本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122061507
作品紹介・あらすじ
新選組一番組頭沖田総司。天才剣士と謳われながら、労咳のため若くして独り江戸でこの世を去った。道場では短気で荒っぽかった少年時代。子供好きで明るい面を見せた壬生村の頃。近藤の養女の求愛を固辞する一方、内妻の死を悼み涙した女性との関わり。そして新選組で最も武闘派だった"剣客"。知られざるその実像に迫る書き下ろし。
感想・レビュー・書評
-
まず史料としての価値が高いことはいうまでもありません。
沖田総司と言えば、どうしても史実の彼よりも、後年の作家が作り上げたイメージが強い。
そんな中で丹念に一つ、一つ、史料を拾い上げて読みあげているのは相川氏ならですね。
彼の出自、試衛館時代、新選組でまさに近藤の懐刀として活躍した時代。そうして、労咳となり、一番必要とされた時に病に倒れてしまった沖田総司という人物を通して、刀から鉄砲へ、戦から戦争へという日本時代の流れを感じさせます。
きちんと史料も当たられており、本当に良書です。(流石に昨年の9月に西本願寺で発見された新史料のことまで当たっているのは、さすがというか、驚きました。ファンとしてはありがたい一冊です)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
労咳に倒れ若くしてこの世を去った新選組一番組頭、沖田総司。哀しげに語られることの多い彼の生涯を追い、新視点を加え新たな総司像を作り上げる。
全4件中 1 - 4件を表示