- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122055759
感想・レビュー・書評
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読みやすい短編集。
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短編9作、既読2作。
短い作品はこうあるべきだと。
オチがわかろうとも、ニヤリとしたり、ウッとなったり、しみじみ怖かったり。
話の持って行きかた、文脈がとても好ましい。 -
電話や手紙をテーマにした9編の短編集。
今邑彩さんのミステリはホラーとミステリの中間のような独特のひんやり感があって好きです。「盗まれて」「情けは人の…」「ゴースト・ライター」がお気に入り。「茉莉花」は「よもつひらさか」で既読でした。 -
この人の作品を読むと、いつもぞわーっとする。
穏やかに語る内容がとてもおぞましいから。
でも、そのおぞましさも、過去のものとして冷静に、憎しみとか恨みとか怒りとか、すべて超越したような語りだから、なんだか不思議。
彼女の使うトリック?には多分お気に入りなんじゃないかと思われるパターンがあって、違う本を読んでも、それを見つけてしまうととても嬉しくなる。 -
うーん、内容も被っているし(茉莉花の話、他の本にも同じの入ってたよね?)今回は期待以下ということで星3つ。
個人的には、ポチの話が好き。時効もなんだかドラマでいこういうのありそうっていう安定感が好きだった。時効の話で読後感がぐっと良くなったかも。
でも読後感うんぬんよりも、今邑さんの「おぉ・・」っていう本格派が読みたいよう。
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優秀なゴーストライターだった夫が本当の「幽霊」になってしまった!?困り果てる売れっ子作家に、夫の幽霊から電話が・・・(「ゴースト・ライター」)
中学時代の同級生から15年の歳月を越えて送られたきた手紙とは(「時効」)
ミステリーはいつも電話と手紙によって運ばれる。 -
電話と手紙が絡んだミステリィ短編集。
心温まる物語だったり、残酷な物語だったり、短めな作品が多数掲載されている。
推理は基本的に「想像」が多くをしめるのだが、その「想像」が真実なのか? 妄想なのか? 結果によって作品に対する見方が大きく変わってくる、人によって感想が異なる作品集に仕上がっているのが面白い。