国境事変 (中公文庫)

  • 1692人登録
  • 3.35評価
    • (45)
    • (199)
    • (259)
    • (67)
    • (9)
  • 147レビュー
著者 : 誉田哲也
  • 中央公論新社 (2010年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053267

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

国境事変 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 最初に。
    私はこの前段のシリーズである、ジウは読んでいない。本のあらすじが面白そうでいきなりすっ飛ばして、本作を読んだ。
    そんな私でも、楽しめた作品。

    物語は、一つの事件を公安と捜査一課の視点から交互に書かれていて、同じ警官でも公安部と刑事部じゃあ随分と大義名分が違うんだな。と。
    そして、その警察両者の間に、私という人物の視点から書かれた章がある。
    併せて、東京から遠く離れた対馬で起こった異変。
    最後には全部繋がって、あんまり気持ちの良い終わり方ではなかったが終章の本当に最後の最後、その部分で少し救われた。

    キーワードは、G4、アイアン、対馬かな。

  • 東警部補ってすごい人なんだな、というのが最初の感想。正直「ジウ」の時は、脇役(といっても準主役か)だったので彼の持っている警察官の矜持が伝わってこなかったんですよ。組織の大義名分は尊重しながらも、自分自身・一警察官として恥じない行動・理念を貫き通す、という。

    「国境事変」が書かれたのは現在(2017)より10年近く前。近年の東アジアの国際情勢見るに、こういう事件って明るみにならないだけで、水面下でいろいろ動いているんじゃないか、と思わされます。

  • ジウシリーズに出てきた東警部補のお話。
    血なまぐさい事件で気が滅入ったけれどラストシーンが晴れやかでホッとした。
    フィクションとはわかっていても警察組織は大変そうだなと思わずにはいられなかった。

  • ミニニューク(戦術核)を扱った作品は、F・フォーサイスの「第4の核」、T・クランシーの「恐怖の総和」など名作が多いが、本作は舞台を日本に移したところでユニークである。物語は、北朝鮮の亡命反体制分子がアメリカと謀りミニニュークを使った体制の転覆を画策し、日本経由で北に持ち込もうとし、それを事前にキャッチした日本の公安がアタッシュケースに収められた核をめぐり入り乱れる。日本の公安はこの作戦の事実を握り、今後の対米交渉を有利しようと画策、それ対してその記録を奪われまいとするCIA、そして日本の国家警察が入り乱れる。この作戦に使われた在日北朝鮮二世、三世とそれを取り巻く翳が物語の基調となり、なんとも言えない読後感である。

  • フィクションだけれど作り物として笑っていられない危機感を覚える。九州や山陰の離島、海岸沿いの場所・・・ 静かな脅威にさらされているのでは。と、考えさせられてしまう。日本人として生まれて日本で育ち、平和な日常に包まれている状態にあぐらをかきすぎているのかな、と反省。かといって今から何ができるのだろうかと思えば具体的には浮かばない。

  • 「ストロベリーナイト」が面白かったので、誉田さんの別な警察物「国境事変」を読んでみました。

    これも好みでした。いいですね。
    この“公安”は実在するんですよね?驚きです。また、在日の問題も深いのですね。

    登場する山田は、ジウに登場する山田さんと同一人物らしい。
    次は、ジウも読んでみなければ。

  • 誉田哲也氏の長編。「ジウ」の東警部補が主人公の警察小説。
    てっきり「ジウ」の後日譚的内容かと思って読んだのですが、出てくるのは東警部補だけ。門倉を期待していたのですが・・・
    ま、スピンオフって感じですかね?内容的にはとても面白かったです。
    が、「ジウ」同様“終章”で全部落とす構成は、ちょっとあっさり終わる感じで、重厚さが失われます・・・そこが少々残念でした。

  • 結末は,まさか・・・という感じ。
    そうきたか・・・。
    でも,釈然としない結び方だと思う。

  • 警察ものが、好きな人にはオススメです。

  • 『ジウ』三部作から派生したスピンオフ。三部作でも脇役ながら登場した東警部補がメインのストーリーとなる。
    ストーリーの緻密さ、完成度の高さは流石誉田さん。
    もちろんフィクションではあるが、自分たちが知らないだけでこんな事案も実は身近に存在するんだろうな。

  • 2017.7.14読了 北朝鮮が核実験やらミサイル発射実験やらしている昨今、物語の中での読みと齟齬があるが、まぁ情勢は刻一刻と変化しているワケで。

  • 3.0 ジウシリーズの東刑事が登場。前半は面白く期待したのですがちょっと尻すぼみ。でも東刑事を演じるとしたら誰が適任だろ。織田裕二か岡田准一かな。

  • 因縁の公安VS東警部補。

    ジウの最初の続編。ちょっと話しのスケール感とディテールがおかしな感じに。

    誉田さんジウという大作の後の迷走も垣間見れるが、その試行錯誤は今も続いているので、そこも含めて面白い。

  • ジウシリーズ東のスピンオフってことだったけど、東よりも川尻がメイン。
    中盤くらいまではイマイチ。。
    東と川尻が接触したあたりからだんだんおもしろくなって行き、結末はちょっとビックリ。
    英男の最後には涙でたー。
    他国の絡みとか、、全体的にちょっと話が複雑だったかも。

  • あのジウシリーズのスピンオフなんだけど、全く異なるテイスト。
    これはこれで別物として楽しめました。

  • 誉田哲也の警察物は読みやすくて良い。

  • ジウからの東さんスピンオフ。
    恐ろしく女が出ないで男臭い。
    内容もちょっと難しく、北朝鮮やら核兵器、公安と内容が重かった。

  • 刑事vs公安、同じ警察組織内にも関わらず、決して交わることなく協調しない。二つの組織が同じ方向に向かった時、何が達成されるのか。
    場合によっては人が殺されても見て見ぬ振りをするという公安警察が非情にシビア。国家を守る使命に感服すると同時に、生半可な人間には絶体に勤まらないだろうと思った。仕事に疑問を抱きながら使命を全うする川尻の今後が気になる。

  • ジウのときの東さんはかっこよかったけど、本作ではかなり堅物のイメージに。
    女性が出てこないからか、かなりおとこくさい印象。公安ってほんとにこんな感じなんだろか?

  • 警察、公安もの。

  • おそらく2度めだったと思う。公安、在日朝鮮人の問題の話。最後あっけない気がするが悪くはない

  • 誉田さんの作品を立て続けに読んでいる。

    毎回これはさすがにないわっていう非現実的な物語が多いのだけれど、この作品は、もしかしたらありえるかもと思うような内容だった。

    それにしても公安って実際どんな仕事なんだろな。

  • 公安って切ないなあ、と思ったけど本当はどんななんだろう? 

  • 北朝鮮にまつわるお話であったり
    公安と捜査一課とのもつれ。
    どうもどちらにも肩入れできなかった。
    ラストも尻切れトンボだったような感が否めない。。

全147件中 1 - 25件を表示

国境事変 (中公文庫)に関連する談話室の質問

国境事変 (中公文庫)を本棚に登録しているひと

国境事変 (中公文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

国境事変 (中公文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

国境事変 (中公文庫)のKindle版

国境事変 (中公文庫)の単行本

ツイートする