獅子は死せず(上) (中公文庫 な 65-3)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122061927

作品紹介・あらすじ

朝鮮の陣での武功にて加藤清正ら名だたる名将に絶賛されるも、関ヶ原の合戦で西軍についたため領地没収された毛利勝永。土佐・山内家に寄寓し、失意の日々を送っていた男は、豊臣側の密使来訪を受け、名誉挽回を賭けて決戦の地・大坂へ馳せ参じる!『うつけの采配』の著者が、大坂の陣を舞台に描いた傑作歴史小説。

感想・レビュー・書評

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  • 帝國圕書館の出典すらも、勝永様の妻に対する優しさと気遣いは突出しているのだけど、本作も例に漏れず。
    どんな人材に対しても可能性と自身への戒め、向上に変換していたからこそ
    『寄せ集め部隊で大活躍』
    という史実に寄せてて成程。
    ほんと、若い頃からこんなに活躍するのに、なんで有名武将じゃないんだろう……。

    下巻はいよいよ夏の陣。
    でもその前に一波乱あるようでワクワクします。

  • 「“大坂の陣”の群像」と呼ぶべき人物の中、非常に大きな活躍をしながら、やや知名度が低い毛利勝永を主人公に据えた時代モノ…愉しい!!

  • 加藤清正ら名だたる武将にその武勇を賞賛された武将・毛利勝永。関ヶ原の合戦で西軍についたため、領地没収をされた男が、大坂の陣で最後の戦いに賭ける!

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著者プロフィール

中路啓太
1968年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得の上、退学。2006年、「火ノ児の剣」で第1回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞、作家デビュー。2作目『裏切り涼山』で高い評価を受ける。綿密な取材と独自の解釈、そして骨太な作風から、正統派歴史時代小説の新しい担い手として注目を集めている。他の著書に『うつけの采配』『己惚れの記』『恥も外聞もなく売名す』など。

「2022年 『南洋のエレアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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