- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122054103
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
最後の最後のオチには確かにちょっとびっくりしたけど予想を大きく外れる事はなく。それも描写が丁寧だったからある程度は想像がついたんだろうなぁ。ミステリとしてはオーソドックス。
-
は?なにそれ?ありえない…。
と最初は思ったんですが、でも思い返してみると、所々フラグは立っていたなあ、と。
そうして読み返したり、解説を読むと、なんかちょっと好きかも…不本意だけど好きになってるかも…みたいな自分がいました。笑 -
「謎は我が解く」
自ら予告状を投函した摩神は、予告通りに西郷家を訪れる。
西郷家の当主や兄たちの見守る中で一人娘である花鈴の結婚相手が決まる。
惨劇はその夜に起きた・・・。
途中から何となく違和感を感じていた。
だが、その原因が皆目わからない。
当主に忠実すぎる使用人たちや、何かしら問題を抱えていそうな兄弟。
新進気鋭の芸術家と将来を嘱望されながら事故死した当主の双子の妹たち。
妹たちが事故死した夜に転落死した当主の妻。
解くべき謎は数多く残されたまま、新たな事件が起きてしまったのだが・・・。
個性といった言葉では足りないくらい強烈なキャラクターの摩神。
卑下思考が強いものの平凡な男性・摩神の友人の木塚。
彼らの関係が残り数ページになって一気に明らかになっていく。
「えっ?何これ?そんな・・・」と絶句したラストには賛否両論あるのかもしれないけれど。
肩透かしを突然くらい勢い余って転んでしまったような・・・そんな気分になった物語だった。 -
木塚家の謎の方から読んでしまったので、ちょっと読むのがとまってる。
-
最初は主人公の語り口からして俊介シリーズのような分りやすくて古典的なミステリで攻める気かなと思っていたのですが、読み進めるうちにちょっとした違和感が積み重なり、最後は唖然としました。読んでいる最中に思いついたけど一笑に付したアイディアがまさか正解に繋がるとは…。いや見事にやられました。次巻のタイトルが気になって仕方ないので、続けて読みます。
-
このオチは…もう…人を選ぶんじゃ無かろうか。
最初の方はセオリー通りで微妙に退屈だったけど、後半はわりとすとんすとんと。
ううーん、でも評価しづらい後味でした。 -
本格ミステリーの直球が結末で落差のあるフォークに…読者を翻弄。