山の人生 - マタギの村から (中公文庫)

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著者 : 根深誠
  • 中央公論新社 (2012年7月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122056688

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山の人生 - マタギの村から (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • もう消えてしまったのかな。下北、畑にいたマタギの文化。
    クマを倒す際のエキサイティングな藤三郎ダッダの語りが面白かった。

  • (*01)
    19世紀の半ばから100年を劇的な近代と捉えた場合、本書に採取されたマタギの民俗は、変化の最後期に当たるものと思われる。また、読み進めればそれとなく感じる事もできるが、地域性や周辺環境からしても、もし一般的なマタギというものがあるのであれば、そのマタギの中心からもややずれたところで遺存した事例(*02)のようにも見受けられる。
    ノスタルジックな思いや、まるで著者だけが外部から来てマタギの内部まで迫る事ができたとるすような物言いの特権性については、おおよそ留保したいところであるが、それらを読み飛ばせば(*03)、なかなか採集されたものそのものは興味深いものばかりである。

    (*02)
    山の人生、という表題からは当然、柳田國男の著作が連想される。柳田による人生はマタギの人生に限ったものではないが、本書は、その後、人生がどのように展開したのかを追うための事例にもなるだろう。

    (*03)
    しかしながら、戦後林業が陥っていた経済的な状況やそれに対抗する林業従事者の労働運動についての記述がある点で、廃れるものへの愛着のみで湿った文章を綴るだけではなしえない、乾いた歴史記述に踏み込まれており、評価できる。付録の資料もじっくり取り組みたい題材である。

  • 最後のマタギ伝承集落の青森県の畑(はた)集落。

    集落の歴史から伝統的な猟まで活き活きと描かれている。
    残念ながら、文庫化された今は、集落の伝統は失われてしまった。

    今の日本は畑のような集落があちこちに見られる。
    日本の地方部を何とかしなければ。

  • マタギの村での取材記録

    最近までこうした狩猟生活をしてた人たちが居たとは驚いた

    再読は不要

  • 下北半島の畑という山村のマタギ文化を伝えるノンフィクション。昔からマタギやサンカには興味があり、様々なノンフィクションを読んで来た。下北半島のマタギとは非常に珍しい。一子相伝とは、何とも。

    下北半島といえば、寒立馬で有名な尻屋崎やマグロで有名な大間が観光客には馴染みがある。昔、十年間ほど毎夏、波乗りで六ヶ所村から尻屋崎に出掛けていたことがある。大間には観光で泊まったことがある。夏にも関わらず、ストーブがたかれていたのに驚いた。一方、仏ヶ浦とか佐井村、さらに畑の辺りは本当に寂しい。コンビニで24時間、買物が出来る我々が計り知れない文化とか暮らしがあるんだろうな。佐井村には一度だけ観光で泊まったことがあるが、本当に物悲しいというか、とんでもない所に来たなという辺境感を覚えた。

  • 青森県下北半島に位置する畑地区に伝わるマタギの文化。火災と過疎によって失われてしまったその文化を伝える貴重な資料。主となる熊撃ちに関するさまざまな伝承やしきたり、送りの儀式など興味深い話である。失われてしまったのが残念でならない。

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