ハング (中公文庫 ほ 17-5)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122056930

作品紹介・あらすじ

警視庁捜査一課の堀田班は、宝飾店オーナー殺人事件の容疑者を自供により逮捕。だが公判では自白強要があったと証言され、翌日、班の刑事の一人が首を吊った姿で見つかる。そしてさらなる死の連鎖が…。刑事たちは巨大な闇から仲間を、愛する人を守ることができるのか。誉田作品史上もっともハードな警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが…
    そのまま、殺人手段なんや…
    しかし、そんな、あちこち、首吊ってたら、何らかの関連性は分からんの?
    でも、実際に自殺する人多いから、分からんのかな?それはそれで、由々しき事態ではあるが…
    しかし、よく死んでいく…
    当初の仲間がほぼ全滅やん!
    それも、殺された原因が、そんな感じやって!
    ただ、2、3日の為に!
    権力持つと、自身が下と思ってる人らは、もう人ではなく、ただのコマ?って感じが、凄く嫌やなぁ〜
    多分、私もコマと思われてるやろうし…
    こういう人らが、日本の為とか、国民の為とか言って、裏では平気で、その対象を壊す。
    大義とか何とか言って…
    自分が…その立場が…クルッと逆転するとか思わんの?っと怒り心頭!

    さて、残った人がどうなるか!今後に期待!




    この人を登場させる為に、この話はあったのか?と思わんでもないけど。
    さて、続編も読もか!

  • この本の伏線なのか、誉田先生全体の伏線なのか、ジウの伏線なのか、どこまで納得して読むか?読み直しつつ読み進める。そんな感じでした。→歌舞伎町セブンへ

  • 暗い〜ひたすら人が死ぬ…読みやすいしやりとりとかは好きだけど死にすぎ(悲


  • 焼け爛れた異形の顔を持つ「吊るし屋」と呼ばれる殺し屋。

    悪が持つ正義。悲しみを背負う悪。

    今回の誉田哲也作品は、どこか様々な試みを感じさせる一冊でした。

    作中、歌の歌詞のようなものが出てくるが
    あれは『最後の雨』だったんだろうか。


  • 未解決だった赤坂宝飾店オーナー再捜査に乗り出した、警視庁捜査一課の堀田班。

    容疑者はすぐに見つかり、自供により逮捕…

    が、堀田班は解散となり、各々、異動となる。

    しかし、公判では一転し、容疑者は無罪を主張、自白を強要されたと…

    次々に元同僚たちが…

    納得がいかず深入りする津原たちを待っていたのは目に見えない大きな組織犯罪だった…

    こんなことで…何の落ち度もない警察官たちが命を落としていく。やるせない…

    消費税増税を行うために…
    国民の眼を逸らすために…
    人がひとりやふたり、命を落としてもいいというのか…

    自分たちの私利私欲のために、関係のない人たちを巻き込んでいく。

    『吊るし屋』馳。彼も悲惨な幼少期を過ごし、殺し屋としてしか生きていけない人生を歩んできた。
    何か憎みきれない…

    津原がジロウにか。
    ジロウは次郎から来てたのか。

    ジウとどう繋がるのかが、見えなかった。
    東警部補も出てこない、誰も出てこない…

    新聞記事の『元SWAT隊員に死刑判決』だけで。
    『歌舞伎町セブン』のエピソードゼロだったということか。

    最後にはすっきり。黒幕もみんな消えてしまったし…
    堀田さんだけはやるせなさが残り続けるんだろうが…

    『歌舞伎町セブン』に。
    誉田哲也に嵌められ続けている。


  • 闇の横行 別の目的のための目くらまし。
    悔しくてやり切れない。
    ダークな内容の中にも温かみのある存在に心が救われる思いだった。

  • 展開が色々あって先が気になる内容だった。
    国境事変の後だったからか余計にサクサク読めて面白かった。

  • 【2023年158冊目】
    誉田哲也さんの本は本当に油断できない。

    いい感じのキャラだな〜とか思ってはいけない。なぜなら気を抜いていたら死ぬから。生死に容赦がない、死ぬ時は死ぬ、どんなに重要そうなキャラクターでも。

    仲間の絆が深ければ深いほど、崩壊した時の衝撃といったら…でも生きていればまた別の作品で会えるかもしれない、そう期待するしかない。

    今回の話も登場人物が多くて、頭の中で整理しながら読みましたが、途中で整理できる場面があったので助かりました。そして、動機がね、まじで今の日本を映すような感じでね、なんだってんだ。

    ハングって、ハングル?って思ってたら、そういう意味だったのかと、ちょっと切ない気持ちになりました。

  • ジウ·サーガシリーズ第5弾。

  • ルージュ、ノワールを読んでしまって今更ジウシリーズを順番に。いつもながら恐ろしい。フィクションでありますように。

    • アールグレイさん
      hyuanaさん!こんばんは!
      お久しぶりです♪
      恐そうな本を読んでいるんデスね。
      以前、確か百田尚樹さんの本だったと思いますが、カエルの楽...
      hyuanaさん!こんばんは!
      お久しぶりです♪
      恐そうな本を読んでいるんデスね。
      以前、確か百田尚樹さんの本だったと思いますが、カエルの楽園、という本を読んでいた・・・・気持ち悪さに途中ギブアップでした。
      それが頭に強く残っているので、カエル男・・・抵抗感を感じます。
      でも、hyuanaさんにとっては別。楽しんで下さいね。
      =*(-_-)*=
      2021/06/27
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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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