土方歳三 - 新選組を組織した男 (中公文庫)

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著者 : 相川司
  • 中央公論新社 (2013年2月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122057609

土方歳三 - 新選組を組織した男 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ノンフィクションは苦手なのですが、
    興味がある分野については、楽しく読めるんだと実感した本です(笑)

    GWにドライブがてら函館五稜郭、江差方面まで行ってきました。
    江差には大好きな開陽丸があり、しばし箱館戦争に思いを馳せます。
    (ちなみに開陽丸は復元ですが、海底から引き揚げられた
    砲弾やサーベル、食器等が展示されていて大興奮!)

    話が逸れましたが、
    この本は簡単に言うと新選組の副長・土方歳三の伝記です。
    小説のような派手さ、華々しさはないものの、
    とても読み易い文章で書かれていて、すごく面白い。

    彼は薬売り→新選組副長→陸軍奉行並まで上り詰めたのだから、
    今更ながら、すごい大出世だなぁと思う。

    箱館政府で、陸軍奉行並の役職に就いた歳三が、
    実際に新選組を直接指揮する事はなかった…等という点についても、
    創作と史実の違いを知る事ができて、勉強になりました。

    小説、ドラマでは多分に脚色・美化されている部分があるにせよ、
    今回このノンフィクションを読む事で、ますます歳三の虜になりました!

  • 新選組「鬼の副長」土方歳三。多摩に生まれ箱館に散った三十五年の生涯を、彼が組織した新選組の変遷と対応させながら詳細に語る。
    函館旅行のための購入第3弾。個人的に一人の人間に光を当てた書き方は分かりやすく思いましたし、現代とは違う社会のシステムや新選組の戦時と平時の体制の違いなど初心者向きの一冊でした。土方さん、外見だけじゃなく中身(考え方)がすごくカッコよくてしびれた。逃げ出す味方を斬ったり怖い面もあったのでしょうが、一貫して「幕府侍」としての誇りを持っていたんでしょうね。組織を率いるカリスマ性も持ち合わせていた彼は、決して現実が見えていないわけじゃなかった。負けは見えていても自分の信ずるところのために闘い抜くことを選んだ土方がもし生き延びていたら、未来の日本人にどんな思いを抱くのか、失望させてしまうかもと思いつつも気になります。土方歳三、尊敬する日本人になりました。

  •  ある程度知識のある読者を想定しているようだが、初学者にも大変分かりやすいかと思う。諱とは何か、「天領」は明治以降の呼び方で以前は「御領」と言っていたなど、他の新撰組関係本ではスルーされそうな豆知識にも触れられており、江戸時代や幕末という時代そのものに疎いひとへも配慮がある。史料から複数の可能性が考えられる場合は、私見として、ないしは推測を提示するのみに留め、断定を避ける姿勢も好感が持てる。箱館新選組について詳しく書かれており、以前から複雑で実態がよく分からないでいたのですが、この本を読んで分かったような気がする。
     入門としても知識を深めるのにも、いずれにもおすすめの良書と思います。

  • とある切っ掛けで、土方歳三の事に興味が出て読んだ一冊。

    全体の内容として、初心者向けと言うよりは、ちょっと理解できる方向けな印象。一つを理解するにも少し時間が掛かったりと、読み応えはありますが、途中で挫折するような感じも受けます。新選組やそのメンバーの生き様を知りたいと言う人には読んでみて損はないかもしれません。

  • 土方歳三の誕生から最期までを綴った本書。
    小説ではなく、資料から考証したノンフィクションものという感じ。
    なので新選組のことを詳しく知りたい方にはおすすめしたいけど、今まで定説となっていた史実を全く知らない方にはおすすめしづらい。
    今まで定説となっていたものを覆すような考えもあって面白かったけど、そういう点である程度既にいろいろと先に知っておいたほうが比べられて面白いかと。

    ただ個人的には御陵衛士については裏を読み過ぎな気もしました…。もしそうなら、後年証言するときに『新選組にいわれてスパイとして働いていたのに裏切られて伊藤が惨殺された。我らは利用されるだけされて捨てられた』などと証言したほうが新選組に恨みがあるのなら効果的だったように思うのだけど…。それを全く言わないのであれば証言通り、今までの定説どおりなのではないかと。それとも武士としてそういうことは言えないものなのかな…?
    私はそこまで資料など読み込んでないので実際どうだったのかはよくわからないけれどその辺がちょっと気になったかな…。

  • 新選組「鬼の副長」土方歳三。多摩に生まれ箱館に散った35年の生涯を、彼が組織した新選組の変遷と対応させながら詳細に語る。新選組の平時と戦時の体制の違いなどに踏み込み、通説となっている幼少期の奉公説を覆し、世に知られる山南敬助の切腹、伊東甲子太郎暗殺事件の真実を暴き出す。新視点の史伝「土方歳三」決定版。

    中公文庫(2013.02)

  • 大河ドラマにもいよいよ登場したことだし、久しぶりに新選組ものでも。これはタイトル通り「組織」の中での序列や役目なんかを基盤に土方さんの足跡を辿る構成になっていたので、視点が面白いなと思いました。あと幕末くらいだとほんの数年で新資料とか発見されて今まで事実とされてたことが覆ったりもするので、気を抜くと地味に取り残されることに最近気付きまして(苦笑)、この本でもわりと、かつて定説とされてたことが覆されたり、へえそんな史料が発見されてたんだ!って初めて知ったことがいくつかありました。もちろん著者の推理憶測の部分もあるので、これが事実!と断定できることではないんですが、高台寺党に関しての見解は新しかったかも。

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新選組「鬼の副長」土方歳三。多摩に生まれ箱館に散った三十五年の生涯を、彼が組織した新選組の変遷と対応させながら詳細に語る。新選組の平時と戦時の体制の違いなどに踏み込み、通説となっている幼少期の奉公説を覆し、世に知られる山南敬助の切腹、伊東甲子太郎暗殺事件の真実を暴き出す。新視点の史伝「土方歳三」決定版。

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