- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122057586
作品紹介・あらすじ
どうしてあの人の発想は独創的なんだろう?そう思ったことはありませんか。過去の前例が役に立たなくなった時代に、知識ばかり詰め込んでいては、むしろマイナス。必要なのは、強くてしなやかな"本物の思考力"です。「忘却は『力』である」「スポーツと頭脳」「なぜ外国語か」「歴史を疑ってみる」など、人生が豊かになるヒントが満載のエッセイ。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
外山氏の本は2作目だったと思います。
思考の整理と比べると、非常に読みやすい
わかりやすい内容だった思います。
少し古い感覚のような感じを持ってしまいますが
感銘を受ける部分も多々あります。 -
2019/8/15
とっても読みやすい外山滋比古さんの本です。自分の頭で考えるというタイトルになっていますが、半分くらいは思考の整理学とかぶる内容があって、復習がてらに読んで、あーそういえばそんなこと書いてあったなーと思い出させてくれました。
伝達の整理学、日本語の作法、空気の教育、ライフワークの思想とかこの人の色々な本を読んできましたが、結構内容がかぶっているので少し物足りないような感じも…?
思考の整理学などでも触れられていたような気がするのですが、忘却、忘れることについてとスポーツと頭脳のところは改めてそうだなあと思います。
データを蓄積していくコンピュータには人間は勝てないから知識量では勝負にならなくなった時、人間に残る強みは忘れること、忘却の力であるという視点。
忘れることは悪く言われがちだけど決して悪いことではない、というか忘れることが悪いことではないような生き方をしていくためのヒントをくれたと考えたほうがいいのかなと思ってます。
また、手紙のことや本の読み手のことについても再確認できたと思います。手紙の文化もだいぶ廃れてますが、やってみると面白いのかもとか、古典や歴史は後世の人の解釈があって初めて形になるという見方とか目からウロコでした。 -
タイトルから受ける印象よりずっと広くて面白い内容だと思う。自立した思考を持ち、自発的に行動する。そういったことの大切さをいろんな話を通して伝える感じ。読みやすくて面白かった。
-
余計な知識を遠ざけ自ら考えるという独創を貫く。文学論、エスカレーター人生、手紙のたしなみ、スポーツ論、カバーする範囲は幅広く独特の視点から論旨がまことに興味深い。忘却論に心惹かれた。時間がくれば一服。気分も晴れ晴れさせないと大きなミスにつながるからだ。加えて一息入れて気分一新すれば効率のよい仕事ができる。休むのも仕事のうち。忘れる時間、一服の時間は勉強の効率も高める。忘却は力であり飛躍のステップ台。休んでばかりの自分に明るい希望の灯をともしてくれた。
-
f.2024/2/29
p.2013/3/15 -
自分の頭で考える
・忘却は力である
・文学とは、読者と筆者の化学反応によるもの
・朝、計画を立てるべし。まず面倒なことから
・蚕のような人生。自分のためだけに生きるのはアリンコと同じ。 -
今回はかなり身の上話が多かったと思う。
-
外山さんが好きな方は好きなんだろうな、と感じます。
身の上話が延々と続きます。
あまり面白くはないですし、何らかの学びがあるわけでもない!
一冊の本から何も学ぶことができない自分の未熟さに反省しつつ、本作にお金を費やしたことに少し後悔、、、