若い読者のための世界史(下) - 原始から現代まで (中公文庫)

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制作 : 中山典夫 
  • 中央公論新社 (2012年4月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122056367

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若い読者のための世界史(下) - 原始から現代まで (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 50年後のあとがきは必読。

  • ヨーロッパ人から見た日本人が、ヨーロッパのよき生徒、というのがなるほどという感じ。なんかわかる。
    「人間と機械」がそういう風にも考えられるのかと新たな発見だった。

  • 面白かった。歴史の主流を大まかに把握するのに最適。
    下巻で特に印象に残っているのは宗教改革のことかな。日本史にも馴染み深いイエズス会が、宗教改革を受けたカトリック側の自己改革組織だとは知らなかったし、それが結実して反宗教改革が成立したというのも知らなかった。二つの対抗勢力のぶつかり合いによる歴史のダイナミクスを感じた。もう一つ強く印象に残っているのは、産業革命と各国での市民革命の勃発のところ。社会主義の起こりが意外と早くて驚いたが(知ってしまえば必然のタイミングなのだけど)、先に革命に結びついたのはブルジョワ市民による自由主義革命の方で、だから自由主義側が保守派になるのだなと。しかし世界史を通して見ると大衆や市民はたびたび反旗を翻しているが、それは常に生活のためであって、思想や主義主張は二の次であることがわかる。理屈づけの根拠は宗教から思想に変わり、思想は変遷を遂げているが、もっとも大事なのは生活であるということを忘れないようにしたいと思った。

  • 簡単な言葉で大まかな流れが掴める良書。ワクワクした。もっと詳しく世界史を知りたくなった。

  • 第2時大戦前に書かれた世界史の本。あとがきが大戦後に追記されている。とにかくそこを読むために最後まで読む本。

  • 美術史家による簡易な世界史概説書の下巻。下巻になると時代が下り、扱う地域も出来事も大きくなってくるため、かなり概念的な話が増えているように思うが、逆にそれが歴史の見方として分かりやすいかもしれない。著者の孫のあとがきにあるように、細かい事項や年代などを把握するための本としては全く不向き。

  • なぜ教育に歴史が必要なのか。
    それは歴史の総体を捉え、血肉とするため。
    しかし、その根本の理念は教科書からは学べない。
    この本にはある。逆説的な話だ。教科書に成り得ないこういう本だけが、歴史の総体を教えてくれるのかもしれない。そんな稀有な栄養価の高い本。

    また、ww2の前に書かれてること。価値観の転換期の視点はほんとうにおもしろい。

  • 原始から現代(第ニ次世界大戦まで)を「過去の出来事でもっとも多くの人間に影響を与えたもの」(213頁)を基準に扱う。第二次世界大戦以後や執筆後判明した事実に関する訂正は50年後のあとがきで著している。美術史が専門の著者。6週間で執筆。西洋史が中心。世界史の基礎知識を学ぶために手に取った。知識を学ぶという点では期待していたものとは違ったが、良い意味で期待を裏切られた。平易な言葉で書かれており読みやすい。ひとつの物語を読んでいるようである。知識は正直身についていないが、世界史の外枠をつかみきれた点と、深く学びたいと思えた点で
    この本を読んで良かった。国ごとの歴史を少し知っても、大まかな全体像が今まで全くわからなかったためである。次は『世界史』に挑戦する。『美術の物語』も読む。
    また私は、歴史を、ノンフィクションの物語だと考えている。そのこともあり、相性が良かったのだと思う。

  • あとがきがよかった。

  • 名著。楽しく読めて、世界史を理解するのに最低限必要な歴史的事件・人物に就いてさらえる。

    都市と貨幣経済の発達、大航海時代、宗教改革と反宗教改革、三十年戦争と七年戦争、アメリカ独立革命・フランス革命・イギリス産業革命、共産党宣言、南北戦争……。下巻では主にこういった項目がためになった。

  • バランスの取れた記述。歴史を語る時にバランスこそが決め手となる。後書きも素晴らしい。歴史嫌いの私が、ワクワクして読めるなんて、、、個人的には啓蒙思想についてもっと学びたくなった。

  • 世界史の概略をつかめる。昔、学校で習った人名などが懐かしかった。

  • 上・下巻合わせて500ページ足らずの量で、原始から第一次世界大戦までの歴史を一望出来ます。これと言って新しい発見は無いものの、優しく語りかけてくる文体と、たとえば中世や宗教戦争のような暗い時代ですらも、輝かしい未来へと続く希望を持って描かれているところがとてもロマンティックです。

    本作が刊行されたのは1936年です。したがって第二次世界大戦以降の歴史は述べられていません。ですから当時25歳でユダヤ人の家庭に生まれた作者の歴史観もその後はかなりの変化を遂げたようで、下巻の巻末には「50年後のあとがき」としてその内容が詳しく述べられています。

  • 最後まで読み通してみて、いかに世界史の教科書がつまらないものであったかを実感。高校生がかわいそう。ローマ帝国皇帝のよく似た名前を、内実を知らずにひたすら暗記してみたり。

    そう、中国対イギリスのアヘン戦争をめぐる記述には感慨をおぼえた。というのも、火薬や羅針盤や印刷術をかつて学んだ中華帝国に対し、イギリスはひどい返礼をしたといったくだりがあったからだ。これを中国の人が書いたのならわかるが、これを書いているのはオーストリア生まれの著者だ。もっとも、彼もまた当時、ユダヤ人として迫害される立場にあったわけだけれど。
    ナチス政権下、本書は発禁になったそうな。

  • 今年一番良かった本。
    ルイ14世の明晰さが意外であった。

  • 209 コ (2) 登録番号9484
    教員リクエスト

  • タイトルのとおり、若い頃この本に出会いたかったなぁ~

  • 最近、文庫本って高いのね。

    上下2冊で1,500円もした。

    えっ?アタリマエだって?

    最近は、BookOffで100円の本ばかり買っているので感覚がズレたのかもね。

    でも、この本は値段に十分見合う内容です。あるいはそれ以上かな?

    本来は著者が25歳のとき(1935年だから77年も前なんですが、)に書かれ、その50年後著者が75歳のとき追加のあとがきと多少の修正を加えて出版されたものが、今年になって日本語に翻訳されぼくの手元に届いたというわけです。

    まず、25歳の青年がコレだけの内容を書けたものだと驚嘆させられる。

    ドイツ系ユダヤ人らしいのだが、民族としての彼らの優秀さに、勝手に感心してしまう。

    コレだけの長い時間の歴史をコレだけ短くまとめるには簡単な作業ではなく、逆にとてつもない深い知識が必要なはずである。

    長い歴史を彼の価値観に基づいて関連付けて理解しているのがスゴイ。

    もちろんここで重要なのは、彼の価値観という点である。

    歴史というものは、歴史家自身の価値観に基づいて書かれ、評価されるものであろう。

    ということは、本人の価値観が大きく問題となるはずだ。

    その点、彼の価値観はとてもリベラルで、好ましい視点を持っている。

    これは若い人のみではなく、是非大人が読んで欲しい本である。

  • 長い長いあとがきがおもしろかった。「そういう著者が、そういう経緯で執筆し、そういう経緯で出版され、長く読み継がれてるのね」というのがとてもドラマに感じた。

    世界史ておもしろいと思った!ほかのもう少し難しい世界史本にもチャレンジしてみたい!

  • 上巻のレビューでも書いたが、薄くてすぐに読み終える事が出来るので、歴史の流れをザックリと確認するのには良い本だと思う。出来れば、第二次世界大戦以後の歴史についても書いて欲しかった。

  • ルネサンスから二〇世紀まで

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若い読者のための世界史(下) - 原始から現代まで (中公文庫)の作品紹介

歴史の川というものを想像してみよう。わたしたちが知るのはただ、流れが限りのない先へ、未知の海へ向かって流れていることである-。二五歳のときに語りはじめた歴史の物語はいったん幕を下ろし、五〇年後のあとがきであらためて振り返る。下巻・ルネサンスから二〇世紀まで。

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