波紋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)

  • 560人登録
  • 3.45評価
    • (8)
    • (67)
    • (74)
    • (11)
    • (0)
  • 50レビュー
著者 : 堂場瞬一
  • 中央公論新社 (2011年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122054356

波紋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • シリーズものを刊行の都度読むのもいいが、このシリーズの様にすでに完結してしまったシリーズは、待つことなく続けて読めるのが有難い。
    著者のシリーズものは特に、各巻を通して語られるテーマ(このシリーズでは、高城の娘の失踪)があり、続けて読むのに適している。
    どういう結末を迎えるのか、最終巻まで興味がそそられる。
    今回の第六弾は、阿比留室長が前回の事件以降立ち直れず、しかもベテランの法月は異動。失踪課は崩壊寸前!
    今後どうなるのか、ますます目が離せなく練ってしまう。

  • #読了。警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第6弾。5年前に交通事故の現場から失踪した天才ロボット開発者を探す。時を同じくして、彼が勤めていた会社が脅迫され、犯人からのメッセージには直筆の署名が。。。途中まではそれなりだったのだが、犯人にはがっかり。もはや伏線とさえよべないような。次作へのつなぎのための作品??

  • バラバラになりそうな失踪課に対して高城はどうするのか、ますます目が離せない。

  • 少しずつではあったけれどチームワークらしさが出てきていた失踪課だったが、阿比留の一件以来、最初の頃にも増してぎくしゃくとした空気が漂っていた。
    本来なら阿比留に代わって失踪課をまとめなければならない立場の高城だったが、わかってはいても人間には向き不向きがある。
    焦る気持ちはあるもののどうにも出来ずにいた高城に、法月はある失踪届の調査を引き継ぐよう依頼する。
    失踪から5年。
    人探しをするにはあまりにも時間が経ちすぎていた。
    事故現場から怪我をしながらも姿を消した野崎。
    背景には何が隠されているのか。
    野崎の元勤務先への脅迫状。
    そして爆破事件。
    会社経営をめぐる本家と分家の争い。
    綾奈がいなくなってからの年月と、野崎の失踪を重ね合わせて高城は複雑な思いを抱く。
    ときおり姿を現す…高城にしか見えない幻なのだけれど…綾奈と高城の会話が切ないながらもあたたかさを感じる。
    当たり前のように過ごしていた日常から突然姿を消した娘。
    理由もわからない。
    生きているかどうかもわからない。
    宙ぶらりんの状態では、高城の気持ちに決着がつくはずもない。
    これだけ長い間見つからないのだから、当然警察官としては最悪の事態も予想できてしまう。
    だから余計に積極的に綾奈の行方を追うことが出来ない。
    高城が感じている漠然とした恐怖は、わかるような気がする。
    愛美の言い方は遠慮がなく厳しいけれど、たぶん現実を高城に認識してくれとつきつけているだけなのだろう。
    1%の可能性があるということは、1%しか可能性がないということだ。
    ようやく前に一歩進む決意をした高城を応援したくなる。
    結果がどうなるにしても、辛さを乗り越えて進むしかないのだから。

    このシリーズを読むようになって、あらためて日本でもある日突然いなくなってしまう人間が少なくないことを知った。
    理由はいろいろあるだろう。
    自ら姿を消した者。
    事件などに巻き込まれてしまった者。
    失踪の原因は様々だろう。
    高城は、その原因を突き止めることが失踪者を探すためには一番重要だと考えている。
    人ひとりの痕跡を完全に消してしまうのは簡単なようで難しい。

  • 警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第6作。

    警務課に異動した法月警部補から託された過去の失踪事案を再捜査する高城警部。調べが進むなか、失踪者が勤めていた企業の新製品発表会場に爆弾を仕掛けたとの脅迫状が届く。

    前作の室長失踪事件の余波でぎくしゃくした雰囲気に陥った失踪課を立て直すべく、高城が奮闘する。同期の刑事・捜査一課の長野警部の出番多し。

  • ※アマゾンより引用

    ■内容
    ある事件で昇進の道を絶たれた阿比留は、法月の異動を止めようとせず、失踪課内部には亀裂が広がりつつあった。
    腐る高城に法月は五年前に交通事故現場から消えた男に関する事件の解決を託す。
    高城の調査が始まった直後、男が勤めていた会社で爆発事件が発生。犯行声明には失踪した男の署名が記されていた。

  • 2016/02/29 - 2016/03/04

    ある事件で昇進の道を絶たれた阿比留は、法月の異動を止めようとせず、失踪課内部には亀裂が広がりつつあった。腐る高城に法月は五年前に交通事故現場から消えた男に関する事件の解決を託す。高城の調査が始まった直後、男が勤めていた会社で爆発事件が発生。犯行声明には失踪した男の署名が記されていた。

  • 五年前の失踪事件を再調査。
    失踪課の人間関係がどんどん変化していく。

  • 2015.08.31.読了

    5年前の失踪者を探すお話。
    半分過ぎた頃から
    読んだことあるなぁ
    と思いながら読み進める。
    しかし、ざっくりしか思い出せない。

    この頃、こういうことが多くなっちゃったなぁ
    困ったなぁ

    このお話に出てくる
    失踪者の野崎健生は
    天才過ぎて
    生きるのが大変だったのかもしれないなぁと。
    凡人の私は 天才とか羨ましく思うけど、
    それ位の方が楽に生きていけるのかも。

  • 介護ロボット製作の会社で、天才的仕事をしている男が、5年前交通事故の後失踪した。

    法月が、失踪課の高城に、その男の事件解決を、託す。
    最初は、もたもたした展開で、こんな事で、良いのだろうか?と、思いながら読み進んだ。

    会場ホテルで、介護歩行ロボットの発表前に、爆発事故が、発生する。
    まだ、完全なロボットで無いと、脅迫の手紙が、あったのだ。
    口封じとなった介護施設を調べに行く。
    小金井公園すぐそばの介護付き老人ホーム。
    「玉川上水ので、昭和61年に水の流れが復活して、今は、桜並木の保存が進んでいる。」、、、等と、事件に関係のない風景を、描いている所に、緊張する話を、和らげる効果を、作者は意図している所が、良い。

    しかし、展開は、やはり思った通り、失踪の男は、自殺していた。
    爆発、脅迫犯人も、それは、会社への不正を暴くために、、、
    脅迫、殺人未遂、死体遺棄等の、高い代償を払ってまで、暴きたかった事なのか?と、、、、
    内部告発とか、、、他の方法があったのでは、、、と、思うが、小説だから、これも然りなのか、、、?

    少し、内容が、もたついた感じがするのと、これで、高城が、娘を捜査するきっかけになったのであろうか?

    今日も、大会社の経営の確執が、報じられている。
    ロッテも、韓国と、日本企業で、、父親、息子長男、次男が、経営権を株主総会で、争っている。
    先日の大塚家具の父と娘の確執も一件落着のように、思えたが、今日、父親側が、沢山の株式を売却するとの報道であった。

    この小説も、同族会社をモデルにして、描かれているが、、、大会社のトップになると、それを、身内以外の者が、物言う人が、居ないと、駄目になると、思う。
    もう少し、この小説も、一社員の犯行だけで、終わらせてほしくなかった様に思う。

全50件中 1 - 10件を表示

堂場瞬一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
東野 圭吾
堂場 瞬一
堂場 瞬一
有効な右矢印 無効な右矢印

波紋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)を本棚に登録しているひと

波紋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

波紋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

波紋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

波紋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)のKindle版

ツイートする