東京アクアリウム (中公文庫)

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著者 : 小池真理子
  • 中央公論新社 (2013年1月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122057432

東京アクアリウム (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • この人の小説はなぜこうも読んでて苦しいのか。たぶん、絶妙な「ありそう感」によって、たやすく自分を登場人物に重ね合わせられるからだろうと思う。特に「猫別れ」はしんどかったし、まみちゃんいい子やんけ・・・!ってなって泣いた。

  • 2013年(底本2010年)刊。久々の小池短編集8つ。初老というには些か若すぎる女性の業を垣間見せる。ここでの業は須らく人間関係だが、その対象が友であったり、父・母、夫や子、恋人(若い場合も年上の場合も)など様々。恋愛を物語の味付けにする以上、年齢的に不倫描写が多くなるのはやむを得ないが、著者の過去作での生々しい人間の毒は後景に引き、何とも枯れた感じの作風だなぁと、少々意外の感。多少は残念かも。情念たっぷりの描写が好きだったので…。殊に、認知症の母と不登校娘の間で葛藤する「猫別れ」は異質作で印象的。

  • 女性ならではの嫌らしさや痛みって、いくつになっても変わらないんだな、ということを感じた短編集。
    表面上は何でもない日常生活を送っている女性の内面を見たら、こんな感じなのかな、という小説をテンポ良く読めて、楽しめた。

  • どの話も余韻を楽しめる、大人の短編集。
    ただし、”余韻を楽しめる”ということは、
    私的に(良い意味で)中途半端な物語である、
    という解釈もできるかな。

  • 東京行きの新幹線を待つ間に京都駅で買った本。
    別に東京行きだったから「東京」アクアリウムを選んだわけではない(笑)

    小曲が一番印象的だったかな。
    あと一歩が踏み出せない、あと一言が伝えられない・・・それで後悔したことが山ほどある。
    なんだか自分の心の傷をえぐられたような話だったけど、でも、心に一番残った。

  • んー、うまい。アラフォー女性の心情がリアルに描かれている。夫、子ども、親、友達、恋愛。それぞれの悩み・葛藤・欲望が短編にまとめられていて、時々自分とシンクしてどきっとさせられる。

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東京アクアリウム (中公文庫)の作品紹介

夜の闇に沈むカフェ。かつて愛した男の霊を見たと親友が話しはじめ…(「東京アクアリウム」)。施設に入居する母が実家で過ごす最後の夜(「猫別れ」)。最終の新幹線で会いに行く、父に似たあの人に(「父の手・父の声」)。出会いと別れが日常に波紋を起こし、遠い過去の記憶が裡から静かにあふれだす。珠玉の作品集。

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