国境事変 (中公文庫 ほ 17-4)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 217
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053267

感想・レビュー・書評

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  • やばい

  • ジウ・サーガを読むのは12年振りで、全然覚えてないが、東警部補が登場するというだけで、特につながりはないようだ。今野敏さんのロシア物を最近続けて読んだが、この話は北朝鮮。どっちもやな国・・・

  • 2023.4.14文庫にて再読

  • ジウとはつながってなかった
    ハードボイルド。男ばっかり

  • ジウの件はあさっての方向にうっちゃってしまわれたけど、これはこれで面白い。

  • 在日朝鮮人の殺人事件をキッカケに、犯人を逮捕したい警視庁刑事課と情報提供者を守りたい公安が対立する、という話。
    警視庁の東さんと公安の川尻さんはいいコンビになりそう。長崎県警の桑島さんもカッコよかった。
    川尻さんと桑島さんは是非今後も登場してほしい。
    今のロシアを見ていると情報統制はインターネットがこんなに普及している現代でも有効なんだと実感した。
    自分のまわりには、在日朝鮮人の方がいないので実感はないが、今の北朝鮮の動きを見るとこの本のようのような公安の動きがあっても不思議ではないと感じた。
    時間がなくて、一気に読めなかったが、1週間くらいで読めた。

  • 公安は公安で大変ね

  • これは〈ジウサーガ〉で言うと歌舞伎町封鎖事件から2年後の話。東主任は警視庁捜査一課殺人班第六係に所属が変わっていながら、新宿で在日朝鮮人が殺された捜査を担当する。
    「国境事変」というタイトルのとおり、今回は国防、つまり警備部であり公安外事課が絡んできて、いわゆる「公安」という部署の警察官の仕事がどのようなものなのかを知ることができた。
    その任務は精神的にとても過酷であろうと思われる。特に今回メインとなった公安外事課の前田班というところは、在日朝鮮人が経営しているとある会社を文字通り徹底的に監視するのだが、絶対に監視がバレてはいけないため、目の前で起きていること(たとえ強姦であっても首吊り自殺であっても)に介入できないし、誰か知らせることもできないのだ。なんと辛い仕事なんだろう。

    東警部補が追う殺人事件と公安が監視している会社での事件や北朝鮮側の思惑、在日朝鮮人の差別など複雑な国際問題が絡み、クライマックスで意外な人物の正体が明かされたり、ラストでお前はそっちに行ってしまうのかー!というオチがあって、物語としては楽しめたんだけど、英男のような在日朝鮮人が今も現実世界のどこかで悲しんでいたり苦しんでいるのだろうか、とか北の問題に思いを馳せさせる作品だった。

  • ジウで活躍した東刑事のスピンオフ。
    対馬で起きた在日朝鮮人事件をきっかけに対立する公安と警察。
    東は公安の川尻と己の信念をかけてこの事件にかかわっていく。

    相変わらずの公安嫌いの東で、独自の捜査で真実に向かっていくが、真実を隠したい公安といざこざが~~。

    この一冊だけだとわからないんだけど、気が付くとジウサーガの一角を担っているので、ちゃんと順番通りの読むことをお勧めします。

  • 英男の犯人に立ち向かったセリフがよかった。
    真犯人は意外だったが、設定に無理がある。
    ジウと比べて狂気が足りない。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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