- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122061743
感想・レビュー・書評
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先に任侠学園を読み、前回の書房の時は……。というのが何回か出てきていて、その書房の時のことも本になっていると知り、読みました。
色々と難題?というか、そういうことを言い出す親分。親分の言うことは絶対という日村のコンビがいい感じです。
しかも、親分はちゃんと運も持ってます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4.2
面白かった!
ヤクザものは殆ど読まないのですが、作者からの流れで手を出してみました。
読みやすく、そこそこ痛快で娯楽として読むには楽しめました -
任侠シリーズ第1弾。
面白い!!
トラブルの連続を
爽快にクリアーしていくのが
スカーとします。
人情にジーーン♪♪ -
いわゆる、「渡世の仁義」をわきまえた、ヒーロー的な「やくざ」が活躍する話です。
暴対法による一般社会からに締め付けや警察の監視が高まる中、昔ながらの方針で堅気に迷惑をかけないよう、筋や情けを重んじている阿岐本組の代貸(若頭)・日村が主人公です。
もちろん、法律の影で商売をしている稼業ですから、現実にはこのような「漢気」だけで割り切れる部分はないのだろうということはわかっていても、やはり「男」の生き方として筋を通し、面子のために我慢をし、時には怒りを爆発させる「本職」の迫力はかっこよさを感じさせます。
組長の阿岐本も昔ながらの博徒として、また人心を掌握する術にたけた「リーダー」としてよいキャラクターに描かれています。
笑える場面もあり、(実際にはそのようなことはないということはわかっていても)「やくざ」の世界の辛さと「粋」を感じる場面もあり、楽しんで読むことができました。特に組員の任侠道が堅気の人たちに理解され、互いに分かり合うような場面は感動的でもありました。
ぜひ、次のシリーズ作品も読みたいと思わせてくれる作品でした。 -
『学園』を前に読んでいたが、任侠シリーズとしては、こちらが第一弾らしい。カバーがど派手になり、つい手に取ってしまった。
この主人公たちは、暴力でことを済ませる暴力団ではなく、弱きを助け強きをくじく昔からの任侠を貫く”心優しき”やくざたち。彼らは金が万能の社会に異を唱え、面子―あるいは誇りと言い換えてもいいか―を何よりも重んじることを信条とする。現代の日本人が忘れかけているものを、持っているといえるかも。
だから読んでいてもカタルシスを感じ、その世界に郷愁すら覚えてしまう。 -
任侠道をわきまえた阿岐本組のヤクザが、汚くズル賢い堅気たちを懲らしめ、正気を失ったサラリーマン達に活を入れるユーモア溢れるファンタジー。無茶引き込まれた。爽やかな読了感に☆5つ!
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警察小説の今野敏先生の、ナント真逆の存在のヤクザ小説、ってことで前からこのシリーズには興味津々でした。まとまった時間みつけて挑戦!
期待に添った素晴らしい気分のスッとする内容でした。
シノギとかゲソとか業界用語あったけど、素人よりも、より素人みたいなピュアで強い人間たちの愛の物語。褒めすぎかな。 -
一気に読める‼️