夜の終焉(下) (中公文庫)

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著者 : 堂場瞬一
  • 中央公論新社 (2012年7月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122056633

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夜の終焉(下) (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 目の前で事故にあった少女の身元を探す真野。
    自分の過去と戦いながらも、捜索は続く。
    その先にある少女の正体と自分の過去への決着は、逃げ出した20年を埋められるのか。
    また、相対する二人の男性の境遇が、思わぬところで未来に向けて動き出す。

    2016.10.13

  • 関東北部の架空の町、汐灘を舞台にした3作品の最終作の下巻。
    汐灘で20年前に起きた殺人事件の被害者息子、真野亮介は目の前で起きた交通事故の被害者の少女の身元を調べるために今まで行くことを避けてきた汐灘に向かい、20年前の捜査を担当し、10年前に引退した元刑事の協力で、東京の予備校に有力な手掛かりを見つける。
    一方、川上は地元汐灘で発生した20年前と同じような殺人事件の犯人の弁護を担当するため、所属する事務所の甘粕がの友人弁護士に依頼され、容疑者の藤沢の周辺を調べる。藤沢には川上自身の体験を告げるとともに、藤沢が殺害した角田に妹が乱暴されていたという事実をつかむ。
    そんな川上のもとに徳島から郵便が届く。その中に書かれていたものは、川上と真野を繋げる驚く内容が記載されていた。
    川上は徳島に向かい、事実を確認する。そして、交通事故の少女の身元が判明する。
    真野は、厚木署交通課の石田とともに予備校を訪ねる。予備校に保管されていた少女の書類には真野を驚かせる内容が記載されていた。するとそこに川上が同僚の真紀を伴い訪れる。相対する真野と川上、真野は一瞬のうちにそこから逃げ出してしまう。
    真野を追う川上、道路上で向き合う二人。
    その後の急展開、汐灘で起きた藤沢事件の行方は読んで感動してください。

  • やっぱりね。
    最後に一捻りあるかなー。と期待したが、よくある結末で残念。
    上巻の方がおもしろかったな

  • 「殺人者の息子」という宿命を背負いながら弁護士となった川上は、かつての父親同様に死刑判決を頑なに望む被告の弁護を手伝うことに。それは二十年前の殺人事件と、あまりによく似ていた―。被害者の息子と加害者の息子。決して邂逅すべきではない二人の人生が汐灘の街で出会ったとき、何が訪れるのか。

    喫茶店マスターと弁護士、二人の主人公の印象が似通っていたからか、やや読みにくかった。

  • 上巻に比べ結末が読めてしまい
    ちょっと失速。

    他の作品の登場人物が出ていたり、
    この地方が舞台となた三部作の一つであったり
    ということをあとがきで知りましたが、
    この作品だけでも十分楽しめました。

  • 長い、そして重い話でした。

    殺人者の息子と被害者の息子ひとりの少女の事故をきっかけに再開する。

    難しく、くらい話です。

    そして、蓋をあけてみると案外単純な仕掛けが。

    テーマが重いので読むのが疲れます。

  • 二人の男が1つの事件を巡って苦悩する。執拗な描写だが、負った傷を考えると必要なことなのだろう。途中の不穏な空気から最後は晴れ渡るような晴天。堪能できた。

  • 徳島へ話が飛んだところに、一筋縄では終わらせない作者のうまさを感じた。

  • 読書【夜の終焉】読了。嫌われ者だった被害者の息子と同情された加害者の息子のそれぞれの20年間の苦悩な人生。ひとりの少女の登場で2人が重なる。そして感動のクライマックス。タイトルの意味が長編のラスト1行に濃縮されている。この1行の為の物語…感動の読後感。読書っていいな‼

  • 被害者の息子と加害者の息子。ただ、被害者の生前の横暴さにより世間は加害者に同情し、被害者の息子であるはずの真野は生まれ育った汐灘を逃げるように後にする。一方、加害者家族としての業を背負った川上も汐灘には帰れぬものの、自分なりに事件との折り合いをつけて自身の人生を歩んでいた。
    20年という歳月を積み重ね対極的な立場にいる2人の男が事件の影を引きずり、鬱屈を抱えながらもがく様がよく描かれている。

    こんなにも人生を諦めたような真野を後押しし、愛想を尽かさずおせっかいを焼いてくれるような人物がいるといったご都合主義をさて置けば、主役格の2人が紆余曲折を経て自分自身を見つめ直して立ち直るまでがじつっくりと丁寧に描かれていて、共感・納得のできるストーリー仕立てになっている。

    汐灘シリーズとしては最後に希望が見い出せるような、表題へと繋がる終わり方は非常にきれいにまとまっていた!!
    それを含めてなかなかの秀作だったと思うが、それだけにこれが汐灘シリーズの集大成なのだろうか。。。。

    しかし、少女の正体は読めんかった。。。。
    ってか、途中から影が薄れてたしで…

  • 捨てた筈の故郷に引き寄せられた因縁の二人に、いよいよ対峙する時が訪れる。過去の事件を引きずる暗い夜は明け、二人の人生にはどんな陽が差すのか・・・という興味に引っ張られながら終盤は一気に物語が展開して行く。ミステリーやサスペンスの要素を含んではいるが、そのどちらでもない、刑事モノで署名な作者の長編。読み応えがあり面白かった。

  • 2012.09.24読了。
    知人からもらった本。
    ストーリーは面白かったけど、あまり心には響かなかったな。


    ここからは個人的メモ。
    殺人事件の被害者と加害者、そして被害者の息子と加害者の息子。
    生前の被害者の行いが悪すぎたため、亡くなってからも叩かれる加害者、そしてそんな状況に耐えきれず街から逃げた息子。
    殺人犯の息子となり検事の夢は諦めるものの、弁護士となり過去と折り合いをつけたと思っている加害者の息子。
    ある少女の事故がきっかけで2人は暗い過去と向き合うことになる。

  • 加害者の息子も被害者の息子も心を閉ざしていた。一人は表舞台から隠れて、一人は社会に関わる形で。心を閉ざさないと生きていくことが出来なかったんだろうと、それほどの衝撃があったのだろうと思う。
    そこから踏み出すには二十年と言う長い時間が必要だったんだろう。そのきっかけは一人の少女に関わる事故だったけれど、それがなくても彼らはいつか踏み出していたんだろうと思う。
    彼らの周囲にはノックし続けてくれる人がいたから。

  • 上巻でのしつこいまでの描写が最後に活きたんだろうかね?最後は、たしかに夜が明けた?よかったよかった。

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