クランIV - 警視庁機動分析課・上郷奈津実の執心 (中公文庫 さ 65-8)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122063266

感想・レビュー・書評

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  • 神の核心に迫りつつある「クラン」のメンバー達。迫真の駆け引きの模様が描かれる第4作。う~ん…実は4巻で完結するのかと思ったので、一気に読んだのだけど、続くことにまず愕然。終わりじゃないんだ…でも、4巻までで第一部は完結って感じがする。今までの謎はほぼ解けて、ここまでの展開は久々に面白い警察小説に出会えた!って感じ。あくまで渋谷にこだわったり、カリスマ的存在を敵にして闘う「クラン」のメンバー達は誉田哲也の「ジウ」を思い起こさせる。「ジウ」ファンにはお勧めしたいシリーズ。

  • 全容がほぼわかってきました。夢みたいな話だけど、現実にはありうるかも。だから一部の既得権者の間でひた隠しにするのも理解できるし、実際にそういう世の中です。自分や自分の大切な人の命を手玉にとられたら、どんなに使命感に溢れた人でも一度は屈してしまうだろうな。あの渋谷のスクランブル交差点の儀式、気持ち悪過ぎ。世界で「神」なんて呼ばれてる人なんて悪魔とどう違うのかさっぱりわかりません。上郷さん、あっぱれ!最初からわかってたとはいえ、相手の正体がわかるにつれクランが余りに少人数過ぎて、どうやっても討ち死にしか結論がない気がして。あ~、どんな形であれ最後までみんなが生き残ってほしいけど無理なのかな。晴山さん、何で神に好かれてるのかな?まっすぐだから?

著者プロフィール

沢村鐵
一九七〇年、岩手県釜石市生まれ。二〇〇〇年 『雨の鎮魂歌(レクイエム)』でデビュー。著書に「警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結」シリーズ、「クラン」シリーズ(以上、中公文庫)と、その番外編『ゲームマスター 国立署刑事課 晴山旭・悪夢の夏』、「極夜」シリーズ(以上、祥伝社文庫)のほか、『あの世とこの世を季節は巡る』、『はざまにある部屋』(以上、潮文庫)、『謎掛鬼 警視庁捜査一課・小野瀬遥の黄昏事件簿』 (双葉文庫) などがある。
ウェブサイト〈沢村鐵のフィラメント〉http://www.t-sawamura.net/

「2023年 『世界警察4 悠久のフロスティグレイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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