イオニアの風 (中公文庫)

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著者 : 光原百合
  • 中央公論新社 (2015年4月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (605ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122061057

イオニアの風 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • オリュンポスの神々が、今後の人間との関わり方を決めるため3つの賭けをすることにー

    トロイア戦争を巡るヘレネとパリス、ヘレネとメネラオス。
    神々手によって退治されることはない〈彼のもの〉と呼ばれるおぞましき魔物退治に挑むこととなった英雄の子テレマコスと美しき吟遊詩人ナウシカア。
    非力な人間の思いもかけない力、若い男女に芽生える恋の予感……自らの命、人類の運命をも背負う二人が辿る波乱の道行きはー
    ギリシア神話をベースに織り上げた、絢爛たる愛と冒険の物語。


    昔読んだことがあるけど、ギリシア神話って1話1話がけっこう短くさらっと進んじゃう ーそれを詳細にふくらませたお話、という感じでした-

    アテナとメデューサの関係は切ない…
    残したオリーブはいつか実をつけてまた精が生まれるのかな-

    後書きにもあったけど、確かにトロイア戦争の発端て謎ー何故に既婚人妻だったヘレネがパリスと出奔したのかーも、この物語を読むと納得できる流れでした。

    私は後半の魔物退治の冒険物語が、セオリー通りハッピーエンドなのもあって好きです-
    本来は関わっちゃいけないのに、敵味方入り交じり、やたらちょっかいかけて邪魔したり助言助力苦言呈して後押ししたりな神々の行動立ち位置も面白かった-
    神々といっても長命と力を持ってるけど人間と変わらないんだもの。

    久々に星空を見上げてみたくなりました-

  • トロイア戦争前後のギリシャ神話をもとにしたストーリー。ギリシャ神話って理不尽だったり抽象的でよく理解できないところがあったりするのが多いですが、オリジナルストーリーとはいえ、こちらは解釈や神々も人間も登場人物の心理・性格付けが腑に落ち、実に良かったです。メデューサの新解釈にも驚くとともに納得です。ヘルメス神の暗躍がいい味出してました。オリジナルでは人間に与えるのを禁止したのは“火”とされているのを、実は“意志”であるとしたのも真実正解なのではないかと思えてきます。長くて大変だけどオススメ。

  • -

    人類の運命をめぐり、オリュンポスの神々が賭けをした! 危険な使命に挑むのは、一組の若き男女。ギリシア神話をベースに繰り広げられる愛と冒険の物語。

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イオニアの風 (中公文庫)の作品紹介

オリュンポスの神々の賭けにより、"魔物退治"に挑むことになった英雄の子テレマコスと美しき吟遊詩人ナウシカア。人類の命運を背負う二人が辿る波瀾の道行き、非力な人間の思いもかけない力、若き男女に芽生える恋の予感…構想二十年余、ギリシア神話をベースに織り上げた、絢爛たる愛と冒険のタペストリー。

イオニアの風 (中公文庫)はこんな本です

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