- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122053632
感想・レビュー・書評
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犯人探しの推理合戦みたいな座談会がメインか?
被害を受けた女性の為に、犯罪絡みの有識者が、集まって、「あーだのこーだの。」…
何か自分らが、楽しんでるだけのような気もする。被害者が依頼して開催したとしても…
こんな長時間やって分からんのは、ええとしても飛躍し過ぎてんのもあって…何なん?って感じ。
しかも、刑事さん!「実は…」って、後出しジャンケン多すぎ!混乱の極みになるやん。
確かに分からん事は、それぞれのアイデア出し合ってってのは分かる。ブレーンストーミングみたいに。
しかし、はじめは偶然の出来事が、徐々に…整合性とるためには…何かなぁ…
復讐みたいなことしても、もう復讐の相手は…
これからも続くであろう悲劇が早く終わらんもんかな…
ムリそうやけど…
しかし…登場人物の名前が難しい…何度も、見返してしまった(^◇^;)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
’21年3月14日、読了。
いやぁ…「麦酒の家の冒険」の様な、徹底的に論理を闘わせる展開を予想して読み始めました…もちろん、そういった小説、でしたが…なんともグロテスク(?)な読後感。真っ黒。トホホ。
あと…西澤保彦さんは毎回、そうですが…登場人物の名前、難解で馴染みのない名字で、読めない&覚えられない!ハハハ。
まあ、これはこれで、楽しんで読みました! -
途中までの推理合戦がアホらしく思えるほど真実は奇なり。
最後の怒涛の伏線回収と恐怖を感じる動機や、これから続くであろう殺人の連鎖。
警察を一酸化炭素中毒で殺したのは、理由は分かるが、どうやって殺せたのかは不明。ここが気になる。
事実に少しずつ近づくのではなく、間違った推理を全く無視して一気にゴールに近づいたのは爽快感すら感じる。
その爽快感を味わうためには前半の茶番推理合戦が必要だが、本当に必要なのかと思ってしまう。
これは実写化を見てみたい。 -
4年前の事件の真相を―― 思い当たる節がなく連続殺人鬼に襲われ、運良く助かった梢絵は<恋謎会>なる組織に自身の狙われた理由の解明を依頼します。 突拍子のない推理合戦の中、各人が持ち寄ったヒントを結び付け真相に辿り着くものは・・・・。
自分も一員として推理合戦するぞ!という意気込みで読み始めた本作。 各々の推理はあまりに奇天烈、犯人はおそらく既に死亡しているのを良いことに想像力合戦が始まります。 しかし見落とせないのはいくつかの偶然では片付けられない被害者たちの繋がり、どうやら単なる無差別殺人ではないようです。 突拍子のない推理には自信があったけど登場人物がそれを上回ってきたのでびっくり、真相が明かされたときこの作品が読者も交えての推理合戦なんかじゃないことに気付かされました。 -
ミステリーを好きな人にはそれなりに楽しめる内容だったと思います。登場人物の名前がやたらと難しい。タイトルも読めない。
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やっぱり西澤保彦氏の本は面白い。
まずタイトルの漢字が難しい。そして登場人物の名前も1度読んだだけでは覚えられない難読さ。
一礼比梢絵、双侶澄樹、凡河平太、矢集亜李沙、丁部泰典、泉館弓子、修多羅厚、衰地刀自、士堅亮、口羽公彦、寸八寸義文、架谷耕次郎、矢頭倉美郷、といった面々に少々てこずった。頭に入ってしまえばスルスルと読めてしまうのだが。そして慣れた頃に二転三転する展開に脳が置いてけぼりを喰らいそうになる。
集まった「恋謎会」がある事件の真相を追求すべく、警察からの情報を頼りに各々の推論をぶつけ合う。意外な結末には一読の価値あり。
ただ推理合戦が長いと思う方もいるだろう。ガチガチのロジカルを読みたい方はどうぞ。