- Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122056930
感想・レビュー・書評
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これはハードだ。でも引き込まれる。もう一回読みたくなる。津原にまた会いたい。
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ジウシリーズから始まった、誉田哲也さんの本を読み尽くす会。
何らかのハッピーエンドを期待していたけど結末がこうなるとは予想外で驚いた。
国境事変と歌舞伎町シリーズもこの前ネットで頼んだから届くの楽しみ。
それにしても怖かった。 -
序章があまりにもキラキラしていて、恋愛もの!?あれ、間違えたかな?と思うほどのほのぼの感。
その後の転落ぶりがすごくてちょっとみんなかわいそうすぎた。
主人公のその後が気になる。 -
ほのぼの青春モノからの超ハードな犯罪への落差が激しい。びびった。面白い。ただジウでも思ったけど、黒幕がたいしたことないんだよなあ。
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面白かった。
前半は警察小説らしく進展していくのに対し、後半はバイオレンス小説風の展開。読み進めるのは辛いけど、先が気になって引き込まれてしまうって感じ。
誉田哲也さんの作品はこういうスッキリはしないけど、気持ち悪いけど読み応えのあるものが多くて中毒性があるなぁ。
あと、巻末の解説が、一般書店の文庫担当者だったことにビックリ(笑)
次はいよいよ姫川シリーズ読もうかな。 -
字面のえげつなさは多少抑え目か...と思いきや、どんどん人が死んで、読めば読むほど重く苦しくなってくる。人の弱いところをグサグサと容赦なく突き刺す鋭さは決してナマってはいない。班のほぼ全員がいなくなって終わるというのは、あまりにもやるせない。
ところで結局のところ右腕はどうやって抑えたのだろう? -
さすがにこれだけ首吊り自殺が連発したら、事件性が疑われるだろう、と思うけれど、それを含めてダークな展開がハードボイルドしていて、かえって潔く清々しい。復讐を遂げる結末は救いが無いけれど爽快感はあった。
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今までに読んだ誉田作品の中で最も多くの登場人物が殺害された気がします。。
主人公の津原は警視庁捜査一課の刑事。
上司や仲間に恵まれ、心地よい環境で働いていた。先輩刑事の妹とは、互いに密かに好意を抱きあっている。
あるとき、昨年発生した宝飾店オーナー殺害事件の再捜査にあたることになった津原達。犯人逮捕に至ったものの、津原達に突然左遷とも受け取られるような異動が命じられ、全員が所轄署へ別れてしまう。
一方、逮捕した犯人は裁判で一転、無罪を主張。津原の先輩刑事に自供を強要されたと発言する。
実際には取り調べを担当していない先輩刑事はその報道後に自殺し、マスコミの報道は加熱していく。
先輩刑事の自殺に不信感を抱いた津原は真相を調べ始める…
ありがちな設定ですが、終わり方がありがちではなく、救いようがなくて、誰もハッピーにならなくて、
事件の犯人が分かっても、とても前向きな気持ちにはなれず、それどころかどんよりと沈むような疲労感と
絶望感が残る一冊。
馳という殺し屋の心理描写の巧みさは、私好みでした。
現実にあるかもしれない、と思わせるストーリー設定ですが、黒幕の語りが少し薄っぺらく感じてしまった点が残念でした。