象が踏んでも - 回送電車IV (中公文庫)

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著者 : 堀江敏幸
  • 中央公論新社 (2014年10月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122060258

象が踏んでも - 回送電車IV (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2015/1/15

  • 堀江敏幸の「回送電車」シリーズ四作目。

    このシリーズの虜になって、もう随分となるのだが、失礼なことに文庫化されるのを待ち望んでいる私にとって、書店で厳かに面を見せていたときのあの興奮といったら、ない。

    今作は、のんべんだらりな散文はやや少なめで、人物や作品に言及したものが多かったように思う。(私はのんべんだらりをこよなく愛しているので、お間違いなく)

    本当は知識がなくて読みにくい内容も沢山あるのに、堀江敏幸の選ぶ言葉の妙が気になって仕方がなくて、思い出すとまた最初から味わってしまう。
    以下、引用。


    「釣り針のような言葉」
    自分はひとりぼっちだと落ち込んだとき、ほんとうに頼りになるのは誰だろうか?両親、兄弟姉妹、友人、先生、先輩、後輩。なにも言わずに抱きしめてくれるひと、言葉も抱擁もなくただいっしょにいてくれるひと、言葉の意味が飽和し破裂して音だけになるくらい語りかけてくれるひと。誰が、どんなふうに慰め、どんなふうに励ましてくれるにせよ、最後に必要になるのは、やはり言葉である。


    引用が長くなった。
    けれど、この人のある言葉と出会ったときの、ドキンとする感じを大切にしたい。

  • 『回送電車』シリーズ第4巻。
    これまでで最も『小説に近い』印象の1冊だった。
    巻頭には詩が収録されている。詩はよく解らないが、言葉の並びが緩やかで気持ちの良い詩だった。

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象が踏んでも - 回送電車IV (中公文庫)の作品紹介

一日一日を「緊張感のあるぼんやり」のなかで過ごしたい――異質な他者や、曖昧な時間が行きかう時空を泳ぐ、初の長篇詩と散文集。シリーズ第四弾。

象が踏んでも - 回送電車IV (中公文庫)はこんな本です

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