内村鑑三 (中公文庫 と 30-1)

著者 : 富岡幸一郎

• 中央公論新社 (2014年3月20日発売)

作品紹介・あらすじ

「宗教による近代の超克者」との内村鑑三像に、本書は根底からの転換を求める。内村はどのような「宗教」も「主義」も拒絶したのだ。そして「仰ぐこと」の全的価値にゆきつき、それによって近代人に覚醒を求める営為を提示した。このダイナミズムを解読した本書は、まるで思想のダイナマイトだ!

著者プロフィール

1957年生れ。文芸評論家、関東学院大学教授、鎌倉文学館館長。主な著書に『戦後文学のアルケオロジー』、『聖書をひらく』、『川端康成　魔界の文学』などがある。

「2020年 『遠藤周作　神に問いかけつづける旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」