任侠病院 (中公文庫 こ)

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著者 : 今野敏
  • 中央公論新社 (2015年9月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122061668

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任侠病院 (中公文庫 こ)の感想・レビュー・書評

  • 「任侠書房」・「任侠学園」に続く、任侠シリーズ第三弾。

    正統派ヤクザ(?)の阿岐本組。
    所帯は小さいけれど、地元の皆さんのため日夜、努めている。
    ここに描かれる”ヤクザ”は憎めない存在。
    組長の阿岐本、代貸の日村、組員たち。
    みんなキャラクターが良い!

    潰れそうな病院の正しい立て直し方。
    それを見たようで、面白かった。

  • シリーズ第三弾。阿岐本組みたいな正統派のヤクザはいるのだろうか。いて欲しい気もするけれど、今の時代では生きにくいだろうな。昔が良かった、とは言わないけれど、今にない良さがあったことは確かだ。地域の絆、人と人との絆。
    全二作とはラストの解決方法が少し違って良かったかな。少しマンネリかな、と思いつつ、相変わらず読み終わったときに、心が温かくなるので好きなシリーズ。それにしても日村さん、今回は形無しじゃないですか。

  • 任侠シリーズ第三弾。

    今回は潰れそうな病院を立て直すために奮闘。
    病院の経営難の背景には、関西の大きな組の存在があり、抗争になりかねない。
    さらに事務所には追放運動の団体が押し掛けてきて…。

    過去の二作より危ない橋を渡っているのは明らかなのに、相変わらず余裕の組長さん。
    言葉ひとつひとつに重みがあって、かっこいい男って感じです。
    今作は特に、ヤクザたち以外の登場人物も魅力的な人が多かった気がします。

  • 阿岐本組の世直しシリーズ、病院編。世間の様々な変化によって生き残りをかけての改革に取り組みます。結局は基本的な方法によるわけですが、大事なのは「人」なんですね。3作シリーズの第3弾を読んでしまったのですが、前作品も読みたくなりました。
    このシリーズ、阿岐本組の皆さ~ん、今大変な国会、東京都もぜひ世直ししてください!と言いたくなる一冊でした。

  • 面白かった!
    組長がいつになく活躍!
    生まれながらの女たらし・真吉君のもて技に感心!
    病院の人達のプロ意識と仕事ぶりに素直に敬意をはらえる日村さんは、本人もやっぱりプロ中のプロだ。

  • 三巻を読んで初めて指定暴力団ではないという存在であること知りました。ごめん阿岐本組さん……。
    毎回出てくる刑事さんの存在が食えないのかやる気がないのか分からなくて「今回こそ裏の顔が見えたり!?」と期待しましたが、ただただ気苦労と仕事量の増加が嫌な方なのかもしれないなぁと思い始めました。
    阿岐本組は家族じゃないけど、皆でご飯を食べる風景はとても心がほっこりしました。
    見事なお裁きじゃないけれど、病院の復活を願います。面白かった!

  • 任侠シリーズ第三弾。
    なんとも言えないテンポがいい。毎度の展開なんですが、それもまた楽しめる。
    第四弾が楽しみです(^^)

  • シリーズ3作目。今回は、病院の立て直し。相変わらず、日村さんの気苦労は絶えませんが、ここぞって時の阿岐本組組長の貫録は、さすがでした。今回も、面白かったです。4作目も出てほしい。

  •  シリーズ第三弾。今回はヤクザが潰れかけの病院を建て直す話。
     現代の病院が抱える過酷な状況をさりげなく描きながら、これまでのシリーズ同様、ヤクザの親分が人間の本質をついた数々のアイデアで、内部から病院をよみがえらせていく。

     地元の立ち退き話と同時並行になっているため、病院の話が思ったよりも少なかったのが残念だったが、あまり書きすぎるとこのシリーズの軽妙さが削がれてしまうのだろう。
     どの話もヤクザのナンバー2である日村が貧乏籤を引かされ、中間管理職のような苦労を背負いこみながら、必死に仕事をまっとうしようとする姿に共感する。トップの命令がきっちり末端まで伝わるラインが残っているところは、今となってはヤクザか自衛隊くらいなんだろうか。

  • 読み始め…16.9.6
    読み終わり…16.9.7

    今野敏さんの任侠シリーズ第三弾は
    永神のオジキから持ちかけられた病院の立て直し。

    今度は病院ですか。。
    代貸日村誠司はまたもや奔走されることになります。

    それにしても阿岐本組長は
    気まぐれに何にでもすぐに飛びつく懲りないオヤッサンだけど、引き際ときたらなんとも鮮やか。
    ようやく軌道に乗りかけたか...というところでスッと退く潔さが男前。

    適当に~、、とか言っておきながら
    実は堂に入った起業のエキスパートだったりするのかもしれません。

    あまりにも鮮やかな引き際に
    こちらは未練たらたら.....(笑)

    ぜひまた何かやってください♪
    楽しみにしています。

  • 阿岐本組シリーズ第三弾です!第二弾の学園を飛ばして読んでしまいました。。それでも話の流れは分かりました!今回は病院の再建をする阿岐本組。問題はそれを邪魔してくる同業者の存在。一方、事務所の周りでも地域住民からの立ち退き運動が起こり、大変な毎日です。関係ないと思っていた二つの問題の裏に隠れていたある繋がり。任侠魂はかっこいいです。話もとても読みやすく、ヤクザがこんな活動をしているわけはないですが、親近感。前後しましたが、学園の話も読んでみます!

  • 組長はもちろんかっこいいんだけど、
    その下で細々と働くオジサマがかっこいい♪

  • 任侠シリーズ第3弾。
    苦労性の日村さん。・・・今回はあんまり苦労してないような気がする。
    健一にも見せ場を~、と思う。

  • 任侠シリーズの、話しのパターンはいつも同じだが、いろいろあって最後のハッピーエンドまで、ワクワクしながら読めまさした。

  • シリーズ物を最後まで
    飽きさせないのは
    難しいと思うが。。。

    病院なので
    もう少し深く切り込んで欲しかった・・・
    やる気の無い医者とかを
    前向きにするとか?

    とは言え
    最後はスッキリ解決!

    親分!元気でね。

  • 暴力団は困るけど、こういった任侠集団ならよいね。
    この装丁もスキ。

  • 任侠シリーズ第三弾。
    今回も爽快、面白かった。
    病院の再建に手を出した阿岐本組、一方地元では事務所周辺の住民による暴力団排斥運動が始まる。
    今回は、病院そのものの話より対暴力団、地元では対暴対法と、その道の話が中心だった。
    (電子図書 honto)

  • なるほど。確かに読み終えたくないという感想があるのがわかる気がした。良作。

  • シリーズ3作目なので、だいたい展開も想像がつき、オヤジさんを信じてついていきました。
    組の若者たちの成長と活躍、古くからの地域住民たちとの信頼関係も心強い。
    事務所に女子高生も出入りして、みんなで鍋を囲んだり、ずいぶんと穏やかな雰囲気に。

  • 「任侠病院」

    今度は病院の立て直し!
    面白かったしやっぱりホロっとさせられる。

    せっかくいいお医者さんでも院内が暗かったり壁が汚れていたら中で働いてる人の心もすさみ、患者さんも気持ちよく病院を訪れることはできない。

    基本中の基本だけど常に清潔にできれば自分たちで掃除して、受付もお花をおけば自然と笑みがこぼれる。

    ヤクザの立て直し方は本当に単純なんです。でもこれだけで本当に変われるんです。私も身の回り、笑顔、見直します!

  • 任侠シリーズ一気読みしました(^^) 警察小説ではトップクラスに面白い著者がどんなものを書くんだろうと手に取ったものでした。出版社、学校、病院など,およそ任侠とは関係なさそうなところに、入っていってしまう、小さな昔気質のやくざ一家。中間管理職の悲哀、,的なものと意外性と,筋の通ったスピーディな展開と、一気に読めました。爽快な息抜きの欲しい方、お勧めです(^-^)

  • 三作目にも係らず飽きるどころかますます面白くなる。映像化したらもっと多くの人に楽しんでもらえそう。
    あらすじ(背表紙より)
    日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、所帯は小さいが、世の中からはみ出た若い者を抱えて、天下に恥じない任侠道を貫いてきた。ところが最近、一部の地元民から暴力団追放の動きが起こり、めっきり肩身が狭くなった。そんな中、今回、組長が持ち込んだのは病院の再建話。日村は、個性豊かな子分たちと、潰れかけた病院の建て直しに奔走するが…。笑いあり涙ありのおなじみ「任侠」シリーズ第三弾!

  • なんと、泣ける。
    任侠シリーズ第三弾。
    病院建て直し!
    病院で働く人々のその志、その気概になける!
    任侠シリーズ1泣ける!あー、素敵な職場にしよう、志持って働きたい、信念持って生きたい、と思う。

    この病院で働く人々全員がかっこいい。
    フラットに、いいところを見つけていく、という人間関係を自然に持てる人でありたい。

    「人を助けるのが、医者だって?それは違う。医者は、人を診ているわけじゃない。幹部や症状を診ているんだ。…患部を治療し、症状をなくしたり、軽くしたりすることに全力を尽くす。それが医者だ。そして、それを検査技師や看護師がフォローし、ケアする。さらに、医療事務がそれをサポートする。わかるかい?人を助けるのは、医者じゃない。俺はそんなに思い上がってはいない。人を助けるのは、病院なんだ。病院のみんなで人を助けるんだよ。」p350
    2015.10.23

  • ヤクザが病院の経営改革に乗り出す。シリーズ第三段。

    と言いながら、いきなりこの本を手にしましたが学園改革、出版社の改革などのお話があるようですが違和感なく入り込むことができました。

    ヤクザと言うとどうしても怖いものと言う先入観が先に立ってしまいます。ただ、このシリーズに登場する阿岐本組は所帯は小さいが、地元住民とも上手くやって来た任侠道を貫く。

    病院経営にはリネンやレセプト、清掃などの様々な利権が存在すると言う。ひとの生き死にを扱う場所ではあるけど、やはり世の中は金次第と言うことなのかな。

    私利私欲に走るのは民間の企業や政治家だって同じ。本当に怖いのは、先入観が先にたってしまいそのひとたちが本来持つ役割や立場を忘れてしまうことかなと思う。

  • 任侠シリーズの第3弾。倒産寸前の出版社、荒廃した私立高校の再建に続き、今回、安岐本組が立て直すのは潰れかけた病院…またまた大貸の日村誠司が組長の命令で、慣れぬ病院業界で奔走することになる。

    思わぬ敵の出現に一筋縄では行かない病院の立て直しと並行して安岐本組に降りかかる試練に、最後まで一気読み。ラストは任侠道を貫き、損得を考えず、義を通す極道の姿に思わずホロリとさせられた。

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任侠病院 (中公文庫 こ)の作品紹介

日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、所帯は小さいが、世の中からはみ出た若い者を抱えて、天下に恥じない任侠道を貫いてきた。ところが最近、一部の地元民から暴力団追放の動きが起こり、めっきり肩身が狭くなった。そんな中、今回、組長が持ち込んだのは病院の再建話。日村は、個性豊かな子分たちと、潰れかけた病院の建て直しに奔走するが…。笑いあり涙ありのおなじみ「任侠」シリーズ第三弾!

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