松前の花(上) - 土方歳三 蝦夷血風録 (中公文庫 と 26-22)
- 中央公論新社 (2013年6月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122058088
作品紹介・あらすじ
元新選組副長・土方歳三らの活躍により箱館を掌握した旧幕府軍は、蝦夷政府を立ち上げる。その中には、家臣に殺された父の仇討ちに燃える娘の姿があった。一方、和菓子職人・小野屋藤吉は、蝦夷政府から戦の携行食として、食べたこともないパン作りを依頼されるのだが-。知られざる箱館戦争を描くシリーズ第二弾。
感想・レビュー・書評
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榎本武揚をTopとし土方歳三、大島圭介、人見勝太郎、伊庭八郎らが函館に旧幕府メンバーと流れて松前藩を破り新政府を樹立する。松前藩で重職を父に持つ蘭子姫が佐幕派に裏切られ殺された父の仇討ちを誓う。
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201402/感想は下巻にまとめて。
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前作と同じく、相変わらず、主人公である筈の土方は脇に回る話であり、本作の主人公は、一見、松前の花ということで男装の女の復讐劇であるかのようでありながら、実はパン職人である。
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富樫さん版 土方歳三三部作の第二弾、の前篇です。
しかし、土方はほとんど出てこず、パン職人一代記とでも
いいたくなるような感じでした。
時間軸が前作「ガルトネル」と同じこともあって、やっと土方が
出てきても、その場面は
”焼き回し?”
と、勘違いしてしまうところもあります。
ですが、まだ前篇。
富樫さんの小説は、読み飽きることはないので、
後編も楽しく読みます。