うつけの采配(上) (中公文庫)

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著者 : 中路啓太
  • 中央公論新社 (2014年10月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122060197

うつけの采配(上) (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • H28.6.16-17

    (あらすじ)
    名門・毛利両川の血統に反発し、幼少期より「うつけ」と呼ばれた吉川広家。だが、叔父・小早川隆景はその将才を見込み、毛利百二十万石の采配を譲ろうとする。一方、「我こそ毛利の軍師」と自負する安国寺恵瓊は、秀吉亡き後の党派対立において、徳川家康を倒すべく石田三成に接近する。これを毛利の危機とみた広家は、ひとり立ち上がるがーー。

    (感想)
    関ヶ原で毛利は西軍につきながら、積極的に動かない作戦をとらせ、どちらつかずの蝙蝠の立場におかせた立役者といわれる吉川広家が主人公。
    結果的に毛利家を萩一国に押し込ませてしまう彼が、どのような判断でどのようにその決断をしたのか?興味深い。

    上巻は、上杉景勝の反乱から、三成が立つあたりまで。
    三成(豊臣)側につくべきだという恵瓊と、軽々に三成に乗せられるべきではないという広家の暗闘。

  • “関ヶ原合戦”は、結果的に誘い出された西軍が、東軍を囲むように戦って殲滅を図ろうとしたものの、西軍の将兵の多くが日和見し、挙句に寝返りが在って東軍が勝利したことが伝えられる。その「西軍の将兵の多くが日和見」という結果になった動きの“プロデューサー”が吉川広家だったのだ…
    その吉川広家が主人公の小説。面白い!!

  • 主人公が吉川広家で興味があり手に取った。小早川隆景や吉川元春、毛利元就はよく知られているが。関ヶ原以前と以後の広家が良く分かった。

  • 名門 毛利家の血を引きながら自らを「うつけ」と名乗り、周囲の期待の目をかいくぐり続けた男、吉川広家。叔父の小早川隆景は広家の才覚を見込み、毛利百二十万石を譲ろうと考える。

    我こそは毛利の軍師と自負する恵瓊は広家を疎ましく思っている。

    秀吉の無謀とも言える朝鮮への長期に渡る遠征で疲弊した軍を救った広家を慕う軍師たちと、秀吉の威を借る石田三成たちに流れる緊張感。

    小早川隆景の名前は知ってるけど広家については全く知識が無かった。見通す力を持ちながらも進んで前に立つ事を悉く嫌い、いつも引きの位置に陣している広家とそんな主に不満を持ちながら従う藤谷伊知介とのやり取りが面白い。

    秀吉亡き後、被ったネコをはぎ取り狸オヤジ家康は勢力図を拡大し始める。

    戦では人民は豊かにならないと信じ、領地の開拓や改善に努めたいと願う広家の思いとは間逆な方向に時代が動いていく。

  • まったく知らなかった武将でした。最近はこの手のメインとは違う周りの名将たちの姿がよく本になっています。
    この時代の人たちは本当に毎日生きているんだなぁ~と。

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うつけの采配(上) (中公文庫)の作品紹介

名門・毛利両川の血統に反発し、幼少期より「うつけ」と呼ばれた吉川広家。だが、叔父・小早川隆景はその将才を見込み、毛利百二十万石の采配を譲ろうとする。一方、「我こそ毛利の軍師」と自負する安国寺恵瓊は、秀吉亡き後の党派対立において、徳川家康を倒すべく石田三成に接近する。これを毛利の危機と見た広家は、ひとり立ち上がるが-。

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