i(アイ)鏡に消えた殺人者 (中公文庫 い 74-10 警視庁捜査一課・貴島柊志)
- 中央公論新社 (2010年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122054080
感想・レビュー・書評
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貴島刑事シリーズ第1弾。
タイトルに「鏡」って言葉がはいってて、殺人現場を見ても、鏡から出てきた?鏡に入って行った?みたいにしか思えん!とか言う割には、はなから、そんな事信じてるとは思えん感じに話は進み、捜査も進む。
なかなかのトリックで、こら、鏡に入ってるようになるわ!
現実に実行できるんか?って話はあるけど。
30年ほど前の出来事の真相も明らかになって(証拠はない)。そらそうなるわな!っとスッキリ読み終わるかと思えば…
これが、「怪奇と本格推理の融合」ってヤツですか!
なかなかでした!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホラー<ミステリー作品。
ストーリーの展開やトリックは巧妙だったが、自身がミステリーに欲する衝撃性にまでは至らず。
また、個人的に文章内にカッコ付けで注釈や補足描写、心理表現などを多様に用いる手法は好まないため、都度その箇所箇所で冷めてしまった。 -
鏡を使ったトリック面白かったです。今邑作品はまだまだ良い作品があるので今回こんな評価になってしまいましたがこの作品もページをめくる手は進みました♪
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もっともっと怖!!!ってなるかと思ったけども。
最初の冒頭できっとこれひっくり返るだろーなーって予想が付き、ラストであまりびっくりできなかったのはあるかなぁ。
鏡とか、双子とかは結構ありがちな流れだよなぁ。
と。
ただ、読みやすくてズンズン進んでしまうほどにさきが気になるのはある!!!
この方の本はホラー色の強いミステリーが多いので、ヒヤヒヤドキドキが楽しいんだけど、今回はラスト1ページで少しだけひんやりを残して終わる普通のミステリーでした。
鏡の足跡のトリックはさすが!!!!!!、と、唸ってしまったけども。
面白いし読みやすいし、怖くないので怖がりさんにもおススメです!!!!! -
面白かったです。書きかけの小説どおりに、新人作家が殺された。鏡の中に潜むアイとは…。本格ミステリで「怪奇」をどう収めるのか気になり一気読みでした。全然展開が読めなくて、最後の最後まで楽しめた!
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警視庁捜査一課・貴島柊志シリーズ第1作。文章が読みやすく一気読み。謎が少し残るものの作者が言う通り「怪奇と本格推理の融合」した作品でした。シリーズ化と言うことで今後の展開に期待です。
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今邑作品は、昔に『ルームメイト』を読んだきりだったの
だけど、思っていた以上に読みやすかった。
ホラーちっくな要素を含んだミステリなのに、暗さが
あまり感じられず、スムーズに作品に入り込める。
作品の面白さはもちろん、城島刑事の魅力も大きい。
彼の過去が気になる。シリーズが進めば全てが明らかに
なるのかな。