中国史の名君と宰相 (中公文庫 み 22-21)

著者 :
制作 : 礪波 護 
  • 中央公論新社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122055704

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  • 東洋史の大家、宮崎市定氏の、皇帝・宰相・儒家など、実に多くの人物に焦点を当てたエッセイや論文がまとめられている。

    有名な人物から、日本ではそれほど知られていない人物まで。資本家や地方官にまで及ぶので、その知見。見識はさすがというほかない。

    他の書評にもあるが、「南宋末の宰相賈似道」と「張溥とその時代」。これは実に読み応えがあるので、このためだけに読むのも一読の価値ありと言える。

著者プロフィール

1901-95年。長野県生まれ。京都帝国大学文学部史学科卒業。京都大学名誉教授。文学博士(京都大学)。文化功労者。専門は,東洋史学。主な著書に『東洋に於ける素朴主義の民族と文明主義の社会』(1940年)、『アジア史概説』全2巻(1947-48年)、『雍正帝』(1950年)、『九品官人法の研究』(1956年、日本学士院賞)、『科挙』(1963年)、『水滸伝』(1972年)、『論語の新研究』(1974年)、『中国史』全2巻(1983年)ほか多数。『宮崎市定全集』全24巻+別巻1(1991-94年)がある。

「2021年 『素朴と文明の歴史学 精選・東洋史論集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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