沖田総司 - 新選組孤高の剣士 (中公文庫 あ 75-3)

著者 :
  • 中央公論新社
4.00
  • (2)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 60
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122061507

作品紹介・あらすじ

新選組一番組頭沖田総司。天才剣士と謳われながら、労咳のため若くして独り江戸でこの世を去った。道場では短気で荒っぽかった少年時代。子供好きで明るい面を見せた壬生村の頃。近藤の養女の求愛を固辞する一方、内妻の死を悼み涙した女性との関わり。そして新選組で最も武闘派だった"剣客"。知られざるその実像に迫る書き下ろし。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まず史料としての価値が高いことはいうまでもありません。
    沖田総司と言えば、どうしても史実の彼よりも、後年の作家が作り上げたイメージが強い。
    そんな中で丹念に一つ、一つ、史料を拾い上げて読みあげているのは相川氏ならですね。

    彼の出自、試衛館時代、新選組でまさに近藤の懐刀として活躍した時代。そうして、労咳となり、一番必要とされた時に病に倒れてしまった沖田総司という人物を通して、刀から鉄砲へ、戦から戦争へという日本時代の流れを感じさせます。

    きちんと史料も当たられており、本当に良書です。(流石に昨年の9月に西本願寺で発見された新史料のことまで当たっているのは、さすがというか、驚きました。ファンとしてはありがたい一冊です)

  • 労咳に倒れ若くしてこの世を去った新選組一番組頭、沖田総司。哀しげに語られることの多い彼の生涯を追い、新視点を加え新たな総司像を作り上げる。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

一九五一年、東京生まれ。七三年、早稲田大学政治経済学部卒業。歴史、ミステリ評論家。日本推理作家協会会員。主な著書に『伊達政宗 野望に彩られた独眼龍の生涯』『上杉謙信 信長も畏怖した戦国最強の義将』『真田一族 家康が恐れた最強軍団』『新選組 知られざる隊士の真影』『土方歳三 新選組を組織した男』『斎藤一 新選組最強の剣客』『沖田総司 新選組孤高の剣士』『真田信繁 戦国乱世の終焉』などがある。

「2017年 『西郷隆盛 維新の功臣 明治の逆賊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

相川司の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
凪良 ゆう
辻村 深月
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×