植物は命がけ - 花とキノコの不思議なしくみ (中公文庫 た 86-1)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122059399

作品紹介・あらすじ

植物たちは永遠の寿命を放棄して、つぼみを生み花ひらかせるために、命がけで工夫を凝らす。サクラが春に開花するのはなぜか、どうして季節がわかるのだろう-知っているようで知らない植物の懸命な知恵としくみを、わかりやすく解き明かす。

感想・レビュー・書評

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    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99655573

  • 田中修 著「植物は命がけ」(2014.4)は、「つぼみたちの生涯」(2000.9)を改題・文庫化したものだそうです。植物の一生で最大のドラマは花を咲かせること。種族の存続をかけて、命がけで、その筋書きを描いていると。植物は季節の訪れを温度で感じている。「葉・茎・枝」は空気中の温度を、「根」は地面の温度を。そして、太陽を浴び、太陽を信頼している「葉」は、昼と夜の長さを知っていて、それに反応してつぼみをつくる。つぼみが生まれ、花(生殖器)が咲き、種子ができる。種子の姿で夏の暑さに耐え、冬の寒さを凌いでる。感動

  • 永遠の寿命を放棄して、つぼみを生み花を開かせる植物たちの命がけの工夫やその仕組みの一端を解き明かしてくれる一冊。花が咲くための規則性も初めて知りました。そしてキノコの直面する危機に、キノコ大好きな身としては大変心配に。

  • 2014/4/26 Amazonより届く。
    2016/1/22〜1/30

    田中先生の植物もの。中公新書「つぼみたちの生涯」の改題。私が読むのは2冊目であるが、相変わらずの文体で非常に読みやすく、植物の不思議さ、面白さがひしひしと伝わってくる。理科に興味がある中学生くらいが読むとちょうどいいのかなぁ。

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著者プロフィール

1946年 群馬県生まれ
1976年 九州大学大学院博士課程修了(農業経済)、農学博士
1976年 群馬県勤務、県農業試験場研究員、県農業試験場農業経営課長、
県農林大学校農林学部長、県環境保全課長、県第一課長(企画課)、
県農政課長、県民局長、県理事兼農業局長を経て、2007年3月退職

「2018年 『老農船津伝次平の農法変革論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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