盗まれて (中公文庫)

  • 206人登録
  • 3.28評価
    • (5)
    • (18)
    • (49)
    • (6)
    • (0)
  • 24レビュー
著者 : 今邑彩
  • 中央公論新社 (2012年1月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122055759

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
湊 かなえ
有効な右矢印 無効な右矢印

盗まれて (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • ルームメイトの著者と知り、購入しました。短編で読みやすく、ゴーストライターの話はひっくり返されて、さらにひっくり返された感じで良かったです。読んでる途中に、展開がわかってしまう物語はありましたが、それでもこの想像力は羨ましい。他の著書も読んでみたいです。

  • さすが展開がうまいです。充実の短編集でした。

  • ひとひらの殺意
    盗まれて
    情けは人の……
    ゴースト・ライター
    ポチが鳴く
    白いカーネーション
    茉莉花
    時効

    少し古いからか、その当時の流行りなのか、急展開ミステリー。読む側が推理するってよりは、思いもしない展開に強引に持って行かれる感じ。
    若かったら面白く読めたかもしれない。今は、無理無理〜笑って感じ

  • 不思議というか、奇妙というか。独特の雰囲気の短編集。すべて最後にどんでん返しが。1話1話が短く、ちょうどいい。

  • 電話と手紙によって運ばれるミステリー短編集。どのお話も冒頭から惹きつけられ、ストーリーが二転三転する面白さと恐ろしさと温かさが秀逸。中でも、ゴーストライターだった夫が本物の幽霊になって帰って来るお話は、最後の一行での反転がお見事!短編なのでさらっと読めますが、後からじんわり心に響く読後感もさすが。お勧めです。

  • 短編集。人間の心理とは怖いもの。

    ひとひらの殺意:妹が兄の自殺の真相を、兄の友人に語る(あくまで推理)のだけど、自殺ではなく他殺であり、その犯人が友人であるその彼であるということが前提に進んでいくのでおもしろい。

    盗まれて:これも心理を巧みに利用しているよね。わたしは気持ちがいいものではなかったけど・・。付き合うのも、そしてそれが面倒になって別れるのも、彼女を巧みに騙して行う。怖すぎる・・。きっと後でつじつまがあわなくなったりはするんだろうけどね。それにしても、相手に一切気づかせず付き合い、別れるってすごいなぁ。

    情けは人の:これは好きな話。誘拐を持ちかけられるんだけど、実際に誘拐されるのはその本人っていうね。
    10歳の子供が計画するなんて(実際は異母兄弟になるのかな)ね。でも、なにも知らないで、その子を助けるんだからよかったなぁと思う。どんな人間でも見殺しにすべきではない。時と場合によるかもしれないけど、信念を持っていれば結果がどうであれ・・かな。

    その他の話もわたしが好きなタイプのちょっとひねった感じのする短編集でした。

  • 8作の短編ミステリー小説が収録されていて、どの話も最後にちょっとしたどんでん返しがある。最後のオチが小気味よく、どの作品も面白かった。主人公自らが問題に顔を突っ込んでいく作品が多かったように感じる。今邑さんの良さが全面に出ているので、今邑さんの作品を読んだことがない人はまずこの本を読んでみて、自分の好みにあうかどうか探ってみるのが良いと思う。

  • 「茉莉花」は既読でした。残念です。
    どのお話も楽しめましたが全体的にインパクトが薄く、あまり印象に残りませんでした。

  • ちょっと古臭いけど短編ですぐ読めて良い

  • 相変わらずゾクゾクする短編集。最後まで読んだときのぞわっとくる怖さが好きです。

  • どうも読んだことのある作品だな、と思ったら、再録もありの短編集らしい。しかし、未読のものはそれなりに楽しめた。「茉莉花」はなかなかの名作、再読でも面白かった。

    未読の中では「白いカーネーション」がよかった。子供の気持ちはわかるが、こんなことまでされてずっと一緒に暮らしていけるものだろうか。お互いに居心地が悪くないのだろうか。私が息子の立場ならば、何も知らないふりをするだろう。少なくとも、わざと怪我をして母親を引き止めるくらいの執着を母に対してもっていたのなら。今邑彩さんの作品も、大概イヤミスだよなぁと思う。

    しかし、1年ちょっと前に熱心に読んでいた頃に比べて、今邑彩さんの世界にそれほどのめりこめなくなった。短編集ということもあって、さらっと読めてしまった感じ。

  • 電話や手紙にまつわる短編集。電話といっても固定電話という、ちょっぴりレトロ感漂う時代設定。いちばん最初のは、携帯が普及した現在では通用しないだろうけど…どの話も収束するとみせかけて、もうひと山あるのが今邑さん流ですね。

  • 電話や手紙に纏わる短編八編が収められた、短編集。
    それぞれの話には、電話や手紙が小道具として登場し、また各話にはそれらを象徴するような副題が付いています。
    話によっては、電話や手紙が本当にちょっとした小道具程度の扱いで、物語のキーという程ではないかなぁと感じるものもありました。
    ですが、似通ったモチーフの小説が纏められているのは面白いと思います。

    今邑さんの小説の面白いところは、これから不幸なことが起きそうだと匂わせる終わり方をするところだと勝手に思っているのですが。
    この短編集に収録されている話は、最後に希望が見えたり、温かい気持ちになれるような終わり方が多いような印象を受けました。
    不幸な終わり方の今邑作品が大好きな自分は少し物足りなく感じてしまいました。
    良い話も、もちろん嫌いではないですが。
    『情けは人の……』と『時効』が特に好きです。

  • 2012/3 読了
    短編集で サクサクとテンポよく読めますねー
    この方の本は あまり失敗というのがない感じする

    短編もソツない感じでいいのだけど
    やはり長編のほうが私は好きかも^^

  • 読みやすい短編集。

  • 短編9作、既読2作。
    短い作品はこうあるべきだと。
    オチがわかろうとも、ニヤリとしたり、ウッとなったり、しみじみ怖かったり。
    話の持って行きかた、文脈がとても好ましい。

  • 電話や手紙をテーマにした9編の短編集。
    今邑彩さんのミステリはホラーとミステリの中間のような独特のひんやり感があって好きです。「盗まれて」「情けは人の…」「ゴースト・ライター」がお気に入り。「茉莉花」は「よもつひらさか」で既読でした。

  • この人の作品を読むと、いつもぞわーっとする。
    穏やかに語る内容がとてもおぞましいから。
    でも、そのおぞましさも、過去のものとして冷静に、憎しみとか恨みとか怒りとか、すべて超越したような語りだから、なんだか不思議。
    彼女の使うトリック?には多分お気に入りなんじゃないかと思われるパターンがあって、違う本を読んでも、それを見つけてしまうととても嬉しくなる。

  • うーん、内容も被っているし(茉莉花の話、他の本にも同じの入ってたよね?)今回は期待以下ということで星3つ。

    個人的には、ポチの話が好き。時効もなんだかドラマでいこういうのありそうっていう安定感が好きだった。時効の話で読後感がぐっと良くなったかも。
    でも読後感うんぬんよりも、今邑さんの「おぉ・・」っていう本格派が読みたいよう。

    ------------------------
    優秀なゴーストライターだった夫が本当の「幽霊」になってしまった!?困り果てる売れっ子作家に、夫の幽霊から電話が・・・(「ゴースト・ライター」)
    中学時代の同級生から15年の歳月を越えて送られたきた手紙とは(「時効」)
    ミステリーはいつも電話と手紙によって運ばれる。

  • 電話と手紙が絡んだミステリィ短編集。
    心温まる物語だったり、残酷な物語だったり、短めな作品が多数掲載されている。

    推理は基本的に「想像」が多くをしめるのだが、その「想像」が真実なのか? 妄想なのか? 結果によって作品に対する見方が大きく変わってくる、人によって感想が異なる作品集に仕上がっているのが面白い。

  •  この作者の作品は面白いので、全部読んだ。
     今回はパンチが弱い。

全24件中 1 - 24件を表示

盗まれて (中公文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

盗まれて (中公文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

盗まれて (中公文庫)の単行本

盗まれて (中公文庫)のKindle版

盗まれて (中公文庫)の文庫

ツイートする