沖縄決戦 - 高級参謀の手記 (中公文庫プレミアム)

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著者 : 八原博通
  • 中央公論新社 (2015年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122061187

沖縄決戦 - 高級参謀の手記 (中公文庫プレミアム)の感想・レビュー・書評

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  • "戦訓を伝える為"に生き残った参謀の沖縄戦記。作戦立案の担当者だけに、戦闘期間中の軍の実情や首脳部の空気などは著者にしか書けなかった。最も筆に力がこもっているのは作戦対立のくだりで、著者の立案に反する決定に対しては、「日本人の欠点」にまで論旨が発展している。それは一面、現代にまで通じる真理があるものの、沖縄戦全体において膨大な民間人の犠牲が出たという、最大の反省点については力点は置かれておらず、結局一職業軍人の回想の範囲に留まっている印象は否めなかった。

  • 第2次大戦時に沖縄へ駐屯し、侵攻してきたアメリカ軍と戦い潰滅した日本第三十二軍の高級参謀八原大佐が綴った沖縄戦の記録(2015/05/25発行)。

    当時の日本陸軍参謀の作戦立案能力が、どれ程低かったが良く解る本です。
    例えば、必勝戦法が10キロの急造爆薬を抱えてアメリカ軍戦車に体当たりし自爆すると云うものであったり、戦力差を無視した無謀な総攻撃を行い戦力を著しく消耗するなど、ドイツやアメリカ、イギリス他の国々の参謀と比較すると著しく劣っているように感じました。

    又、元高級将校の軍人であった筈の著者ですが、海軍の提督を将軍と云っていたり、陸軍の航空部隊を当時存在しない空軍と云っていたり、陸軍の常套句である”転進”とは云わず”後退”と云っているなどなど不可解なことや、軍司令部で唯一捕虜になり逃げ延びたことに対する釈明が今一つ頷けなないなど、本書の信憑性にも疑問を感じました。

    本書、史料としてそれなりに意義のある本かもしれませんが、幻の名著と云うには大げさな本のように思います。

  • -

    戦没者は軍人・民間人合わせて約20万人。壮絶な沖縄戦の全貌を、第三十二軍司令部唯一の生き残りである著者が余さず綴った渾身の記録。〈解説〉戸部良一

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沖縄決戦 - 高級参謀の手記 (中公文庫プレミアム)の作品紹介

太平洋戦争時、日本で唯一地上戦が展開された沖縄戦の全貌。四十三年ぶりに復刊した本書は、十八万の米上陸部隊を迎え撃ち潰滅した第三十二軍司令部唯一の生き残りである著者が苛烈な戦いの経緯を描くとともに、現代日本人にも通じる陸軍の宿痾を鋭く指摘した「日本人論」でもある。

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