牽制 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫 と 25-28 警視庁失踪課・高城賢吾)

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年12月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122057296

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  • 【警視庁失踪課シリーズ第8作目】
    いよいよ高城が娘の失踪と向き合うようになった。自家用車を用意し、身元不明の女性の遺体が出るたび、現場に確認しに行くようになる。
    そこで、拳銃を持った新米巡査の失踪とドラフト1位の高校球児の失踪がある。
    新米巡査は自殺として処理され、交通課に移動になっていた法月が対応する。高校球児は、意図的に失踪しているようであり、高城が元野球選手の醍醐と探す。
    高校球児は見つかるが、実は意図的失踪を知っていた高校野球の監督。
    高城が関わる失踪事件で、本人が見つかるケースはだいたい関係者が知っている秘密をあかさないことで、事件が長引く。
    高城同様、読んでいて腹立たしいが、秘密にしちゃう気持ちもわからなくもない。
    期待していた高城の娘の失踪に進展はなく、次作移行へ持ち越しか、と思っていたら、最後は意味深な終わり。もしや遺体で見つかった。。。のか。

  • イッキ読みでした。

    ドラフト1位で指名された高校生が失踪したと、失踪課に依頼が来ます。

    彼はなんでいなくなったのか?

    いなくなっている間に、高校生の野球賭博の話とか出てきて、失踪中の高校生が関わっているのではないか?となってきます。

    未来がある高校生なので、その未来を壊さないように。失踪課の人達が動きます。

    最後の終わり方がすごく気になります。

  • 主軸となる展開は平凡。だが高城の過去、そして現在未来を繋ぐサブストーリーの結末を匂わせる最後の一行がこの作品の評価を左右するはず。
    次回作が待ち遠しい。

著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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