方もおられ、その部分では参考になるものもあります。

  • ひとが犬をどうみてきたのかを考える。

    有名な作家さんたちだって、犬が好きよ。
    どれくらいかって、これくらいです。本になるくらい。
    ひとと犬それぞれの個性や事情により、彼らのあいだの距離感がいろいろと違うのがわたしは好きです。それが彼らたちだけにわかる信頼の証のようにも思えて。

  • なんで小沼丹「タロウ」が入っていないんだ。

  • 猫がタオルケットなら、こっちは冬の掛け布団。気持ちが合ってないとなんだか暑苦しい。

  • 犬ってバカなほどかわいい。

  • 文豪たち一人ひとり、犬に対する気概、が色々に違っていて、面白い。
    伊藤整の、ちょう甘やかされて育った高貴な犬、ミミイの話が好き。
    それにしても旧かな遣い、漢字、読んでいるとタイムスリップです。

    MVP:子犬(雪の遠足についてくる様が可愛らしい)

著者プロフィール

1904年東京向島生まれ。文豪幸田露伴の次女。女子学院卒。’28年結婚。10年間の結婚生活の後、娘玉を連れて離婚、幸田家に戻る。’47年父との思い出の記「雑記」「終焉」「葬送の記」を執筆。’56年『黒い裾』で読売文学賞、’57年『流れる』で日本藝術院賞、新潮社文学賞を受賞。他の作品に『おとうと』『闘』(女流文学賞)、没後刊行された『崩れ』『木』『台所のおと』(本書)『きもの』『季節のかたみ』等多数。1990年、86歳で逝去。


「2021年 『台所のおと 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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