夜の終焉(上) (中公文庫)

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著者 : 堂場瞬一
  • 中央公論新社 (2012年7月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122056626

夜の終焉(上) (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 汐灘サーガシリーズの第三弾。
    20年前に両親を殺害された真野。それがきっかけで、地元の汐灘を離れて20年。
    しかし、経営する喫茶店で起こった事故の被害者の身元を調べるために、汐灘へ足を向けることに。
    20年前の記憶が様々な方向から甦る。

    2016.10.6

  • 関東北部の架空の町、汐灘を舞台にした3作品の最終作の上巻。
    汐灘で20年前に殺人事件が起きた、被害者は地元で建設会社「真野建設」を経営する真野社長、犯人は「真野建設」の下請け会社の経営者、川上。
    当時の建設不況を受け、真野は下請けや孫請けに厳しい条件を突きつけ、しかもキックバックを要求していた。川上は下請け会社を形成していたが、会社の経営状況は思わしくなく、社員の給料を払うため借金もしていた。
    父親を殺害された真野は東京の大学に通っていたが、汐灘に呼び戻され、会社経営を引き継ぐよう社員に懇願されるが、真野は汐灘を逃げるようにして去っていく。その結果真野の会社は倒産してしまい、社員からのうらむを受けることになる。
    一方の川上は、東京で検事を目指し、司法研修中に父親が殺人事件を起こしたことを知らされ、汐灘に戻ってくる。刑事からは真野の評判は悪く、相当うらみを受けていたことなどを知らされる。
    川上は、検事になることはあきらめるが、そのまま司法試験を受け、弁護士になり、甘粕が経営する弁護士事務所に就職する。
    真野、川上とも汐灘を避けるように生活をしていた。
    真野のは神奈川県厚木に深夜から朝まで開店する喫茶店を経営して人目を避けるような生活をしていた。常連客はトラックやタクシーの運転手と厚木署交通課の石田洋介。
    ある朝、見知らぬ少女が喫茶店を訪れる。その後石田も朝食を摂りに来る。石田が帰った後、少女はなにか言いたげな様子を見せるが店を出る。その直後、店の前に乗用車が突っ込み、少女は車と店との間に挟まれ、重傷を負ってしまう。病院に運ばれ、一命は取り戻したものの、意識は戻らず植物状態になってしまう。
    世間から、ましてや汐灘を避けていた真野は少女の身元を調べるため、汐灘の地図と唯一の持ち物であるポシェットを頼りに一人汐灘に向かう。
    汐灘では、当時の同級生が高校の教師をしていたので協力してくれたものの、訪ねる高校ではほぼ門前払いとなり、手掛かりがつかめない。
    その頃、汐灘では20年前と同じような殺人事件が起きていた。「汐灘住宅販売」を経営する角田孝則とその妻、長女一家3人殺人事件。犯人は、角田からアパートを借りていた藤沢康史。藤沢の父は交通事故に遭い、リハビリ中。母は心筋梗塞で入院中で家賃を3カ月滞納し、退去を迫られ、角田家族を殺害し、火を放ってしまった。
    藤沢は裁判で争う気はなく、早く死刑にしてほしいというが、角田の評判はすこぶる悪く、藤沢の減刑嘆願書も集まり、その弁護に川上が携わることになる。
    20年前の事件をきっかけに汐灘を避けていた二人が同時期に汐灘に戻ることで、下巻ではどのように関わっていくのか?少女の身元は判明するのか?
    下巻が大いに気になります。

  • サクサク読めるー

    20年前の殺人事件
    被害者の息子と加害者の息子

  • 二十年前に両親を殺されて以来、世捨て人のように生きてきた真野。ある日、彼が営む喫茶店に現れた少女が事故に遭い、意識不明の重体に陥ってしまう。身元の手がかりは、荷物から見つかった一枚の地図のみ。真野は少女のため、一度は捨てた故郷汐灘を訪れる。北関東のとある街を舞台に贈る(汐灘サーガ)シリーズ、第三弾。

    ということで、三作目を読んでみた。前二作も読んだはずなのだが、あまりよく覚えていない。感想は下巻に。

  • 20年前の殺人事件の
    加害者、被害者それぞれの息子の視点で
    綴られる上巻。

    どう交錯するのか気になって
    勢いよく読める。

  • テーマがテーマだけに話全体が重い。
    気軽に読める小説ではありません。

  • 2013.04.03

  • 汐灘シリーズとやらを初めて読みました。そして久々の堂場さん。図書館で借りました。早く下巻も読みたい。どうなっていくんだろう…だんだん交わってきたけど…下巻に期待。

  • 上巻を踏まえた、下巻に期待。これまでの前二作とはトーンが違って、興味深い。

  • 被害者の息子と加害者の息子のそれぞれの人生を別々に描いてある。上終了直前に彼らが交わる予感…

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