波紋 (中公文庫 と 25-22 警視庁失踪課・高城賢吾)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122054356

感想・レビュー・書評

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  • 前作の室長絡みの事件後、雰囲気が暗くなった失踪課。それは法月の異動で一気に衝撃が走った。ベテラン先輩刑事として高城達を支えてくれる存在だったのに。
    今回の事件は、その法月が託した案件。5年前に失踪した人を探す……。長い月日が経った失踪人を探し出すのはゼロに近い可能性ではないか、と思いながら読み進めていったら最後、法月の意図が分かった。自作は遂に、高城が自分の娘の失踪と向き合うのか。楽しみだ。

  • 次を読もう!

  • 後半、事件の解決に向けて一気に加速してる感はあるが、主人公の心境の変化と最後の流れから、そもそもこの事件は次作への布石となる作品という位置付けだったのだと。

  • #読了。警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第6弾。5年前に交通事故の現場から失踪した天才ロボット開発者を探す。時を同じくして、彼が勤めていた会社が脅迫され、犯人からのメッセージには直筆の署名が。。。途中まではそれなりだったのだが、犯人にはがっかり。もはや伏線とさえよべないような。次作へのつなぎのための作品??

  • 3.5 安定の失踪課シリーズ。次回からいよいよ新たな展開?

  • ある事件で昇進の道を絶たれた阿比留は、法月の異動を止めようとせず、失踪課内部には亀裂が広がりつつあった。腐る高城に法月は五年前に交通事故現場から消えた男に関する事件の解決を託す。高城の調査が始まった直後、男が勤めていた会社で爆発事件が発生。犯行声明には失踪した男の署名が記されていた。

  • んー、室長がこじれちゃったのが面白くないなー。部下の女もなんかかわいくないし、捜査一課の長野ばっかりで失踪課の事件ていう感じでは全くない。高城が自分の娘の捜索を再開する為の壮大な前振りってとこか。

  • 警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第6作。

    警務課に異動した法月警部補から託された過去の失踪事案を再捜査する高城警部。調べが進むなか、失踪者が勤めていた企業の新製品発表会場に爆弾を仕掛けたとの脅迫状が届く。

    前作の室長失踪事件の余波でぎくしゃくした雰囲気に陥った失踪課を立て直すべく、高城が奮闘する。同期の刑事・捜査一課の長野警部の出番多し。

  • 2016/02/29 - 2016/03/04

    ある事件で昇進の道を絶たれた阿比留は、法月の異動を止めようとせず、失踪課内部には亀裂が広がりつつあった。腐る高城に法月は五年前に交通事故現場から消えた男に関する事件の解決を託す。高城の調査が始まった直後、男が勤めていた会社で爆発事件が発生。犯行声明には失踪した男の署名が記されていた。

  • 前半がもたついたので、点数下がりましたが、後半はいい感じに先を読みたくなる感じでした。
    あの状況で娘の失踪を調べる気になった心境はイマイチ共感を得ませんでしたが、娘の失踪のエピソードが早くも気になりますね。

著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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