- Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122062917
感想・レビュー・書評
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純愛から起こった
『カクメイ』事件
寂しい結末詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2028.2.6-112
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まだインターネット等がない時代のミステリーは好き。
最後のほうで怪しい人物が新たに現れたから、大どんでん返しがあるのかと思ったけれど、最終的には津田もあんな最後だし、少し残念だった。
1980年代はまだ小学生だったため、この本に出てくるバカな番組はおそらく、両親から見ないように制限されていたように思う。
今もあまりテレビを見ないけど、テレビ局が健全な番組を作ってくれるといいな、と思った。 -
1980年代のバブル経済に浮かれる日本を舞台にしたミステリー。江戸川乱歩賞作家が過去の善き時代へのオマージュと、今もなお続く格差に翻弄される若者たちを描く。交通事故の遺児である津田修介と檜山暁夫、橋本希美子の三人の高校生の出会いが前代未聞のカクメイ事件へとつながる。
確かに、あのバブル経済時代にテレビ局はバカな番組を数々生み出し、自分も含め、多くの日本人は何の疑問も抱かずにバカな番組を楽しんでいた。明るい未来が永遠に続くと勘違いしていたあの時代…
少し込み入ったプロットの割りには事件の真相と結末があっさりと見えてくるのが残念。若者たちの怒りのエネルギーがもっと伝わって来ても良かったのだが。 -
視聴率が一定を超えたら、人を殺す。バブル期の超人気お笑い番組に届いた脅迫状の背後に秘められた哀しい純愛とは?