炎情 - 熟年離婚と性 (中公文庫 く 16-6)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122056374

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  • 「婦人公論」2008~2009
    40~60代の女性へのインタビュー。結婚と性とが深い関係だと思い知らされる。

    印象に残ったこと

    池下レディースクリニック
    池下育子先生のはなし

    “大腸がんと診断された男性が、毎晩のように妻を求めるようになった話しから、人間は死ぬかもしれないというときには、セックスをしたくなる動物らしいと。ただし、それは男性に限られるかもしれない。”

    ただ、女性も性欲がなくなるわけではない。

    “人間には三つの性がある。
    男性、女性、そして妊娠する性。 
    女性が閉経したからといって中性になるわけではない。...死ぬまで女性であり続けるのだ。”

    最後に熟年離婚を経験している著者は、

    “精神の自由と物質の自由とどちらを選ぶか...精神が死んでしまってまで、結婚生活を続ける意味はない。”

    “...もう我慢するのを止めるのは、自分の生命を維持するための決断とさえいえるような気がした。”

    それでも、思いとどまった女性たちもいたとも。



  • 下手なホラーなんかよりよっぽど怖い…。我が家は大丈夫かなってしばらく心配でびくびくしました。生々しい。

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