冷ややかな肌 (中公文庫)

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著者 : 明野照葉
  • 中央公論新社 (2010年10月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053748

冷ややかな肌 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 著者初読み。いろいろ、興味深い小説でした。
    何か起こりそうで怒らないところがちょっとモヤモヤw
    どっぷりノワールな続きがあればいいのにー。

  • 再読。
    帯にある「目立たない女が、いちばん怖い」とは実はそうかも。
    飲食産業の女性取締役でありながら没個性、慌てず騒がず仕事をこなす女性。
    「心で考えず頭で考える」
    心の在り方、生き方が少しわかったような気がした。

    2010.11.3
    面白かった〜
    ミステリ要素が適度にあって、明野 照葉さんの作品では一番かも。
    この作家さん、裏社会も書けるとは、どういう人なんだろう。

  • それほどおもしろくなかった

  • 30代女性の闇というか、男女共に遭遇する苦悩がリアルに描かれており、30代後半以上の人間であれば引き込まれる。

    ミステリー要素が後半強くなるのだが、最後はリアリティを重視して終わる所が良い。

  • 女の闇。
    すべてをバサリと切り捨て
    アナザーワールドへ。
    そうできたらラクなのかな。違うよね。

  • 自分ではなかなか買わない人(あんまり名前を聞いたことがない。そして難しい名前)だけど、読んでみたら本当に面白かった!スリリングというよりも淡々とした感じに引き込まれるというような。ほかの作品も読んでみたいとおもう作家だった。

  • バサリ、今までの自分や自分にまつわる面倒な事を全部切り捨てることが出来たら身軽になるのだろうか?

  • 不思議な話。あまりない展開

  • 女が女の身辺を探っていく話。
    大手企業も絡んでて、凄い事件が起きるのかと思いきや、
    何だ、何も起こらないんじゃない。
    この作者は当たり外れがハッキリしてると思うのだが、
    今回私にとっては、ハズレ。

  • 本が読めなくなって5年くらい。笑
    児童書や絵本も読みながら3ヶ月くらい経ち、そろそろ普通の小説読めるかなと思って手を出した。
    読めたし、すごく集中できた。
    現代をうまく読めてる方だなあと思ったし、わくわくした。

  • 主人公は大手商社に勤める35歳のOL、夏季。
    「ドサまわり」と呼ばれる地方回りの営業をする彼女は社内で居場所がない事に悩んでいた。
    そんな夏季に社内であまり評判のよくない後輩、良佳と共に、とある外食チェーンに出向するよう辞令が下る。
    その外食チェーン「シノワズリ」で出会ったのが仕事の出来るスーパーウーマン、渡辺真理という女性。
    彼女の辣腕ぶりに憧れを抱きつつも、従業員のクビをバッサリ切るような冷徹さに疑問も抱く夏季。
    やがて、そんな彼女に疑念を抱いた夏季と良佳は彼女の裏の顔を探り出した。
    そこから見えてきたのは国際的な犯罪組織の存在だった。

    この物語に出てくる渡辺真理という女性は愛情だとか友情だとかそういった感情をバッサリ切り捨て色んなものを手に入れている。
    一方、同じように感情がなく冷たい雰囲気で人から「爬虫類」と呼ばれる良佳は損ばかりしている。
    情がない、冷たいという部分では共通している二人。
    なのに、この差はどこから来ているんだろう?
    元からあるものを自ら捨て去った人と、最初からない人の違いだろうか?

    そんな風に考えさせられる話ではありますが、ストーリー展開がまだるっこしく、主人公が頭の中であれこれ考える事でストーリーが進んでいくので刺激がなく退屈に感じました。
    渡辺真理という女性と主人公の対峙する場面がもっとあったら良かったのに・・・。
    これも主人公のはっきりしない性格がストーリーの印象にそのままつながっているように思います。

  • こわ〜〜〜。


    最初はまったくよくわからなかった。
    主人公・夏季の焦りはまだわかる。
    でも、その夏季がいらつかされている、後輩にあたしはいらつけなかった。

    そこでちょっとだけ世界に入れず。

    主人公達が関係するやり手の女性、真理のすごさは伝わった。
    限りなく主張がなく、こだわりもなく、
    周りに主張なくとけ込む人と言うのは、いそうでいない。

    ニンゲンはおそらくは、誰かと違う存在でありたいベクトルを志向するはずだと思うから。

    真理の目的がそれをこえて、
    自分の存在の主張以上の大きなものに向かっていたというのはナットク。
    さらにそこにこそ、彼女の求めていたものがあったと言うのも。

    でも、その求めていたものが、
    結局はつながり?だったのが少しがっかり。
    喪ったもの、手に入らなかったものの代替として
    等価値を探求していたといわれると、なんだかやや縮小感が。。

    すごく作品としてはよかったんだけど、
    特に犯罪?というほど大事でもなく、
    しかも求めていたものがややちんまい気がして、
    少し読後感ががっかりだったのでした。

    途中までの謎感が素晴らしかったので勧めはしますが、
    終わらせ方がこう、悪い意味の女性らしさというのでしょうか。
    思いっきり振り切れた悪女の方が、ナットクいったよなぁ。。

  • 初版2010年。一部上場総合商社の総合職に勤めて10年の女性が「島流し」左遷。
    一般職と総合職の選択は男性にはないらしいが、旧態依然の商社で総合職を選んだ女性は大損の模様。そんなことはわかりきっていることでありながら、名前で商社を選んだのに文句。私の商社ランクならLVのバッグがお似合い、実用性が高くても化学繊維素材なんて「みっともない」という価値基準。出向先で会う、目立たないのに仕事の中心、美形のフランス人を夫に持つ女性に「憧れる」。どれもこれも理解し難い。
    結末は日本国内にだけ通用している価値基準や法律に縛られる必要なんてないんじゃな~い?的な更に訳のわからんものである。グレーだろうとなんだろうと違法行為の勧めは、平等確立の助けにはなりませんよ。

  • 大手の商社に勤める女性が主人公。
    会社での現在の立場や将来のこと、また実家の親のことなど、人生に迷い悩んでいるときに、
    出向先で理想的な女性に出会い、憧れと共に、なぜあのように居られるのか?という疑問を持ち、探っていく、というお話。でしょうか。

    どこに重きを置いて読めばいいのか、わからない作品でした。

    大きな会社に就職したはいいが、華々しい業績を残す同僚と比べて、いまいちぱっとしないことに悩む部分。
    男女平等とは言え、やはり女性は不遇であると憤る部分。
    出向先の女性への羨望と好奇心。
    後輩たちとウラを探って核心に近付いていく部分。

    どれもそこそこには共感や興味は持てるのですが、そのどれもが盛り上がり切らないというか。
    特に後半は、緊迫する場面もあるのかなーと少し期待していましたが、結局さらりと流れていってしまいました。

  • う~ん・・・これサスペンス?
    あまりにも不可解な謎に挑みすぎた感が。
    なんだか理不尽さだけが読後残りました。

  • 怖い女の話。
    商社(飲食)に勤める女が出向先の「シノワズリ」で
    ばりばり働く女に興味をもつところから。
    裏の世界に入ることを決めておわり。
    まあまあ。

  • 今まで読んできた明野さんの本とはひと味違う感じ。
    女性の内面描写がもっとあってほしかった。精進料理ちょっと食べてみたいかも(笑)

  • 30代前半女性の仕事における焦りや心の揺れは伝わってきました。
    そして、正体不明の人達の気味悪さも伝わってきました。
    ただ…、ちょっと調べてわかるような正体、仲間に引き入れるなんてあり得ないでしょ。そんなに簡単にわかるなら、とっくに警察自体が動いてるって。
    もうひとひねり欲しかった。

  • 話がクドクド長いのに結果中身は薄かったような…

  • 私は読みづらいと感じました。

  • 全体的にダークな雰囲気。
    でも結構楽しめた。明野さんの本はこれが初めてだけど、あと数冊読んでみようかな。

    商社の中の人ってこんな事までするんだ~、と妙な所に興味深々。

  • 洗脳(?)のようなちょっと異質な怖さがあり、
    あまり好きではないけれど、印象に残る話でした。
    辛さ苦しさに耐えきれずにすべてを切り捨てる・・・バサリという音、本当に聞こえてきそう。
    主人公の女性の心情、環境、葛藤がリアルだからこそ、
    (はたから見ると)不気味な世界に入っていってしまう過程に現実味があって怖かったです。

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