カイミジンコに聞いたこと (中公文庫)

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著者 : 花井哲郎
  • 中央公論新社 (2012年8月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122056862

カイミジンコに聞いたこと (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 面白い!!と何度笑ったことか。

    寺田寅彦、中谷宇吉郎、岡潔、藤原正彦……、さらに理系の素晴らしい随筆家がこんなところにもいたとは。
    私が触れた際にはもう亡くなられていた。
    著作はこの一冊だけのようで、非常に残念に思う。

    自然史という見方から、語りかけるような文は読みやすく、遥かなる時の重みを感じさせる。
    最初と最後に同じような問題提起を為されていて、暗記だけで実体を伴わない知識に意味はあるのか?という反語なのだろう。

    どうしてその結論に至ったのか、どんな試行錯誤が為されたのか。答えだけを羅列した教科書で、答えだけをひたすら教える授業を面白くないと感じる子供たちの心は、正しいのかもしれない。
    目の前にあるものから、問いを生み出す力。
    問いを生み出すことから、答えを見出す力。
    自ら立つ力をつける教育のあり方を筆者は唱え、また教育に携わる者として自戒されていたのだろうなあ。
    格好いい。

    「未来の予測も過去の推測も、返事ができないところは同じである。それなのに来年のことを言えば鬼が笑い、過ぎ去ったことはそれを言っても誰も笑わない。結果らしいものが知られていると、運命がそうしたとでも考えるのだろうか。どうしてそうなったかを考えなくなる。」

  • 自然史科学者 花井哲郎さんのエッセイ集。

    “美人娘” 何て読みますか?

  • 理系の人は、読んだ方がよいでしょう。科学に、研究に向かう心の姿勢を正される。そんな気がしました。久々に科学者の書いたエッセイを読んで、なかなか感じるところが多い良書でした。

  • もし学生時代にこのエッセイ集を読んだならば、勉強に対する姿勢が少し変わったのではないかなと思う。
    温かい文体に人柄が偲ばれる、視点が変わる一冊でした。

  • カイミジンコの研究者の方が書いたエッセイ集。

    カイミジンコについての話ではありませんでした。

  • 書店の文庫棚で見つけました。とても読みたくなった本。

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