皇国の守護者2 - 勝利なき名誉 (中公文庫 さ 60-2)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122058286

作品紹介・あらすじ

東方辺境姫ユーリア率いる帝国軍に蹂躙され、北領に陥落の時が迫る。厳冬の嵐を衝き皇国水軍が残存将兵の救出に向かうも、海路"転進"を果たすまであと二日。敵の侵攻を食い止めるべく、剣虎兵大隊指揮官・新城大尉は予備隊を直率、熾烈な遅滞防御戦に挑む!

感想・レビュー・書評

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  • 北領での戦いが終結します。
    新城の剣牙虎たちも奮闘しますが、彼我の戦力差は如何ともしがたく、多くの戦友が死んでゆきます。

    敗戦の中で唯一の「英雄」となった新城には、新たな任務が与えられることに。

    <帝国>と<皇国>の体制や経済についての解説部分が複雑で、物語の展開が滞る印象もありますが、その描写があるからこそ、単なる「ライトノベル」のような軽薄な印象ではない、重厚な物語になっているのではないかと思います。

    ようやく序章の部分が終わったところ、これからの物語の展開に期待が高まります。

  • まさかの捕虜になる……。

    あれ?英雄になる話じゃなかったのかな?と思いつつ、捕虜中の新城の労働方法に只者ではない感があり、やっぱり今後が楽しみです。

  • 故国へ帰還です。
    その前に、色々ありますが、本編の最初と最後のこの違い。読んでいると、順々になので、気になりませんが、読み返そうとすると、濃厚です。
    何と言っても、前半はまだ、最後の死闘が残っていますからね。ドロドロでクタクタですよ。でも、この最後の死闘のシーンが大好きです。やりきれ無いところが沢山ですが、終わったーっ!て、スカッとします。
    後半の貴族的生活が見事にハマってます。育預という言葉で散々軽蔑されていましたが、生活はあくまで、貴族的というか、若殿様と変わりなく、ある意味、今までの行動や発言に納得です。

  • この世界観はものすごく好きです。

  • シーリーズ9巻まで楽しく読めた。
    4巻位までが一番好き。

  • 小説

  • 漫画版を先に読んでいます。読んでいて知っている部分でもメチャクチャ面白いな。
    新城が好きなのはもちろんなんだけど、元々この巻で読める金森や漆原、猪口にぐっと来て俄然ハマったようなところがあるので、感慨深く読みました
    貴族ぐらしと同期会のノリも前半とのギャップがあり、好き

  • 確かに大幅に加筆修正されている。ニュアンスや状況の解釈が変わってしまっている場面が少なくないので、文庫化と言うよりも、セルフリメイクに近いのかもしれない。しかし、校正しっかりしろ。誤植ガガガ
    おまけは短編ではなく、皇国の守護者執筆に至る道程(エッセイ)

  • 読了日:2018/02/09

  • 戦闘に終始した1巻と対照的に、今回は、新城さんの人となりを中心に語られた感じです。

    現実世界もこれほど平和的に戦後処理できたならよかったのに。この世界でそれができるのは、人間なんてどうやってもかなわない、もっと大きな存在が見ているからなのだろうけど。

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著者プロフィール

佐藤大輔
1964年4月、石川県生まれ。ゲームデザイナーを経て作家となる。戦略シミュレーション小説に独自の世界を切り開き、ミリタリーSFなどでも活躍。著書に『征途』、「レッドサンブラッククロス」シリーズ、「皇国の守護者」シリーズ、「地球連邦の興亡」シリーズ、「エルフと戦車と僕の毎日」シリーズ、『帝国宇宙軍』など多数、コミック原作に「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」ほかがある。2017年3月、死去。

「2023年 『凶鳥〈フッケバイン〉/黙示の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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