幸せの条件 (中公文庫)

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著者 : 誉田哲也
  • 中央公論新社 (2015年8月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122061538

幸せの条件 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 誉田さんの新たなる一面が見れた小説。
    わたしはとても好きでした。必要だと思えることに出会ったらがんばれるんだよね、なんか学ぶことが多かった。

  • 個人的に久しぶりに小説を読みました。3ヶ月ぶりくらいだろうか。本による違った世界に浸る感覚、良かったです。

    さて、本書はタイトルが大袈裟に感じます。もっとライトな感じがしました。農業やバイオ燃料のウンチクは為にはなります、震災の人々の日常の無常のショックも描かれています。が、それらの存在感がメインのストーリーに比べ強く感じます。

    タイトルでもある幸せを考えさせるところがボクには残ってないです。

  • 面白かった。
    梢恵の成長ぷり、どんどん前向きになるのが嬉しくって。
    梢恵のように自分が必要とした仕事に出会えるってすごいと思う。
    周りの人もステキで、文吉さん好きだな^ ^

  • この作者さんの話でこの本の前に読んだのが、今思い出しても辛くなるくらい、どうしようもない無力感に襲われるお話で、今はそういう内容の本は読みたくないなぁと思ったので、この本を読むのを若干躊躇していたのですが、あらすじと表紙のイラストから、多分、大丈夫と判断して読み始めました。

    結果として、この話は無力感どころか前向きな気持ちになれる話で、敬遠せずに読んでよかったです。

    主人公が謀らずも住み込みで農家の手伝いをすることになるので、農作業についていろいろ書かれていますが、ヒトの根元である「食」を支える農家さんはもっと優遇されてもいいんじゃないかなぁ、という気持ちになりました。

    私たちが生存していく上で、根底を支えてくれている農業従事者の方には改めて感謝しなくては、と思うとともに、素晴らしい技術や良い道具が増えて、少しでも農家さんの負担が減って、収入が増えるといいな、と思いました。

  • 仕事も恋も中途半端になんとなく日々を過ごしている東京のOL。
    突然長野へ単身赴任することになり、成り行きで農業を一から学ぶことに。
    そこでの生活は今までとは180度違っていて、彼女を大きく変えていく。


    農業にバイオエタノールに…馴染みがない上に難しく、ひとつひとつ理解もできなくて、読み進めるのにストレスを感じました。

    が、それも中盤あたりまでのこと。

    成長していく主人公の様子にとても好感が持てて、後半は一気に読めました。
    誉田さんの作品とは思えない爽やかな読後感。

  • 4.5
    農業、バイオエタノール、

  • 面白かった。お米作りすごく感激。なんか農業に携わってみたくなりました。梢恵頑張ってとエールを送りたくなりました。

  • 誉田さんの、ミステリー以外の本は
    実は初めて読みました

    最高だった!

    農家にバイオエタノールの機械売るために
    見習いに出る女子の物語

    農業やりたくなる
    っていうかこんなあったかい家族に出会いたくなる
    素敵

  • 著者が、リサイクルライフに興味を持ったのが、この作品を書く動機だとか。
    さらに、3.11の震災と原発事故が、著者の背中を押したそうだ。
    減反、高齢化、待ったなしの農業問題に焦点を当て、その魅力(もちろん過酷な条件は都会に比べるべくもないが)や必要性を描いた一方で、食料自給率についての政府のまやかしを、登場人物に批判させている。
    そして、福島第一原発は、東京電力の施設であり、関東の人がその恩恵を享受しているのに、被害を受け農地を奪われたのは東北の人々だと、訴える。

    「農業小説」ともいえるこの系譜には、テレビドラマにもなった『限界集落株式会社』(黒田伸一著)や、主人公の青年が、米つくりに出会い成長していく『生きるぼくら』(原田マハ著)などがある。
    題名とも関連するが、いずれも都会で自らの立場を見出せない者たちが、農村で生きる意味を見つけるサクセスストーリー。
    「あなたが会社に必要とされていないのではなく、あなたにこの会社が必要ではないのだ。あなたのいるべき場所は他にあるはずだ。」―登場人物の言葉。
    もっと、広く読まれるべき作品の一つといえよう。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    恋も仕事も中途半端、片山製作所勤務の「役立たずOL」梢恵に、ある日まさかの社命が下された―単身長野に赴き、新燃料・バイオエタノール用のコメを作れる農家を探してこい。行く先々で断られ、なりゆきで農業見習いを始めた24歳に勝算はあるか!?働くこと、生きることの意味を問う、『ジウ』シリーズ著者による新境地。

    震災と絡めてエネルギーの自給、食べ物の自給をテーマにした農業小説です。人生に目標が無い梢恵が、長野で農業に触れる事によって成長していく成長ものとしての展開が主ですが、結構農業について詳しく書いているので、雪かきの話しとか、田んぼ作りとか結構新鮮でした。

  • 期待して読み始めたが、正直今一つだった。

  • 田舎ぐらしに興味があり農業女子という言葉に惹かれて読みましたが、なかなかほんわかしました。ハッピーエンド。

    こんな風に自分が生きていきたい場所が出来るのかなあ。一歩踏み出してみることで、世界は広がるんですよね。


    梢恵ちゃんの場合は他者によって新しい世界へ突き飛ばされましたが、なかなかそれもよいのかなと思いました。自分の目の前に今あることをただひたすら熱心に取り組む。。なかなか難しいですがこれが一つ自分を生き方を見つけるために必要なのですかね。

  • 冴えないOLの梢恵ちゃんが、農業を通して成長し、やがて長野の農家で働くことになる話。

    途中、震災も絡んでくるので、実はそういう話なのか?と一瞬身構えたが、ちゃんと「農業」のお話しだった。
    農業にいついてもだが、バイオエタノールのことも、知らなかったので、とても勉強になった。

  • 日本のエネルギー問題に絡めた良い本だった!
    梢恵の成長とともに周りの環境も変化しいく人間関係も繊細に描かれていて読んでいて、とても面白かった。

  • ふーむ。ホントに 誉田哲也の本だろうか
    と思いながら 読み進めていった。
    環境問題。そして、バイオエタノール。
    楡周平のゼフィラムをよんだところだったので、
    問題意識は つながった。

    オコメを バイオエタノールにする という。
    食糧を バイオエタノールにするというところに
    かなりの抵抗感がありながらも
    主人公が 徐々に成長していく姿が なんとも言えない良さがある。
    ひょっとしたら、なんにも取り柄がなく、目的もなく
    彼にも捨てられる存在だった 主人公 梢恵が 
    存在をみとめられるようになっていくことで、
    自分の居場所を探す。

    何よりも 福島と言う事件が 一回り大きくする。
    コメだけでなく、炭水化物すべてが、バイオエタノールになるのだ。
    コメを狙うのでなく 竹だったら ちょっとつまらなくなるのか。

    ふーむ。
    爽やかな中にも なぜか 気になる一抹の不安。
    物語と現実のギャップに 何かが違うんだよねと思いながら
    物語にしている 誉田哲也の鮮やかさ。

  • 様々な思いを抱かせてくれる本でした。

    初めは、同年代の女性が成長するお仕事小説だと思ってこの本を買いました。
    読めば私もスッキリしたり、何かヒントが得られるかな、と思ったので。

    でも、それだけでは無かったです。
    農業の大切さ、人とのつながり、仕事に対する考え、向き合い方なども改めて知ることができ、考えさせられます。
    また、とてもリアリティーがあり、登場人物ひとりひとりが素敵です。
    農業については無知なので、私には少し難しい表現もありましたが、読み切ることができました。
    また再読したいです。

  • この本は、『ストロベリーナイト』『ジウ』シリーズの作者・誉田哲也さんの本です。今までの警察・サスペンスとは違って、”日常”というカテゴリーの本ですが、自分の幸せについて、考えさせられます。新しい誉田さんワールドをぜひこの本で感じてみましょう。(学生)

  • <印象に残った言葉>
    ・本当に必要とされる人間なんて、その役がその人でなくちゃいけない理由なんて、実際には、大してありゃしないんだ。

    ・大切なのは、誰かに必要とされることなんかじゃないんだ。本当の意味で、自分に必要なのは何か…それを自分自身で見極めることこそが、本当は大事なんだ。

    <感想>
    受動的な姿勢で何かを待ち望んでいる状態ではなく、能動的に自分から動きたくなるような状況を見つけることが、生きていく上での幸せの条件の一つ。
    バイオエタノールのための米を作付してくれる農家と契約を結ぶため、嫌々ながら「あぐもぐ」に住み込んで農業を学んでいた主人公の梢恵だったが、東日本大震災をきっかけに、作物を育てて人々に届けたいという思いを持つようになり、農業に本格的に取り組むようになった。最終的には、以前の会社を退職し、自分の生きていく道として農業を選んでいく。
    仕事を含め、いろんなことに対して、自分が必要だと思って能動的に取り組んでいるのか、常に自分に問いかけたい。
    米を作るまでの過程が除雪から収穫まで詳細に描写されていて、知識ゼロの読者にもわかりやすい内容だった。

  • おそらくこの本の著者が誉田哲也でなかったとしたら『十分に楽しめました』とコメントしていたと思う。
    農業を、しかもバイオエタノールをからめて、原発も含めて書くとすれば、中途半端な内容は許容しがたい。
    都会っ子が田舎に行って、カルチャーショックを受けながらも農業にのめり込んでいく程度なら、あえて誉田哲也が書く必要は無いと思う。
    物足りませんでした。

  • 自分探しはやめて自分探されをすべきってことかな。

  • イマドキのよく存在するワカモノ。

    何に対してもヤル気がなくて、人の責任にして逃げているワカモノ

    が、都会からど田舎に行き 農業の手伝いをしてその面白さに目覚めて行く話

    はい

    そんな話です(^^;;

  • 自分が「必要とされている」場所や仕事というのはなくて、自分が何をしたいのか、何を必要としているのかを見極めるのが大切だというメッセージを感じたお仕事小説。バイオエネルギーや農業のことも詳しく知れた。

  • 必要とされることが大切なんじゃない。
    自分が何を必要としているのか、それが1番大切なこと。

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