堂島物語(1) 曙光篇 (中公文庫)

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著者 : 富樫倫太郎
  • 中央公論新社 (2011年8月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122055193

堂島物語(1) 曙光篇 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 面白い!
    米問屋とか、経済小説とか
    苦手なので今まで避けていた。
    しかも、本の表紙だけ見ててっきり
    漫画本だと思い込んでいた。

    イヤイヤ~
    米相場とか全く分からなくても
    しっかりと説明してくれるので
    問題無く読み進められる。
    また、この作者の描く主人公って
    素朴だけど人間味のある人が多くて
    こんな息子が欲しかった~
    と思わせるんだよね~。
    1日で読了!

  • 面白い。
    星4つにするかどうか迷う。

    エンターテイメントとして正しい文法で書かれている点を高く評価したい。

    一つは、読者を楽しませてくれる仕組みを持っているという点で。
    一つには、読者に新しい知識を与えてくれるという点で。

  • 享保期の大坂の米市場を舞台にした物語。時代小説でありながら、取引市場の仕組みや雰囲気を感じられて面白い。主人公の吉左は、継母に追い出されるように大阪の米問屋に奉公に出される。当時としては遅い16歳の時である。しかし、村にいたときに寺で暮らしたこともあり、読み書き算盤だけでなく、和尚の崇高な精神も学んでいた。おかげで、米取引で身を立てるために周りの様々な情報に耳目を開き、本当に役立つ情報を自ら選んでいく姿が凛々しく思う。吉左は、黙認されていた「つめかえし(今の先物取引)」で儲けていく。今後、どんな風に設けていくのか楽しみである。

  • 凄く面白くて、4巻まで一気に読了。
    自分も先物やるので、当時の米相場のやり方が緻密に書かれているのがまず面白い。
    そして主人公が非常に実直で三方良しを努めているのが、読んでいて清々しい。自分も丁寧に生きよう、と改めて思う。
    時代小説らしく淡々と描写されているのに、こんなに面白く感じるのは自分でも意外だった。

  • 十六歳と遅れて米問屋へ奉公に入った、貧しい百姓の少年、吉左の成長物語。
    “奉公モノ”というと、周りが意地悪な人ばっかりなイメージもありますが、この作品は、藤助や、お亀、月照様など、吉左の味方もいるので心強く(勿論嫌な先輩キャラはおりますが。。)、吉左自身も応援したくなるようなキャラなので、彼の成長が楽しみです。
    当時の米取引の状況も詳しく書かれていて、その部分も興味深く読めます。

  • 16歳と遅れて奉公に入った貧農の倅・吉左。
    奉公先は米が銭を生む街、大阪堂島に店を構える山代屋。
    米相場の世界を舞台とした本格時代経済小説。
    吉左の才能と周りの人物に注目。
    江戸時代の米安の理由や米相場の仕組みも分かってくる。

  • 働くことの芯の部分を快活に、心情豊かに描く。

  • 基本、投機は好かんけど、中々おもろいな。続きが気になる。

  • 軽快な読み口で一気に読ませる。第一巻では登場人物の大まかな人物像を描き、次巻以降が本格的な物語りになるのだろう。米相場という現代人には馴染の少ない題材だが読んでいて飽きないのは作者の妙だろう。次巻が楽しみ。

  • 米相場を描いた時代経済小説シリーズ第一弾。

    小作人の長男として生まれた吉左は義母との関係に悩んでいた。
    義母は自分の子供に後継となって欲しい。その気持ちを露骨に示してくる義母に殺意を覚えた事もあるが、その気持ちも理解出来るのであった。それに兄として兄弟達も可愛い。
    義母が死ぬか、それとも自分が死ぬかしか無いと考えた吉左は川に身を投げるがひょんな事で命を救われる。
    命を救われた吉左は生まれた変わった気持ちに包まれていた。そんな時に庄屋の紹介で大阪への奉公する事に決まったのだった。
    奉公先は米問屋。丁稚の仕事をやりながら商人としての勉強を続けて先代である隠居の月照様に薦められて相場の世界へと足を踏み出していく。。


    吉左の過ごしてきた毎日はとてもとても悲惨でした。
    義母に疎まれ寺へ入り、父親の体調が優れないと呼び戻され、体調が良くなるとまた疎まれる。自分を必要とされない辛さを噛み締め続けた毎日だったように感じます。
    金。その力を思い知った吉左は商人として、そして相場師として才能を開化していく姿は救われる思いがしました。

    この物語は吉左が成長していく物語ですが、吉左がとても親思いでどんな酷い仕打ちを受けようとも親への仕送りを心掛け、兄弟達の手習いをさせて自分の道は自分で決めれるようにさせている所がとても魅力的だと思えました。


    「自分は堂島一の米仲買人になる。」その決意を元に吉左は明日と向かう。

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米が銭を生む街、大坂堂島。米問屋である山代屋へ、十六歳と遅れて奉公に入った貧農の倅・吉左には「暖簾分けを許され、店を持つ」という出世の道は閉ざされていた。しかし、刻々と変わる米相場の世界を舞台に、相場師としての才能を発揮していく。本格時代経済小説の登場。

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