昭和怪優伝 - 帰ってきた昭和脇役名画館 (中公文庫 か 56-12)

著者 :
  • 中央公論新社
3.94
  • (3)
  • (9)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 98
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122058507

作品紹介・あらすじ

荒木一郎、岸田森、三原葉子、渡瀬恒彦、成田三樹夫…。今なお眼に焼き付いて離れない不世出の「脇役」十二人を、自らも熱狂的な映画ファン・鹿島茂が語り尽くす!「健さんが脇役だったころ〜ギャング・エイジの高倉健」ほか特別収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1960年代から70年代の日活や大映・松竹・東映などなど、映画に出ていた「脇役」12人のことや出演作品が紹介されてます。
    今でいう「名バイプレーヤー」ですね。
    この様な本を読むと、どうしてもその映画が観たくなってしまい9本ほど(この後に登録済み)観ました。
    この本がなければ、おそらく一生観ることがなかったと思うので、良い切っ掛けになりました。

    自分の生まれた年代でもあり「もう戻らない昭和の風景」を楽しみました!

    映画を観終わるとメニュー画面になりそこに他の映画の紹介があり、観たい映画が増えてしまいました。
    欲望の連鎖ですねw

  • たまりませんワ

    中央公論新社のPR
    「荒木一郎、岸田森、川地民夫、成田三樹夫…。今なお眼に焼き付いて離れない昭和の怪優十二人を、映画狂・鹿島茂が語り尽くす! 全邦画ファン、刮目せよ! 」

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      darkavengersさん
      聞いたら思い出しました!
      「温厚で優しい人柄」
      何かで見た写真は、そんな感じでしたヨ、、、
      darkavengersさん
      聞いたら思い出しました!
      「温厚で優しい人柄」
      何かで見た写真は、そんな感じでしたヨ、、、
      2020/11/24
    • darkavengersさん
      猫丸(nyancomaru)さん
      汐路章も温厚な人柄だったそうです。

      天津敏と言えば、快傑ライオン丸で敵の首領ゴースンの人間態を演...
      猫丸(nyancomaru)さん
      汐路章も温厚な人柄だったそうです。

      天津敏と言えば、快傑ライオン丸で敵の首領ゴースンの人間態を演じていたのを思いだしました。
      2020/11/24
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      darkavengersさん
      ナルホド、悪党を引き受ける方は皆そうなのかも知れないなぁ、、、
      ライオン丸、もうTVを見なくなった頃かも?タイ...
      darkavengersさん
      ナルホド、悪党を引き受ける方は皆そうなのかも知れないなぁ、、、
      ライオン丸、もうTVを見なくなった頃かも?タイトルしか知らない。。。
      2020/11/24
  • 顔と名前が一致する俳優は数人しか掲載されていないけれど、筆致が良くてぜんぶ読んでしまいました。

    常々思ってるけど、日本にはちゃんとした映画批評の土壌が無いので、シネフィルな学究者が書く文書の方がちゃんとしていて、面白い。

    この本の中で全然知らなかったけど、一番興味深かった俳優は、佐々木孝丸。翻訳業(仏語)から俳優業とは。今どきの日本人俳優は、関心が無いけれど、まだ映画の勢いがあった頃の方が、ちゃんとした俳優や個性が際立つ人結構居たんじゃ無いかなと勝手に思ってる。

    自分が知らない時代の映画や俳優の話は、色々調べていくと面白いって読んでて改めて思いました。

  • 私としてはやはり成田三樹夫と伊藤雄之助だったかな。知らない俳優の項目はちょっとピンときませんでした。

  • 文庫化で再読。きっちり増補・改訂されているのが嬉しいです。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/784614

  • 2013年10月25日、初、並、帯無
    2015年2月17日、津BF

  • ブログに掲載しました。
    http://boketen.seesaa.net/article/383835571.html
    恐るべし、コレクター気質。プログラム・ピクチャーを見まくる。
    1970年から1977年までの8年間、年平均3~400本の映画を見たという。
    1949年生まれとあるから、21歳から29歳までか。
    「世間の人が汗水流して働いている昼間から映画館の暗闇の中に身を沈め、コーラの空き瓶や新聞紙が足元に転がるガラガラの客席にだらしない恰好で座って、スクリーンに映るB、C級映画を見つめていると、自分が何の価値もない穀潰しになったような気持ちになって、ある種の自虐的快感さえ感じたものである」

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1949(昭和24)年、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。2008年より明治大学国際日本学部教授。20年、退任。専門は、19世紀フランスの社会生活と文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、04年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。書評アーカイブWEBサイト「All REVIEWS」を主宰。22年、神保町に共同書店「PASSAGE」を開店した。

「2022年 『神田神保町書肆街考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鹿島茂の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×