海賊の世界史〈下〉 (中公文庫)

  • 42人登録
  • 3.18評価
    • (0)
    • (4)
    • (6)
    • (0)
    • (1)
  • 2レビュー
制作 : Philip Gosse  朝比奈 一郎 
  • 中央公論新社 (2010年8月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053595

海賊の世界史〈下〉 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 海賊の世界史 上下

    地中海海賊バルバロッサ、ドレーク船長やバイキングの北の海賊、カリブの海賊、東の海賊など、世界各地の海賊が叙述形式で語られる。極悪非道というよりは会社のような組織だった商人のイメージがふさわしいのではないか。商業をする団体として港に一定の金を払ったり、会社組織のようなこともしている。さらに、世界史で学んだプレヴェザの海戦やアルマダの海戦が実は海賊同士の争いであるということがわかり、とても面白かった。さらに、ハンザ同盟発足の裏にも、やはり海賊の存在があった。当時は主権国家こそなく、戦争というものが傭兵同士の対戦であったが、海戦では特に海賊が勢力争いに加担していた。当時の海の覇者は間違いなく海賊であり、各国の王は粛清よりも懐柔し、戦争時にはうまく協力関係を築いた。しかし、平時はやはり荒くれ者であり、その強大さに手を焼いていた。面白い海賊といえば、絶対禁酒主義者で、鉄の掟をしいたバーソロミュー・ロバーツ船長や、社会主義的なユートピアを求めたミッソン船長であろう。彼らは大きな夢を持ち、海賊ながら厳しい規則の中で生きる粋な海賊であるように見えた。海賊として有名であったキッドや黒髭ことエドワード・ティーチ(サッチ)、黒髭を追い続けたウッズ・ロジャース大佐の話は意外にも少なかった。
    それぞれの海の有名な海賊
    バルバロッサ:ウルージ、ハイルッディン、ドラグード、シナン、ムラド・レイス
    北の海賊:キングリュー、メインワーリング卿、ドレーク、ホーキンス
    バッカーニア:サー・ヘンリー・モーガン、キッド、バーソロミュー・ロバーツ、フランソア・ロロノア、エドワード・ティーチ、ミッソン、アン・ボニー、メアリー・リード、アーロン・スミス(ゼファー号)

    なんだかワンピースのモデルになった海賊ばかりで興奮する。
    バーソロミュー・くまとバーソロミュー・ロバーツ船長は性格まで似せてある。

全2件中 1 - 2件を表示

海賊の世界史〈下〉 (中公文庫)の作品紹介

キャプテン・ドレーク、キャプテン・キッド、そしてカリブの海賊とよばれ、怖れられた海賊という名のならずものたち。歴史と文学にまたがる領域から広く資料を漁り、彼らの存在を全般的に扱った海賊史研究の比類なき書物、待望の復刊。下巻はバッカニーアや女海賊、北米や東洋の海賊たちをエピソード豊かに描く。

海賊の世界史〈下〉 (中公文庫)はこんな本です

ツイートする